2007年05月10日

■■  長崎帆船まつりレポート by イカロー ■■

PortNagasaki(c)SaltyFriends2007.jpg
以前出島があった辺りから、数百メートルの出島ワーフに帆船たちが
集まっていた。2年前に初めて長崎を訪れた時と同じように、僕は、
福岡から高速バスに揺られていた。
向こう岸までもなんとか泳いで渡れそうな、心地よい身の丈サイズの長崎。僕が訪れた港町の中でも帆船がこんなにしっくりとくる街はそんなにない。

今年集まった帆船は、<日本丸><海王丸>長崎の<飛帆>、ハウステンボスの<観光丸>、韓国のヨスからやってきた<コレアナ>そしてロシアの<パラダ>、みな長崎の常連たちだ。フネの練習生たちは毎年変わるが、フネは変わらずに港を訪れる。

僕が大波止に着いたときは、ちょうどセイルドリルのために、帆桁に帆をくくりつけたロープを、クルーがほどき始めた頃だった。港の香りの中に身を託し、芝生の上で、帆が一枚一枚ひろげられていくのを眺める。公園から港、船、海の、距離感が妙に近いと思ったら、それは、岸壁に柵がないからだった。すぐ手に届く距離に海がある。NipponmaruKaiwomaru(c)SaltyFriends2007.jpg

クルーは港につくと、航海の緊張からとかれた解放感に浸りながら、しかし、人々をフネに迎えるには航海とは違った緊張感というか、ちょっと勝手の違う感じと同居しなくてはならない。それでいて、クルーは誰もが漂々としているように見える。実際、それは間違いではなくて、ほかにはない「構えなさ」がセイラーという人種を規定しているのかもしれない。それがなければ、セイルドリルも一般公開もディズニーランドのアトラクションのように決まりきったものになってしまう気がする。

NipponmaruNagasaki2007(c)SaltyFriendsAkogareNAgasaki(c)SaltyFriends2007.jpg

港では、セイルドリルや一般公開だけではなくて、夜になればフネたちはイルミネーションに包まれるし、クルーは暗くなってからお互いのフネを行き来し、デッキの上で港の風に吹かれながら酒を飲む。花火がフネの向こうから打ち上げられ、夏の予感を確かなものにさせる。

>>>>>6月号へ
posted by SaltyFriends通信 at 12:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。