2008年05月10日

■■ よろず帆船人突撃インタビュー [24] 「あこがれ」久下船長 ■■

今月は、この4月より帆船「あこがれ」4代目の船長に就任されたタツさんこと、久下剛也さんに取材させてもらいました!

タツさんは神戸商船大学(現 神戸大学海事科学部)卒の神戸っ子!コロンブスの航海500年を記念して1992年、アメリカ大陸を発見した「サンタマリア」号の復元船に乗船してスペインのバルセロナから米国を経て神戸まで航海した経歴も持たれています(当時乗船していた船は神戸メリケンパークにて永久保存中!!)。

Cap. Tatsu.JPG
(帆船「あこがれ」第4代目船長 タツさん/「あこがれ」船長室にて)


1.「あこがれ」を一言で言うとどんな船ですか?
帆船は、航海そのものを楽しむ、新しい仲間と出会う、マスト上から日常と違う視線で地球を眺める、人類が創造した美しい造形美の1つといわれる姿を写真や絵に残す・・などそれぞれの方が様々な形で楽しむことができます。
「あこがれ」はその船名のとおり、全ての「憧れ」を体現できる船です。

2.新しく船長になる意気込みをお聞かせください。
学生時代を含め、これまで10人のキャプテンの下で勉強をさせて頂きました。穏や、博識、雄弁、ダンディー、怖いなどそれぞれに思い出がありますが、その根底には共通して「航海を成就させる。」という大きな責任感がありました。
 船の役割は人と物を運ぶことですが、帆船「あこがれ」は、「物」を「夢」に変えて航海する船です。 それぞれに個性と特技を持ったクルー・ボランティスタッフ・トレーニーの長所を活かして、「一航海一航海を素晴らしい思う出するんだ」、という気持ちと責任感を大切にして行きたいと思います。

3.船乗りになろうと思ったキッカケは何ですか?
いろいろな体験を通じて自然に船員を志すようになったと思いますが、
覚えているのは、
・小学校2年生の夏休みに市民プールに行く途中に白制服に身を包んだ商船大学の学生を見て、子供心に「かっこいい!」と思ったとき。
・家族旅行で瀬戸内海をフェリーで航海したときの景色の美しさに見とれたとき
・父親と「海の民な〜ら〜、男な〜ら〜」と歌いながら、蒲鉾板で作った船の進水式と試運転を風呂でしたとき。
などが、きっかけかな?

4.「あこがれ」に乗船していて、一番印象深かった航海はどんなのですか?
 同じ航海はないので、これはというのは難しいですが、自分がインストラクション・オフィサーを担当した航海型コースの最終日、トレーニーズディを見事にトレーニーだけでやり遂げてくれたときは、「良くぞここまで育ってくれた!」という親の気持ちで感動と喜びを感じます。

5.今後「あこがれ」をどんな風にしていきたいですか。
 今年は竣工15周年という記念すべき年を迎えます。船もそれを支えるスタッフも円熟味を増し、どんなテーマにも応えることができる条件は揃っていると思います。
 「古き皮袋に新しき酒を入れる。」
「あこがれ」に関る全ての皆さんとアイデアを出し合い、楽しみながらセイル・トレーニングの手法を始め、帆船「あこがれ」のソフトとハード両面における、あらゆる可能性を追求していきたい。

「マザーシップ」
乗船いただいた方の思い出の船となり、また困難に出会ったときの心の支えとなれる様な船にしていきたい。
と思います。ご協力よろしくおねがいします。
 
6.最後にソルティーフレンズの読者に一言。
 日ごろの地道な努力に敬意を表します。
「好きこそ物の上手なれ。」
「好きな人には敵わない。」
 帆船に関してのソルティーの皆様の熱い情熱は、私の刺激と活力源でもあります。
これからも皆様の「帆船への想い」を発信し続けてください。
楽しみにし、また大いに参考にさせて頂きたいと思っております。


※お忙しい中、お時間を割いてくださいまして有難うございました!!


posted by SaltyFriends通信 at 09:40| Comment(1) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
良い話ですね。
Posted by イエローラジオ at 2008年05月12日 05:49
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