2010年06月10日

■□ iPadと船&海の親和性 □■

待ちに待ったiPadが日本でも5/28に発売されました。
発売と同時に、個人的にゲットしてしまったので、さっそくレポートを。
船の上でも使えるツールとなり得るか、調査してみようじゃないですか!

1.AISを使う
一つ目は、AIS関係のアプリ。
iPhone用では何種類かでていましたが、iPad対応のアプリは現在1種類のみ。
地図上でaisの情報が表示されるアプリが公開されています。

ShipFinderHD
Free版(期間限定版)もあり。
通常アプリは\900
http://itunes.apple.com/jp/app/ship-finder-hd/id363360636?mt=8

では実際の利用イメージをどうぞ。

写真1.PNG
銀河丸発見

写真2.PNG
海王丸発見

写真3.PNG
日本での対応海域

ちなみに、iPadの3GモデルにはGPSが搭載されています。
WiFiモデルには残念ながらGPSは搭載されていません。
現在地を取りながら、AISを楽しむためには3Gが必要です。

大きな画面で地図をぐにぐに動かしながら、追随する船舶の
情報を確認するのは楽しいです。
操作は簡単ですし、アプリの立ち上がりも早いため、
船舶での利用もできそうです。

2.防水性を高めてみる
iPad用の防水パックはすでに発売されているようです。
http://www.focal.co.jp/product/detail.html?id_product=2643
こちらを使ってみるのもありですが、気軽に試せる方法ということで、
台所にあるジップロックで防水性の確認と操作感を試してみたいと思います。

ジップロック(フリーザーバッグ)
サイズ:大(縦273mm×横268mm)

このサイズですと、iPadを横向きにして入れてちょうどいいぐらい。

P1010746.jpg
ジップロックの中のiPad

写真のiPadはシリコンの衝撃吸収用のカバーをセットしているのでもう少し大きいですが。

袋に入れて出来ない操作は、ロックボタンのON/OFFのみで他は問題なく動かせます。
画面の操作もほとんど違和感ありません。
ロックボタンについては、画面の向きが船の揺れでぐらぐら変わるということは
無いとは思いますが、利用にあわせてON or OFFしてから、袋に
入れておけばいいのではないでしょうか?

3.ストラップの取り付け
日本人は携帯する端末にストラップをつけるのが好きです。
根付け文化の国ですね。
ところが、iPadはストラップホールがありません。
ケースにストラップが付いたものを使うのも手ですが、
ここはSaltyFriendsらしく、工作の時間。
ロープワークでiPadを固定してみましょう。

こんなのを作ろうと考えているわけです。

note.png
(イメージ図)

で、30分ばかり。。。作ってみました。

P1010750.jpg
(製作物)

うーん、ちょっとなんだかなぁ、、、ですねぇ〜〜
もう少し細いロープがいいのかも知れませんね。

簡単に作り方を書いておきます。

材料:ロープ 2m程度のもの 1本
1.iPadを裏返しにしてテーブルにおく
2.ロープに3個の輪を作る。輪の位置はiPadの四隅に引っ掛ける位置で。
3.最後の一つの角で、ロープの両端を結び、角を包む形で表面でも
結び合わせる。
4.あまったロープを、角のロープ輪に通していき適当に絞る。
5.ロープの末端を適当にループ状などにして完成。

作っている最中に写真でも残しておけばよかったのですが、
意外とメンドクサイ作業で撮影を忘れてしまってました。
(詳しい説明がいる方はコメント欄にでも書いてください)

まあ、Ziplocに入った状態でもロープで固定できるので、
船内でどこかに引っ掛けて使うには便利じゃないですかね?


4.まとめ
他にも船舶で利用できそうなアプリはたくさんあるようです。
船舶のルール(マリン:ルールとシグナル)や潮汐確認用の
アプリなど船上での利用を意識したものや、ロープワークの
HowToもあるようですね。

そして、なんと海図用のアプリも出ているようです。
現在のところアメリカ沿岸のものが中心のようですが、日本沿岸も
ぜひ登場を期待したいところ。

Charts&Tides
http://itunes.apple.com/jp/app/charts-tides-west-coast/id333226190?mt=8

iNavX Marine Navigation
http://itunes.apple.com/jp/app/inavx-marine-navigation/id286616280?mt=8

揺れる船上では、パソコンのマウス操作よりも、iPadの
タブレット操作の方が使い勝手は上だと思います。
結論は、、、防水性さえなんとかなれば、まじめに船の上で
使える道具になると思います。
ただ、アップルらしく壊れやすい繊細な機械というイメージが。。。
パナソニックのタフブック並のガッチリ感があるiPadとかがでたら、
最高ですね。

以上、船でのiPad利用について、レポートでした。



<おまけ>

P1010749.jpg
ロープで遊ぶのは楽しいもんです。

(みっきー)
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■□ よろず帆船人突撃インタビュー〔43〕 オランダ<エウロパ> ボランティア医師 レエン・ブラバーさん□■

<エウロパ>の船医として、ペルーのカヤオから乗船してきたブラバーさん。
乗船早々、トレイニーたちのひどい日焼けや船酔いの手当をするかたわら、
他のメンバーと同じようにロープを引いたり、食器を片付けたり。

Salty Friends通信のインタビューをお願いすると、気さくに「いいよ」と
OKして下さいましたが、実はオランダ国王からナイトの称号を賜ったばかり!
という畏れ多い方なのです***(平伏)


お名前:レエン・ブラバー
御生年:1947年(63才)
国籍:オランダ
御職業:医師(General Practitioner『GP』総合医 )
御趣味:カヤック(海、湖)、キャンプ

Leen 2.jpg


以下レエン・ブラバーさん:LB(敬称略)
Salty Friends:SF

SF:なぜこのお仕事を選ばれたのですか?

