2008年05月10日

■□ 足裏鍛えていますか? − 長崎帆船まつり〜海王丸体験航海レポート byわがちゃん □■

4月27日早朝。飛行機で一路長崎へ。3年振りの長崎帆船まつりだ。会場は6隻の帆船を中心に大勢の人出で賑わいを見せているが、午後から予定があったので一目散に日本丸へ。一般公開を待つ長蛇の列に並んで見学。余りの人気で予定時間前に入場制限になるほどだ。午後からは帆船あこがれのボランティアとして合流。あこがれは新船長の下、新しいクルーも加わり、雰囲気も新たにスタートを切ったばかりだ。午後はセイルドリル。天気も風も良く絶好の条件。着岸した状態でのフルセイルはめったに見られないので、その姿をしっかりカメラに収める。翌28日は一般公開。平日の午前にもかかわらず、船内見学者は1,000人以上と大盛況だ。日本で広く一般の人に開放された、このような帆船があることに感銘を受けた、とお話しされていく方もいた。

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【あこがれのセイルドリル】 【ライトアップ・イルミネーション】

4月29日朝8時半。舞台は海王丸。長崎〜門司まで3泊4日の体験航海だ。私を含め研修生として17名が乗船。この4月から実習生78名も乗り込んでいる。船長以下、士官や教官などの職員や部員を始め、総員154名が一つの帆船に乗り込む。まさに海の上を動く学校。生きた教材だ。あこがれは「子供たちの夢を乗せて走る帆船」だが、この海王丸は「少年たちの夢を叶えてくれる帆船」だ。船長の言葉にもあったが、海洋国日本の将来を担うのは、ここにいる実習生だ。実習生は商船系大学の航海科や海技大学校などから来ており、主に卒業後の6ヶ月の航海実習で3級海技士を受検するのが目的だ。就職、進路も既に決まっていて、若くて元気で士気も高い。私たち研修生も刺激されないはずがない。人生経験では研修生が先輩だが、船の上では実習生が先輩だ。実習生が就職先や将来の夢を語る時、彼らの目は輝いている。14時。登檣礼で出港だ。研修生はコンパスブリッジ(船橋上部)から見学。バウスプ(船のへさき)の最先端に立って号令を掛けるリーダーは女性。「ご・き・げ・ん・よー!」感動の瞬間。

全体の航海プログラムは実習生中心に組まれている。2日目午後は帆走の課業。横帆18枚すべてと縦帆6枚の合計24枚(総帆は36枚)。展帆作業はコンパスブリッジから見学。続いてウェアリング(下手回し)の訓練では研修生もヤードブレースの作業に入る。研修生にもマスト登りやヤード渡りの訓練プログラムが用意されており、希望者のみだが、それを楽しみに乗船する研修生も多く、私も例外ではない。登り切ると気持ちいいし、素晴らしい眺望が待っている。ただ、裸足で登ることにどうしても慣れない。ラットライン(登る時に足を掛けるロープ)が足裏に食い込む痛さは想像以上だ。登りながら、次回乗船する時は足裏を鍛えておこう、と誓う。門司の入港時は長崎での出港時同様、パイロット(水先人)が乗り込む。地味だが恰好よく、実際にパイロットを目指す女性実習生もいたほどだ。入港が近づくと、航路や目標物など一等航海士がリアルタイムで講義。分かり易い解説に研修生は聞いていて楽しいが、実習生は必死だ。海王丸の体験航海は正直余り期待していなかったが、実際は全然違った。3泊4日の航海でもここに書き切れないほど充実したプログラムが用意されており、何より一般の人でも実習生と一緒に乗船できる機会は他にない。今後も継続されることを切に願う。

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【海王丸の登檣礼】 【海王丸の帆走訓練】

長崎は帆船好きな人が多いのを感じた。それを象徴するような発見があった。長崎帆船まつり中の28日午後はプログラムが無かったため、ボランティア仲間4人でレンタカーを走らせて佐世保に向かう。九十九島(くじゅうくしま)に面した西海パールシーリゾート。ここがまた実におもしろい。まずは帆船風の遊覧船「パールクィーン」に乗り込んで九十九島を遊覧。事前のリサーチで美人船長がいるとの噂だったがあいにくこの日はオフとのこと(残念)。九十九島は大小の島々があって(実際には208ある)その景観もさることながら、島々の合間を縫って船を走らせる様子は絶賛に値する。操舵室にレーダは完備されているが、船長の腕と経験で実に見事に操舵される。そしてただの帆船風遊覧船ではない。3本マストのバーク型で艤装もされている。ロープが束ねられたままの状態で最近帆走した形跡がないこと以外は。全長35m、総トン数199トン。長崎帆船まつりにいても違和感は無い。

感動の余韻が冷めない内に次に乗り込むのはヨットでのセイリング。「ヨットを操船してみよう」とパンフレットにあったが、出廷して間もなく、クルーがメインセールを上げる作業に取り掛かると、交代で舵を取らせてくれる。遊覧船と同じ九十九島を巡っているが、目線が海面に低いと風景も全然違う。西海パールシーリゾート、案外おもしろいぞ。遠すぎてまたすぐ来られないのが残念。長崎のトルコライス、チャンポンに始まり、しまいは博多の水たきまで食にも恵まれて、長崎帆船まつりから海王丸体験航海まで感動と発見の連続だった。

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【遊覧船パールクィーン】 【九十九島】

Reported by わがちゃん


posted by SaltyFriends通信 at 09:20| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
西海パールシーリゾート、船好きな人にはマジでおすすめです。
風景が変化に富んでいるので、ヨットでのセイリングは最高でした。
チャンスがあればまた行きたい!!!
Posted by わがちゃんと一緒に佐世保に行った男 at 2008年05月11日 00:20
港に帆船が並んだ光景をグラバー園から眺め、まるで幕末にタイムスリップした気分でした。長崎帆船まつり最高です!
そして恐るべしパールクィーン号とヨット。真面目にやんちゃしている船です。乗船おススメします。
Posted by わがちゃんと一緒に佐世保に行った女 at 2008年05月20日 00:59
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