2005年11月10日

◆ ペリーの船 ◆

1853年、下田にモクモクとやってきた黒船・・・ではない。
今回紹介する船、帆船<ナイアガラ>の艦長は弟ペリーである。
1812年のエリー湖の戦いでイギリス海軍を撃退したアメリカの英雄、
それが弟ペリー。そして彼の率いた軍艦を復元したのが、ペンシルベニア州
エリーを母港にする復元帆船<ナイアガラ>である。

この船が活動しているのは、五大湖の一つエリー湖。
だからこの船は海に出ることはない。
50人も(19世紀の軍艦だった当時は百人単位で乗っていたらしい)の
人間が乗れる船が湖に浮かんでいるのはなんとも奇妙な感じがする。

でも、五大湖はスケールがとにかくでかい。アメリカ有数の都市シカゴの
あるミシガン湖に至っては南北が500キロほどもある!
(実際飛行機から見ても水面しか見えない時間がしばらく続く)
そして、実はカナダのセントローレンス川を抜けて、五大湖の中まで、
何万トンという船が入れるように作られている。

話を<ナイアガラ>に戻そう。
この船は、単なるノスタルジックな趣味ではなく、実際に歴史的な価値を持つ
復元船として存在する。もちろん様々な規制の厳しいこのご時世。
船舶登録をするために、エンジンや発電機、トイレ、救命イカダ、保護服
(ウェットスーツを強化したようなもの)などの現代的な装備が整えられている。
けれども、そういった機器を除いてしまえば、ほぼ忠実に当時の船体が復元
されていて、軍艦たるその容姿は初めて見るものを圧倒する迫力を備えている。

「忠実」というのは当然不便なところもたくさんあって、たとえば、船室は
天井までの高さが160cmほどしかない大部屋だし、温水シャワーはおろか、
シャワーそのものがない。電気やガスの調理器具はなくて、薪をくべなくては
ならない。トイレ・・あせあせ(飛び散る汗)はちゃんとあるけど。

シャワーのかわりといえば、もちろん、じゃば〜んっっ!バシャバシャバシャ。
というわけで、船が錨を下ろした時に湖に飛びこみ体を洗う。
慣れてしまうと、風呂もシャワーも面どくさくなってしまうのが、問題ですかね。

さて、<ナイアガラ>は普段は博物館船として、本拠地エリーの博物館や、
五大湖の各地に出前博物館として現れ、19世紀初頭の歴史を体験できる
教育装置となっている。
ここだけの話!実は来年からみなさんも乗れるようになるみたいですよひらめき
船長を務める友人からこそっと聞いたのでまだ秘密ですけど。。。
一週間で300〜500ドルくらい。ペリー気分を味わってみるのもどうですか?

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帆船<ナイアガラ>
ホームポート:ペンシルベニア州エリー(米)
建造:1988年、エリー
デザイナー:メルボルン・スミス
定員:40名 重量:162t 全長:59.4m マスト高:36m ハル:木製
公式サイト:http://www.brigniagara.org/
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posted by SaltyFriends通信 at 03:45| Comment(1) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
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Posted by HydeAngie at 2011年06月15日 01:51
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