LB:もともと人と関わったり、手助けしたりするのが好きな性分なんです。
  12才の頃にはもう、将来は医者になるんだと決めていました。理由?医者
  になれば外国に行けると思って(笑)。
  で、医者になってから念願通り、アフリカのザンビアに赴任しました。三
  年間の任期で、妻と子供一人の三人で行ったんですが、下の子供が向こう
  で生まれましてね。帰国する時には四人になってました!
  

SF:どうしてこの航海に参加なさったんですか?

LB:とにかくセイリングが好きなんです。<エウロパ>での航海はこれが4度
  めになりますが、毎回2週間から4週間ほど、休みをとって乗っています。
  アルゼンチンのウシュアイアからケープホーンを通って南極まで、8週間
  乗ったこともありますよ。

  私の場合は、総合医としてのスキルを提供するボランティアクルー。つま
  り乗船地までの交通費は自腹ですが、乗船費用、食費などは船持ちです。


SF:船内でのお仕事について、教えて下さい。航海中、手術を執刀なさったこ
  とはありますか?今まで担当なさった中で、大変だったのはどのような
  ケースでしょうか?

LB:そうですね、頭などを切ったりした人の縫合手術は何度かありますよ。
  手術ではありませんが、今までの患者で大変だったケースと言えば、トレ
  イニーとして乗っていた糖尿病患者の女性が、ひどい船酔いからダイアベ
  ティック・コマ(糖尿病性昏睡) に陥ったことがありました。
  昏睡から覚めたあとも血糖値を下げないよう、二時間ごとに飲食物を与え
  続けなければならず、大変でしたね。

  少し専門的な話になりますが、これは糖尿病と重度の船酔いが重なった
  ケースです。あとで解ったことですが、この場合、通常のダイアベティッ
  ク・コマより深い昏睡状態に陥ることが判明しました。つまり新しいタイ
  プの糖尿病症状だったんです。

  このことから、糖尿病を持病に持つ人は練習帆船の常勤クルーになるべき
  ではない、と私は思っています。慣れていても絶対に船酔いしないとは限
  りませんし、夜間のヘルム(操舵)やマストに登っている時に発症したら、
  それこそ乗組員全員の命に関わりますからね。

  あと航海中の仕事と言えば、予防接種とか。とくに南米を例にとると、こ
  れから行くパナマは入国の際、黄熱病のワクチン接種証明書が必要になり
  ます。

Leen 1.jpg 
左上:お医者さん、といえば聴診器!手前の箱は薬箱。


SF:なるほど、船酔いと糖尿病ですか…。意外な組み合わせですね。
  それでは経験なさった4回の航海のうち、一番印象に残ったのはどのあた
  りですか?

LB:そうですね、アフリカ大陸の西側にトリスタン・デクーナという小さな
  島があるんですが、この付近を航海中、すごい嵐に遭遇したことがありま
  す。
  ほぼ定員いっぱいの 50人ほどが乗り組んでいましたが、嵐が続いた二日
  間、キャプテンは全てのハッチを閉めさせて、誰もデッキに出ないよう厳
  命しました。いやもう、今まで経験したことのないすごいヤツでしたね。

  一番感動したのは、モンテビデオにある無人島、サウスジョージア島かな。
  エクアドルのガラパゴスも素晴らしいですが、最近は観光地化が進んで、
  人の出入りが激しくなってしまいましたから。
  サウスジョージア島は、入島するのに政府の許可が必要で、専門ガイドの
  同伴なしには入れません。さまざまな種類の鳥たち、トド、ペンギン、カ
  メなどに出会え、その野生の素晴らしさには本当に感動しました!

medicine chest.jpg oxygen inhaler.jpg
右上:薬箱のアップ。なんでも揃ってます。
左下:こっちは酸素吸入器。薬箱が入っている棚の横には、タンカも。


SF:今回の航海でも、クジラをはじめ色々な動物に会えましたが、本当に「生
  きるために生きている」野性動物たちって、すごい迫力ですよね。
  ところで今回、南米の帆船まつりはいかがですか?以前の航海で、このよ
  うなイベントに参加なさった経験はお持ちですか?
  
LB:帆船まつりに参加する航海は初めてです。でも僕はどっちかというと、
  単独で航海する方が好きだなぁ(笑)。
  こういうイベントはなにかと時間や行動に制約がありますからね。やれ何
  時にどこそこポイントにアンカレッジ(投錨)しろだとか、パレード中は
  何ノットで走って船同士の間隔をキープしろだとか。

  あ、でも他の参加帆船が見られるのは、そりゃ楽しいですよ!
  僕はカヤオから乗船したんですが、あまりの混雑(注1)に、他の船を見学
  することができなかったんです。グアヤキルに着いたら、ゆっくり観てま
  わるつもりです。
  
Leen climbing.jpg
展帆した時セイルの下端がめくれ上がらないよう、バントラインに細工するた
め一緒に登った時の写真。


SF:ペルー海軍は大型の練習帆船を持たないので(注2)、一般の方は物珍しさ
  もあったんでしょうね。経済的に難しい部分もあるかと思いますが、ぜひ
  ペルーも大型帆船を持って欲しいものです。
  さて、では帆船を使ったセイルトレーニングについて、何かお考えがあり
  ましたら聞かせて下さい。

LB:いい事だと思いますよ。とくに若い人達にとっては、一生の思い出になる
  素晴らしい経験になるでしょう。
  ただ、海軍の船と民間のそれとでは、当然ですが趣旨が違います。海軍で
  は、より良き海軍軍人になるために訓練する訳で、我々のような民間の船
  は船乗りを育てるのが目的ではありません。もちろん、商船や漁労関係の
  組織に所属する船は別ですけど。

  さまざまな国籍を持った、さまざまな年齢層の人々が、同じ船で一緒に働
  くことでお互いを理解し、助け合う。セイルトレーニングがもっと普及す
  れば、世界のあちこちで続いている悲惨な戦争や犯罪が少しは減るのでは、
  なんて考えたりします。

SF:本当にそうですね!
  では最後に、SFになにかメッセージをお願いできますか?

