2008年03月10日

■■マカオ海事博物館レポート By特派員あーるさん■■

真冬まっさかりの2月、出張でマカオに行ってきた。香港からさら
に南に下った現地の気温は、22〜23度。マイナス15度の北京
から移動したので、その温度差、38度!
あわててダウンジャケットを脱ぎ、Tシャツに着替えた。体が気温
の変化に対応しようと、四苦八苦しているようだ。

御存知のように、マカオは現在「中華人民共和国」の一部。しかし
長い間ポルトガル領だったので、香港と同じように、経済的にも政
治的にも「特別区」となっている。たとえば、勿論「人民元」は使
えるが、香港ドル、マカオドルも流通しており、計算がややこしい。

仕事の合間に、マカオの「海事博物館」に行ってみた。場所はマカ
オで最も古い寺院「媽閣廟」(A-Ma Temple)の向かいにあり、セント
ロ(市中心部)からタクシーで20分程度。小ぢんまりしているが、
中の展示は整然としており、表示(中国語、英語、ポルトガル語)
も比較的分かりやすい。

museo de Macau.jpg Sagres.jpg
左:マカオ海事博物館内部 写真撮影はOK
右:かつての宗主国ポルトガルの、現在の練習帆船<サグレス>
大阪の帆船まつりや、ポルトガル来航400年記念などで何度か来日。
写真提供:特派員あーるさん


古い船から現代船まで、時系列を追って展示する方法は、万国共通
らしく、ここもしかり。丸木舟から、中国の帆船の代名詞「ジャン
ク」の模型、高速艇などの展示が充実しているようだ。かつての宗
主国ポルトガル海軍の現在の練習帆船<サグレス>の模型もある。
たしか実船は15年くらい前、東京港晴海ふ頭に寄港したのを観に
いったっけ。

とくに興味深かったのは「Junco de Rodas」(外輪ジャンク船の意)
の模型で、なんと「足漕ぎ式」!輪切り状態の模型が隣においてあ
るのだが、片舷6人(つまり両舷で12人)の男たちが一列になっ
てキコキコ自転車を漕いでいるような感じ?「ベンハー」のガレー
船の奴隷より、こっちの方が楽そうだ。
観光客はみんな「媽閣廟」(お寺)に行ってしまうらしく、3階建
ての館内はガランと空いていた。もったいないなぁ。

junco de rodas.jpg junco de rodas 2.jpg
自転車漕ぎ!?外輪ジャンク船の模型(外観、断面)
写真提供:特派員あーるさん


帰り際にお土産を買おうとミュージアムショップを探すと、入口に
近いところにあった(出口は別の場所)。つまり買い物をしようと
思ったら、入ったところまで戻らなければならない。後で泣きをみ
ないよう、入場したらすぐショップに立ち寄った方がいいかも。
ここではポルトガル製の陶器やらポストカードやら、思わず目移り
するような、なかなかグレードの高いグッズが売られていた。

少し外れに建つ1865年建造の「ギア灯台」にも、できれば立ち
寄りたい。東アジアでは最古の灯台の一つだそうだ。アンティーク
な外観は一見の価値あり。海事博物館には模型があった。

uniforme portugal.jpg torre de Gia.jpg giorama.jpg
左:ポルトガル植民地時代の海軍制服
右:ギア灯台の模型
下:往時のマカオ港のジオラマ
写真提供:特派員あーるさん


ところでマカオに空港はあるが、現在日本からの直行便はない。一
旦香港まで飛び、そこから高速艇で渡る必要がある(約1時間)が
この航程もなかなか楽しい。
マカオ自体は、乱暴な言い方をすると東京のお台場くらいの広さし
かないきわめて狭い町だ。1日あればまわれてしまうが、できれば
イギリスの面影が残る香港と、ポルトガル薫るマカオをセットにし
息をのむような「100万ドルの夜景」を楽しむため、マカオで一
泊するのがおススメである。

マカオ海事博物館
10:00〜17:30開館。火曜休館(2008年2月現在)
posted by SaltyFriends通信 at 09:35| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。