2007年08月10日

■■ よろず「帆船人」突撃インタヴュー【16】 ■■ 

今回はブルガリアの練習帆船<カリアクラ>キャプテン、
トーマ・トモフさんです。

Capt.トモフと<カリアクラ>の付き合いは長く、設計段階から関わり
建造の監修もなさったとのこと。1984年に<カリアクラ>が建造
された年から1990年まで、6年間船長も勤められました。

現在はご自分の会社(シップエージェント)を経営されるCapt.トモフ
ですが、今回の帆船レースは<カリアクラ>を所有するNavigation
Maritime Bulgareからの要請で、特別に引き受けたそうです。

<カリアクラ>は、ブルガリアの黒海に面した岬の名前。

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Kaliakra.jpg
(写真提供:Kaliakraチーフオフィサー、ジョージ・トドロフ氏)

<カリアクラ>要目

建造:1984年ポーランド、グダンスク
帆装形式:3檣バーケンティン
全長:52m
排水量:247t
マスト高:フォア・メイン:30.6m
     ミズン:26.6m

以下 Capt.トモフ:CT
   Salty Friends:SF


SF:子供の頃の夢は何でしたか?

CT:沢山あったよ。まず船乗りになること。海賊になること。馬に
   乗ること。エベレストに登ること。
   あ、今の夢はね、飛行機のパイロットになること!

SF:そんな沢山ある夢の中で、どうして船乗りを選んだのですか?

CT:とにかく海が好きだったのと、…う〜ん、一番実現しやすい
   夢だったからかな?決めたのは高校生時代だったね。

SF:<カリアクラ>の好きなところはどこですか?

CT:全部。彼女には設計の段階からスーパーバイザーとして関わっ
   たし、キールからマストトップに至るまで知り尽くしている。
   まるで自分の娘のようなもんだよ。

SF:今までの航海で、とくに印象に残った出来事をひとつ教えて
   下さい。

CT:数え切れないほどあるが、<カリアクラ>に関していえば
   1984年に進水した時。そして初めてその船長室のベッド
   (船長室はボンクではなくちゃんとしたベッド)で寝たときは
   嬉しかったね。

SF:これからのセイルトレーニングについてどう思われますか?

CT:私が若かった頃と違って、今や欧米でセイルトレーニングは
   今や立派なビジネスとして成り立ちつつある。これはISTAや
   ASTAが主催する帆船レースを見てもわかると思う。ここに
   セイルトレーニングの未来があるんじゃないだろうか?

   現代の航海器具はもちろん素晴らしいが、万一航海中にそれらが
   故障したり無くなったりしたら、頼りになるのは人間の力だけだね。
   我々は、そういう困難な局面を乗り越える精神的な力を育むのも
   セイルトレーニングの効用だと思っているんだ。

   実際、帆船の航海を経験した者と、していない者とでは
   船乗りとしての出来が違うような気がする。

SF:最後にSFのメルマガ読者にメッセージをお願いします。

CT:皆さんのまわりにいる人を是非海に連れて行き、そして一緒に
   セイリングして下さい。それが自然に親しみ、日本におけるセイル
   トレーニングの未来を拓くきっかけになると思います。


どうも有難うございました!プラゴダリャー!
(インタヴュー&翻訳:Qたろー)  


posted by SaltyFriends通信 at 19:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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