LB:OK!
  Be“Friends”!(W塩友Wになりましょう!)
  No fighting! (ケンカしないでね!)

ダンクゥウェル!どうも有り難うございました!

Leen working.jpg
ただ今お仕事中。黄熱病予防接種済みのリストを前に。


いつもニコニコ、優しいレエンさんはインタビューの数日前、オランダ大使館
主催の船上パーティで、国王陛下からなんと!「ナイト」の称号を授与された
ばかり。(もちろん正式な授与式は帰国後に行われるのでしょう)
これは彼の、オランダ癌協会における17年間の献身的な活動に対する褒章との
こと。

奥ゆかしいレエンさんは、「僕にそんな価値はないよ」と謙遜なさいますが、
ひと航海ご一緒しただけの私でも、彼がどんなにホスピタリティあふれる素晴
らしい方か、そして如何にナイトの称号を受けるに値する方か、容易に理解す
ることができました。本当におめでとうございます!

(インタビュー&翻訳:Qたろー)


(注1)カヤオでの一般公開は一日のみ。この一日だけで1,5000人が来場し
会場の海軍基地ゲート前には、数キロに及ぶ行列ができた。
(関係者対象の公開日は、その前日と前々日の二日間)

(注2)ペルー海軍も<マルテ>という小型の練習帆船(ブリガンティン)を
所有している。船団のカヤオ入港時は歓迎のため伴走し、可愛らしい姿を
披露していた。
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□■ よろず帆船人突撃インタビュー [44]海洋プロデューサー 今井常夫さん □■

 世界の海で帆船にかかわる人々との対談を通してつづっていく、よろず帆船人突撃インタビューのコーナー。
 今月2本目の「よろず」は、日本のセイルトレーニングを語る上で欠かすことのできない人物、元日本セイルトレーニング協会事務局長で、帆船海星や帆船あこがれのプログラム、数々の帆船祭りや帆船レースの運営にかかわってこられた、今井常夫さんにご登場いただきます。

^^^^^^^

[SF] ご無沙汰しております。
 今井さんといえば、僕の中では「帆船のあるところ今井さんあり」という印象なのですが、実際、さまざまなシーンで長年にわたってご活躍されてきていますね。帆船<海星>の立ち上げや大阪市の帆船<あこがれ>のプログラム運営は言うまでもありませんが、継続的に雑誌に船関係の記事を執筆されていたり、横須賀帆船まつりや、慶長使節復元船<サンファン・バウティスタ>の展帆をプロデュースされたり。

[ I ] そうですね。何をしているのかよくわかりにくいとは思いますが、海洋プロデューサーという肩書もいつのまにかできました。(笑)

[SF] それぞれの帆船のことや帆船まつりの裏側など、伺いたいことが山積みなのですが、まずは原点に帰るというか、セイルトレーニングというものがいったい何なのか、歴史的側面からお聞きしたいと思います。

[ I ] セイルトレーニング、と呼ばれるものが世界にひろがっていく契機になったのは、1956年にイギリスで開催された帆船レース(Tallships' Race)です。これは、世の中から消えていこうとしていた帆船たちに最後の晴れ舞台をという、いわば時代の変わり目での最後の打ち上げ花火、というような位置づけのイベントでした。

[SF] それ以前はセイルトレーニングというものは存在しなかったのでしょうか?

[ I ] それ以前も、海軍や商船の練習船として多くの大型帆船が活躍していましたし、小型帆船やヨットを使った活動は資産家や篤志家によって行われていました。しかし、この帆船レースがきっかけとなり、帆船を舞台装置にした教育プログラムが、10代後半から20代前半の若者たちの人格形成に有効であることが、広く一般に認められるようになったのです。

[SF] たしかに、セイルトレーニングにはそういう要素がありますね。
 僕が初めて船に乗ったのは20歳をすぎてからですが、バックグラウンドの異なる人たちと、船という限られた環境の中で生活をともにするとうことは、ものすごくエネルギーのいることでした。
 学校だと自分が居心地のいいな、と思う人たちとしかつきあわなくていいわけですが、船の上ではそうはいかない。もちろん最初から気が合うな、と思う人もいますが、考え方や、年齢、人種が異なる人たちと、とにかくコミュニケーションをとって、協力してやっていかないといけない。けれど、結果としてそういう人たちとものすごくわかりあえて来るんですね。ああいう環境はなかなかないな、と思います。

[ I ] 帆船レースの話に戻しますと、この「最後の打ち上げ花火」が、思いがけず大きな反響を呼び、またやろう、ということになったのです。結果として、レースの実行委員会が形を変えて、エジンバラ公を名誉総裁とする、セイルトレーニング協会(The Sail Training Association)が設立され、この帆船レースは定期的に開催されることになりました。

[SF] 70年代以降、ウイスキーのカティーサーク社がスポンサーにつき、カティーサーク帆船レースと呼ばれていたあのレースですね。バーで帆船のロゴの入ったボトルを見るたびにちょっと熱くなります。(笑


ORP_ISKRA(c)SaltyFriends.JPG
ポーランドの<イスクラ>。

[ I ] ええ、04年からは再びThe Tall Ships Races(文字通り「帆船レース」)に戻りましたが、今でも毎年場所を変えながらヨーロッパで開催されています。ちなみにこの夏のレースは、7月10日のベルギーのアントワープの帆船まつりをスタートに、デンマーク、ノルウェー、イギリスの4都市を1カ月かけてまわります。大型帆船だけでも30隻、小型まで入れると90隻という規模。レースのスタートの光景はさながら大航海時代、という迫力があると思います。

 そしてこの帆船レースの歴史と並行して各国でセイルトレーニングのための帆船が建造されました。
 たとえば、英国では<サー・ウィンストン・チャーチル>や<マルコム・ミラー><ロイヤリスト>などがセイルトレーニング用の船として登場しました。その後、障害をもった人でも乗ることができるように設計された<ロード・ネルソン>、その姉妹船である<テネーシャス>なども出てきます。船内を車いすで移動できるようにエレベータが設置されていたり、視覚障害者のために足で確認しながら進めるようにデッキ上にガイドが設置されていたり、さまざまな工夫が凝らされています。

Tenacious(c)SaltyFriends.JPG
イギリスのジュビリー財団が運営する<テネーシャス>
車椅子のまま、マストに登ることができる。

[SF] 今ではヨーロッパと並んでセイルトレーニングの盛んな場所、アメリカやオセアニア、そして日本の話を次回はうかがっていきたいと思います。本日はありがとうございました。


〜〜〜〜〜

『世界の艦船』7月号に今回ご登場くださった今井さんの執筆された記事
「沿岸海上交通の課題と今後」が掲載されています。
http://www.ships-net.co.jp/detl/201007/indexj.html

cover-sekainokansen.jpg
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■■ 編集後記 ■■

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◆◇◆編集後記◆◇◆
******************************************************************

南米から帰ってしばらく怒濤の忙しさだったので、Velas Sudamericaで
撮ってきた写真は、半月ほど放ったらかしにしてました。
さてそろそろ、と思いネットブックにためていた写真を普段使っている
PCに移したところ、ななななんとその数1,777枚!!!

たくさん撮った、という自覚はあったんですが;;;というわけで
まだ全部チェックできていません。航海記は来月からボチボチ始めようかな、
と思っております。長くなりますので、しばらくお付き合い下さいね。

<サグレス>では、思っていたよりスペイン語が通じて助かりました。
横浜での一般公開が土日と重なったら、SFボラチームで一般公開の
お手伝いしたいなぁ♪

メッセージの宛先は全てコチラ ⇒ stbd@saltyfriends.com。
みなさまからのお便りお待ちしています!
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帆船で 海、 行く?『Salty Friends通信』毎月10日配信
 ★編集:Qたろー(SaltyFriends http://saltyfriends.com
 ☆配信先アドレスの変更・配信停止をご希望の方はこちら
  ⇒https://regssl.combzmail.jp/web/?t=df20&m=u2sn
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2010年05月10日

☆ SaltyFriends通信 5月号 ☆

OoOoOoOooooo  ooooOoOoOoOoooooooo  
o☆oOo           oooOoOoOooooo
Ooo                             
o   〜 帆船で海、行く? 〜
   
     ★★ SaltyFriends 通信 ★★ 73号   2010.5.10

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〜〜〜〜〜〜〜〜帆船の最新情報は ⇒ http://saltyfriends.com 〜〜
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こんにちは!SaltyFriendsのみっきーです。

ゴールデンウィークも終わって、暖かな5月。
五月病にかかる暇なく??夏に向けてのイベント目白押しです。
大阪からは遣唐使船も出港しました。詳しくは記事にてご確認くださいね!

ではでは、5月のSaltyFriends通信も元気に出帆!
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
posted by SaltyFriends通信 at 10:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

■■ 目次 ■■

┏┓
┗■ 5月のSaltyFriends通信 ==================

┏◆ スターボード&ポートカレンダー

┣◆ CH.16

┣◆ 奈良で遣唐使が熱い!!

┣◆ 角川の遣唐使船が上海万博に向け大阪を出港!

┣◆ カイくんの「帆船に乗ろうかぃ!」 不定期その2(服装編)

┗◆ 小さな小さな帆船と1日デート〜横浜から伊東まで〜
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■■ スターボード&ポートカレンダー ■■

=================================

******************************************************************
■■■■■■■■ スターボード&ポートカレンダー ■■■■■■■■
******************************************************************

OOoo.. "生"の帆船&オカのイベントのカレンダー。
「こんなのありますよー」というみなさんからの情報お待ちしています!
stbd(at)saltyfriends.comまでお寄せ下さい。..ooOO

◇◇◇◇◇◆◇  スターボード:@フネのイベント  ◇◆◇◇◇◇◇
………………………………………………………………………………………
--------------------------≪国内&近隣≫--------------------------
船フネに乗る!

▽帆船<あこがれ>
……………………
05/08(土) - 05/10(日) 1泊2日コース [大阪南港〜大阪南港]
05/13(木) - 05/16(日) 3泊4日コース [大阪南港〜高知港]
05/16(日) - 05/19(日) 3泊4日コース [高知港〜大阪南港]
05/22(土) - 05/23(日) 1泊2日コース [大阪南港〜大阪南港]
exclamation中止:05/29(土)    1日体験航海  [大阪南港〜大阪南港]
exclamation中止:05/30(日)    1日体験航海  [大阪南港〜大阪南港]

06/05(土) - 06/06(日) 1泊2日コース [大阪南港〜大阪南港]
06/12(土)       1日体験航海  [大阪南港〜大阪南港]
06/13(日)       1日体験航海  [大阪南港〜大阪南港]
06/19(土) - 06/20(日) 1泊2日コース [大阪南港〜大阪南港]
06/26(土)       1日体験航海  [大阪南港〜大阪南港]
06/27(日)       1日体験航海  [大阪南港〜大阪南港]

07/03(土) - 07/04(日) 1泊2日コース [大阪南港〜大阪南港]

*参加費は、1日体験:小・中学生3000円/大人5000円〜
◇お申し込み方法等詳しくは→ http://www.akogare.or.jp/ssnew.html

▽帆船<海王丸>
……………………
位置情報■国内体験航海
07/18(日) - 07/22(木) 4泊5日 [神戸港〜長崎港]
08/02(月) - 08/06(金) 4泊5日 [青方港〜徳山港]
08/24(火) - 08/29(日) 5泊6日 [御前崎港〜函館港]

位置情報■海洋教室
06/13(日) 東京港停泊中
申込期間:3月15日(月)〜5月7日(金)

◇お申し込み方法等詳しくは→ 財団法人海技教育財団HP 

船フネを見に行く!

◆第63回 東京みなと祭 05/15(土) - 16(日)    [東京]
`````````````````````````````````````````````````````````
http://www.tokyoport.or.jp/minato63/top.html

05/30(日)      "初代"<日本丸>総帆展帆     [横浜]
05/30(日)      <あこがれ>船内一般公開     [神戸]
06/06(日)      "初代"<海王丸>総帆展帆     [富山]
06/13(日)      "初代"<日本丸>総帆展帆     [横浜]
06/27(日)      "初代"<日本丸>総帆展帆     [横浜]

07/19(祝)      "初代"<日本丸>総帆展帆     [横浜]
07/19(祝)      "初代"<海王丸>総帆展帆     [富山]

◆2010長崎帆船まつり 07/22(木) - 26(月)    [長崎]
`````````````````````````````````````````````````````````
http://www1.city.nagasaki.nagasaki.jp/hansen/
………………………………………………………………………………………
-----------------------------≪海外≫-----------------------------

ひらめき◆セイルズ・サウス・アメリカ 2010 - 南米諸国建国200周年帆船レガッタ
```````````````````````````````````````````````````````
"SAILS SOUTH AMERICA 2010 - Bicentennial Regatta and Great Sailing Ships Meeting"

05/19 - 05/23 《コロンビア》:カルタヘナ
05/29 - 06/02 《ベネズエラ》:ラグアイラ
06/06 - 06/09 《ドミニカ(共和国)》:サントドミンゴ
06/23 - 06/28 《メキシコ》:ベラクルス (位置情報最終寄港地)

ひらめき◆ヒストリカルシーズ トールシップス レガッタ 2010
```````````````````````````````````````````````````````
"Historical Seas Tall Ships Regatta 2010" - Organized by Sail Training International
http://www.sailtraininginternational.org/page.asp?partid=1163

05/09 - 05/12 《ギリシャ》: ボロス
  →【レース1】→
05/21 - 05/24 《ブルガリア》: ヴァルナ
  →【レース2】→
05/27 - 05/30 《トルコ》:イスタンブール
  →【レース3】→
06/04 - 06/07 《ギリシャ》: ラヴリオン

ひらめき◆グレートレークス ユナイティッド
トールシップス チャレンジシリーズ 2010
```````````````````````````````````````````````````````
"Great Lakes United Tall Ships Challenge Series 2010"
Organized by American Sail Training Association
http://www.sailtraining.org/tallships/2010greatlakes/index.php

06/30 - 07/04 《カナダ》: オンタリオ州トロント
→ http://www.waterfrontbia.com/
07/07 - 07/11 《米国》: オハイオ州クリーブランド
→ http://consumer.discoverohio.com/searchdetails.aspx?detail=71568
07/15 - 07/18 《米国》:ミシガン州ベイシティー
→ http://www.tallshipcelebration.com/
07/29 - 08/01 《米国》: ミネソタ州デュリュート
→ http://www.visitduluth.com/

◇◇◇◇◇◆◇  ポート:@オカのイベント  ◇◆◇◇◇◇◇
………………………………………………………………………………………
--------------------------≪国内&近隣≫--------------------------
イベント博物館・資料館での企画展
演劇〜05/23 象潟郷土資料館              [秋田・にかほ市]
 『北前船の軌跡』展
演劇〜06/27 東京みなと館               [東京・青海]
『海の華 客船・帆船』写真展
〜11/07 平城京歴史館 [奈良・奈良市]
『遣唐使船復元展示』
http://www.1300.jp/hall/kyuuseki/heijyou.html
〜06/20 奈良国立博物館 [奈良・奈良市]
『大遣唐使展』
http://kentoushi.exh.jp/index.html
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■■ CH.16 ■■

★ <あこがれ>、上海万博へ!高校生乗船者募集中!!
```````````````````````````````````````````````````
大阪市と上海市が友好都市提携36周年を迎えるにあたり、次代を担う高校生を
「友好親善大使」として7月に上海に派遣します。
大阪から上海へは「あこがれ」に乗船し、セイル・トレーニングを体験しなが
ら8日間の日程で航海します。

詳細は帆船<あこがれ>のホームページへ↓。
http://www.akogare.or.jp/topics04152010.html




★ KOBEみなとマルシェに<あこがれ>が参加!![神戸]
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神戸市の「安心・安全・元気のきらめき!」をテーマに、
神戸港中突堤で農産物や海産物を生産者の方々が直接販売してくれる
「KOBE みなとマルシェ」会場で<あこがれ>が一般公開を開催!!
一般公開中の船内では乗船しないと食べれない
<あこがれ>特製ハヤシライスも販売される予定です!!
神戸港には神戸海洋博物館や、この4月にリニューアルしたポートタワーなど、
見どころもいっぱい!!
神戸ではめったに見れない<あこがれ>を是非見に来てください!!


帆船<あこがれ>一般公開

日時:2010年5月30日(日) 11:00〜16:00(※15:30受付終了)

場所:神戸港中突堤 ※ポートタワー前 (JR/阪神 「元町駅」下車 徒歩約15分)

料金:無料

5月29日(土)には神戸港発着で1日コースも開催。
詳細はKOBEみなとマルシェHPへ!!



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■□ 奈良で遣唐使が熱い!! □■

遣唐使船 奈良.jpg

平城遷都1300年祭が開催されている奈良の平城宮跡にある「平城京歴史館」に原寸大の遣唐使船が復元展示してあります。
この船はこのイベントに合わせて静岡県松崎町の岡村造船所で造られました。

遥か1300年以上の昔、このような船に150名もの人を乗せて遥か中国まで向かったというのは驚くばかりですが、
命をかけてまで大陸の文化を日本に持って帰りたかったという、人々の想いを知ることができます。


「平城京歴史館/遣唐使船復元展示」

場所:奈良市二条大路南4-6-1
   (平城宮跡 朱雀門となり)

期間:2010年4月24日〜11月7日まで


入場料:500円(一般)
  
  ※会場近くで整理券をお配りしていますので、まず整理券をお求めください。

詳細はこちら→ http://www.1300.jp/hall/kyuuseki/heijyou.html

大遣唐使展 外見.jpg

また、奈良公園内にある「奈良国立博物館」では遣唐使船で日本に持ち帰った宝物などを展示した「大遣唐使展」が、6月20日(日)まで開催中!!

ため息が出るような珠玉の数々を是非ご覧ください!!


「奈良国立博物館/大遣唐使展」

場所:奈良市登大路町50番地
   (奈良公園内)

期間:2010年4月3日〜6月20日まで

入場料:1400円(一般) 割引チケットはこちらのPDFをを印刷してお持ちください!!→ http://kentoushi.exh.jp/image/discount.pdf


詳細はこちら→ http://kentoushi.exh.jp/index.html
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■□角川の遣唐使船が上海万博に向け大阪を出港! □■



角川遣唐使船 祈祷 .jpg

角川遣唐使船 出港.jpg

角川遣唐使船 漕ぎ.jpg

東アジアの情報や先進的な文化を求め、1000年以上前に日本と大陸を行き来していた「遣唐使船」を財団法人 角川文化振興財団が中国で遣唐使船を復元建造。
5月8日(土)14時50分、いにしえの難波津のあった大阪港を現在上海万博が開催されている中国へ出帆した。

出港式典には今航海のテーマソングをうたう、歌手・女優・声優の坂本真綾さんの曲が披露された。

また、実際の遣唐使船も行ったという、住吉大社(大阪市住吉区)の航海を祈る神事を行った後、大阪港天保山西岸壁を出帆した。

復元遣唐使船の建造費は約1億2千万円。全長約30メートルで、幅は約8メートル。総トン数約300トン。船体は鉄製で、表面を木材で装飾。マストには竹で編んだ帆がついている。
上海までは、10日(月)に広島県呉市の倉橋島、12日(水)に北九州市の門司港、14日(金)に福岡市の博多港でそれぞれイベントを開催予定。16日に長崎五島列島の青方港、17日に福江港、19日に長崎港に寄港予定。

その後貨物船に載せられ、上海には6月12日(土)に到着。6月13日(日)〜の上海万博ジャパン・ウィークの関連イベントなどで彩りを添える予定。

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■□ カイくんの「帆船に乗ろうかぃ!」 不定期その2(服装編) □■

riggerboots
リギンブーツ(wikipediaより)

みなさんこんにちは!お元気ですか?
海に出よう!帆船に乗ろう!と事あるごとに知り合い、友達、親、親戚、
近所の子供、に言いまくっている自称、帆船宣伝係長の山本海です。

オレは海技試検の筆記が終わり、ファンタスティックにリラックス
(だらだら)しております。

今日はいきなりですが服装について話をしたいです。
ですから今回「帆船で快適に過ごす方法」と題して船に乗るときの服装、
持って行くと便利なものなんかを紹介したいと思います。
実際にセイルトレーニングを受けたり、帆船の旅に行こうと思って
最初に悩んだり、実際に航海に出てみて失敗したー!と思うモノが
持っていくもの、服装だと思います。
まず服装、海の上は夏でも寒いです。夏なら秋のモノのフリース、
春や秋ならば冬用の上着や厚手のセーターなんかを持っていくと
寒くてきれいな星空を楽しむ余裕がなかったなんて悲しい結果に
ならないと思います。
船での必需品がカッパ!!しかし新しく買うことはないでしょう。
大体の船がカッパを貸し出してくれます。
なのでよほどお気に入りでなければ、防水の上着は必要ないと思います。
値段が高いし(ヨット用のもので上下5万〜10万円位します)、
めちゃくちゃかさばります。
山用のジャケットはかさばらないように小さくできる物が多いですが
山用のジャケットはジッパーが金属製で錆びてしまったりして、
ダメにしてしまう可能性があります。
それよりもカッパの下に重ね着できるようにもう一枚フリースを持っていったり、
スキー用の手袋、厚手の靴下なんかが役に立つし、寒い夜のワッチ(見張り時間)も
快適に過ごせると思います。ポイントは防風と防寒!!


靴は履きなれた靴が一番ですが、何せ海の上。悪天候と波しぶきを無視して
話をするわけにはいきません。
靴は濡れる事を前提でもって行ったほうが良いでしょう。
長靴を持っていくのはとても賢い選択だと思いますが、長靴って重たいですよね。
まずは船で貸してくれるか確認して、それからもって行くかどうか考えましょう。
貸し出しを行っていないようであれば、持っていくことをオススメします。
船で、特に帆船で快適に過ごすコツは靴を良く履き替えることが大事。
「少しくらいの雨だから大丈夫だろう」や「急いでいるから」「履き替えるのがめんどくさい」
と軽く考えていると、初日でぐしょぐしょになったスニーカーをずっと履く破目になります。
ぐしょぐしょスニーカー・・・これは経験がありますが、精神的にも身体的にも
絶対に避けるべきだと考えます。
船内ではサンダルなど履きやすくてリラックスできるものがあると快適。
船酔いする方、できるなら靴ヒモを使っている靴よりも、ズボッと履ける靴がいいかなと思います。
時化で揺れがひどいとき、下を向いたり、胃を圧迫するような格好はできるだけ避けたいものです。
あくまで船酔いする人はですが・・・。

ぜんぶ裸足でオッケーというツワモノも少なからずいるようですが、
できる人はそれが一番楽で快適なんでしょう。
オレも裸足にチャレンジしましたが一ヶ月で断念しました。だって痛いんだもん、足の裏。
オレが愛用しているのは作業用ブーツ。
リギンブーツ( http://en.wikipedia.org/wiki/Rigger_boot )といったりしますがなかなかの優れもの。
防水、防油加工されていて、履きやすい。しかも丈夫で安い。
天候に関係ない服装でいえば、Tシャツ、短パンだけでなくYシャツやジャケットなんかがあると
仲間と飲みに行くとき場所を選ばないので便利かもしれません。
船によっては、日曜日や決まった日に普段より少し良い格好をして夕食を楽しんだり、
シャンパンをあけてパーティーをしたりする船もあります。
小物類はとにかくお気に入りのものを持っていくことが大切!
サングラス、帽子、時計、アクセサリー、ぬいぐるみなどなど、
船の上ではもちろん写真を撮ったり、ビデオを撮ったりしますよね。
一緒に写っていたら思い出になりそうなお気に入りのものを持っていくと
後で写真を見返したとき楽しくなると思いますよ。

それと、小物で意外とかさばらずに役に立つものが「洗濯ロープ」
正式名がちょっとわかりませんが、百円ショップにも売っている代物です。
ボンク(ベットのこと)にちょっとこいつを張っておくと、靴下を干せたり、
バスタオルを干せたり、メモ帳やペンを引っ掛けられたりとなにかと役立ちます。
あとはヘッドライト。
これは便利でした。しかし夜間デッキに上がるときはなるべく使わないようにしましょう。
見張りを行っている人たちにとって強い光は見張りに支障が出るだけでなく、
目をくらませてしまいとても危険です。
自分の身の回りのちょっとしたときに使うと便利です。
余裕があれば自分だけの日記と航海日誌を合わせたようなノートを一冊作ると、良い思い出になります。


ここまで長々と服装や小物について書いてきましたが、快適に過ごす必要がないと思うなら
どんな服装でも危険でなければオッケーだと思っています。
海賊の格好をしても良いだろうし、伝統的な船乗りの雨合羽
(オイルスキンといわれるキャンバスにワックスを染み込ませた素材で作られた合羽)で
帆船時代に思いを馳せてもオシャレだと思います。
オレは船酔いが酷いのでなるべく快適重視、なるべく防寒で服装を決めます。
でもオシャレだってとっても大切。みなさんの思う帆船、海、を意識しながら
帆船乗りになったつもりで服や持ち物を選んだりしたらとっても楽しいんじゃないでしょうか。

オレはみんなにもっと海のこと船のこと、帆船のことを知ってもらいたいし、
実際に乗って楽しんでもらいたい。だから帆船乗ったことがない人や、
これから乗ってみたいなという人に向けて自分が船に乗っていて感じたことや、
便利、不便に感じたこと、見てきたものなんかを役立つ情報として自分の言葉で
書けていけたらいいなと思っています。この「帆船に乗ろう」を読んで
帆船に乗りたくなってもらえたら最高です。


おわりに
先日のインタビューに引き続き、なんかもっと書いてみないか?と
ソルティーフレンズの貴重なスペースをお借りすることができることになり、
「うれしはずかし26歳、帆船についてまだまだ勉強中の若輩者ではありますが
情熱のかぎり語らせていただきたいと思います。さあ!頑張っていろいろ書くぞー!!」と
ひとり意気込んではみたものの、いったい何を書いたらいいのやら・・・・。
さっそくソルティーフレンズスタッフみっきーに「何書きゃいいかね?」と
失礼極まりないメールを送信。
「てめーで考えろ」という返信のかわりに「船乗ってるときの服装なんてどうかな?」
というまるで出来杉くんみたいにやさしいアドバイスメールをいただき、
おお!心の友よ!と一人電車のなかで涙をながしました。

そんなこんなで書かせていただいた今回、エラそうにあーだこーだと書いていますが、
はたしてキチンと書けていたでしょうか、心配です。
これからも機会を頂けるならば、できるだけ帆船や船や海に興味のある方に
楽しく読んでいただき、船や海を身近に感じられるような、乗ってみたいな
と思ってもらえるようなことを書いていきたいと思っています。
またお会いできるときを楽しみにしています。
読んでいただきありがとうございました!

帆船バカより
posted by SaltyFriends通信 at 09:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

■□ 小さな小さな帆船<Ami>と1日デート〜横浜から伊東まで〜 □■

P1010674.jpg
<Ami>船尾より

<Ami>という船を知っていますか?
2本マストのトップスルスクーナー。
横帆がついた小さな船。

5/4 8:00
横浜ベイサイドマリーナに乗船メンバーが集まった。
初めて見る<Ami>。
小さい、マストも思ったより低い。

ふーん、普通のクルーザヨットの少し大きい版といったところかなぁ?
なんて思いながら船内に荷物を置く。

デッキに上がりマストを見上げる。
ぜんぜん低いなぁ。シュラウドを揺らしてみる。
ふわふわした感じ、激しく揺らすと船体全体が揺れそうな、そんなイメージ。
手すりにささっているビレイピンに触れてみる。
ヒンヤリ冷たい。
ロープをはじきながら、滑車ごしのロープの流れを追ってみる。
今日は、どのセイルをはるのかなぁ。

初めて乗る船、よろしくねと心の中でつぶやきながら、航海前の緊張感を感じる。
うん、小さいけれど素敵な帆船だ。

P1010654.jpg
横帆がセットできる

8:30 出港。
エンジンを動かして港をでた。
何隻か一緒にでるヨットたち。
横帆が付いている、めずらしい帆船の<Ami>。
周りの船が手を振ってくれる。

しばらくして、セイルの準備が始まった。
メンスル、フォースル、ジブを2枚。

メンスルのガフ(セイル上端部分の棒)が上がっていく。
ガフはある程度の角度を守らなければ上手く上がってくれない。
何度か途中で止まりながらも4枚のセイルは開いた。

今回のコースは東京湾を抜け、相模湾を横切り伊東まで。
速度が必要なため、エンジンは切れない。

湾内はタックをしながら、おおむね順調に進んでいく。
遊漁船が多い。GWのためか。

浦賀水道をすぎたあたりから少しうねりも混じるようになってきた。


P1010663.jpg
橋をくぐる

12:00前、あっという間に三浦半島先端まで来た。
コースは城ヶ島と三崎を結ぶ橋の下。
航路がせまいため、ジブをたたんだ。

帆船でくぐる橋は楽しい。
たとえ余裕があるとわかっていてもマストの高さが気になる。
大丈夫、大丈夫、余裕でくぐれる。

港の景色を横目に、いよいよ相模湾洋上へ。

ばさばさ、ばっしゃーん!
風が強まった?
うねりがあるのか?

船が少し緊張しているのが分かる。
ピッチングが出てくる。
閉じていたジブを開くため、前方デッキで作業。
時には、波をかぶる。
慌てず、しかし濡れきる前には作業を終わらせたい。
息をあわせてロープを引き、セイルセット。

橋をくぐってから、海のうねりを感じるまで、数十分もない。
あっという間の変化だなぁ。
波を超えようと船の前方が持ち上がる、波頭に乗り、次の瞬間下り始める。
下りきったと思ったら次の波にぶつかり、ガクンとブレーキがかかるような動き、そしてまた波をのぼる。

揺れ、揺れ、揺れ。

ふと、昔作った帆船の模型を思い出した。
出来上がって、嬉しくて、すぐにお風呂場で進水式をした。
手で波を立てながら、船の動きを観察した。
大海原に居る自分を想像しながら、模型で遊んだ。

今、小さな船にのり大きな海の上に居る。
ぷかり、ぷかりから、ざぶん、ざぶんへ。

波のくだける音が心地よい。
時には、波と波の間隔が近すぎて、船が波を砕く。
水しぶきがデッキにまでかかって、いつの間にか全身が濡れている。

コンパスのコースを復唱し、舵を交代してもらった。
(現在のコースは重要。前任者からの引き継ぎの作業です)
舵はとても素直で、わかりやすい。

<Ami>はヘルム(舵)が一番いい場所だ。
船全体が見え、舵の効きがわかる。
船底の水の流れが伝わってくる。
ほおにあたる風は、同じくセイルにもあたっている。

僕は、船のセンサーだ。(風向計と加速度センサーかなぁ?)
船の傾きと風向きを感じながら、手は舵を操作する。
こう走りたい!そのための操作を船に伝えると素直に答えてくれる。

ふぁあぁ!いい船だ。
波しぶきをかぶりながら、最高に幸せな気持ちになってくる。

帆がばたつく。少し風下に落としてやる。
すぐにセイルは落ち着き、推進力が増す。
水の動きを目で追いながら、<Ami>が越えやすいコースを見つける。
すいっとのぼり、すっとくだる。
船底の水の流れが気持ちよくって、自分までもが気持ちよくなってくる。
そうだ、そうだ。それでいい!
船よ、すすめ!すすめ!

昼食の時間から夕方までは早かった。
揺れの中で過ごす数時間。

コース通りなら、後30分も走れば、陸が見えるはず。
そんな言葉に励まされながらコースをひた走る。

あまり良くない視界。
ぼわっと浮かぶ陸が見えてきた。
見えた瞬間、ふと思った、もしもコースが間違っていたら?
コンパスが狂っていたら?
僕らは流されていて、まったく見当違いの場所に居たら?
ううん、まだ分かんないよ、あそこは日本かなぁ?
怖くてサバイバルで、でも船に余裕があれば耐えられそうな気がしてくる。
そんな旅もしてみたい。

でも見える先は、どうやら日本のよう、目的地、伊東のよう。

岬が風を遮って、うねりも小さくなっていく。

張りつめていた緊張が解けていくのが分かる。
しっかり踏ん張っていた足の力が抜け、陸を見ながら、もう少しだ。

ふと顔をこすると潮が塩になっている。
耳の中まで、ざらつく。

伊東のハーバーには温泉がある、さっぱりするのも悪くないなぁ。
よーし、陸に上がったら風呂に入ろう。
そんな事を考えながら、いよいよ入港が近づいてきた。
セイルを畳み、船は入港する。

17:30着岸。
9時間ちょっと。あっという間だった。

色んな景色を見つめながら、船は進んでくれた。
手すりを軽くたたいてやる。ぽん!
<Ami>へのお礼。

下船後、陸に上がって揺れない地面のありがたみを感じ、そして温泉へ。
冷えていた身体がばりばり音を立てながら、陸仕様へ。
でもどんなにリラックスしても、すこしだけは海での緊張感が残っている。
いつのまにか始まった陸酔い(船から降りて陸の上でも揺れているように感じる事)は、
海での経験を思い出させる。
僕は海が好きだ。船が好きだ。

(みっきー)
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