2006年11月10日

★ 「第5回明治丸シンポジウム」報告  ByQたろー ★

このシンポジウムは5年前、現在の「東京海洋大学」がまだ「東京
商船大学」だった時に、庄司邦昭先生(海洋工学部教授)がご自身
の研究室の企画のひとつとして始められました。

開催するにあたっては、
1.<明治丸>の記録が失われないように資料を残す
2.<明治丸>を通じて地域の皆さんとの交流の場を作る
の二つが大きな柱となっている、とのこと。

今回11月4日開催のシンポでは、庄司(邦)先生より当SFに
「リフィット活動の内容を紹介してほしい」とのオファーがあり、
不肖Qたろーがパネラーとしてお話しさせていただくことになり
ました。以下、参加されたリフィット仲間のGingaさんと海洋大生
「カントク」さんによるレポートです。

Meijimaru Simpo.jpg
緊張で顔がひきつってます…発表中のQたろー
右後方は資料制作、画面操作でお手伝い下さったGingaさん☆
有難うございました<(_ _)>


第5回目となる<明治丸>シンポジウムですが、今回初めて参加さ
せていただきました。
まずは<明治丸>で朝鮮へ渡った花房公使について、花房家の方
自らによる講演。次いで<明治丸>がいつ名付けられたかという問
題に関するお話。どちらも<明治丸>が海の上で活躍していた当時
のお話でしたが、陸(おか)の上の<明治丸>しか知らない私に
とってはとても新鮮に感じました。

休憩を挟んで、Qたろーさんによるリフィットボランティア活動報
告。待ってましたと言わんばかりにカメラのフラッシュが飛び交い
ます。
「Salty Friends」の紹介、リフィット作業の内容などを分かり易
くお話していただきました。中には話を聞いてボランティアの参加
を申し出た方もいるそうです。結構、反響があったと思います。

Papa Shoji.jpg
<明治丸>の「風見」兼避雷針を手に持ち説明中の庄司和民先生
「明治丸に船長を!」のご発言に、一同大拍手★★

庄司和民名誉教授による「明治丸四方山話」では、<明治丸>のマ
ストに取り付けられていたという"風見"を触らせてもらいました。
「帆船を見るときはまず風見を見ろ」とのこと。私も<日本丸>で
の実習で、マストのてっぺんの風見を頼りに操船していました。
見上げすぎて首が痛くなったことを思い出しました。

最後に「江東区の水辺に親しむ会」の方に<明治丸>を含めた付近
の水辺利用について、将来への素晴らしい展望を講演していただき
ました。未来の<明治丸>の姿が垣間見えたような気がしました。

<明治丸>が現役だった時代のお話に始まり、現在ボランティアの
手によって守られながら本格的な修復を待つ<明治丸>、そして水
辺の公園で輝く未来の<明治丸>と、過去・現在・未来の視点から
<明治丸>を見つめるというなかなか面白いシンポジウムでした。

そしてシンポジウムに参加された方の中に、なんと初代<明治丸>
船長のお孫さんが! 貴重なお話を聞かせていただきました。なん
でも朝夕の食事は、奥さんと娘さんに振袖を着せて給仕させていた
とか。とても厳格な方だったようですね。 (カントクさん)


今回の発表は、学者・研究者の第3者的な(悪く言えば血が通って
いない)発表とは異なり、<明治丸>のために汗を流している人、
想いを持って問題に取り組んでいる人の話でしたので、その想いが
聞く人に働きかけて、色々と関連する発言を導き出したのだと思い
ます。

講演後の質問・発言もいろいろあり、その中でも特に庄司大先生の、
「明治丸に船長が必要」とのご発言に際して藤田海洋工学部長が
手帳に書き留められるなど、大きな成果につながる思いがけないコ
トが起きたのも、”想い”が聞く人たちに伝わったからでしょう。
また、初代船長の思い出を孫に当たられる方が飛び入りで語られる
など、<明治丸>に関わる人々が係わりを感じ、共に考える、とて
も良い呼び水となった内容だったと思います。(Gingaさん)

初代船長の話.jpg
(写真:初代船長の話)
初代日本人<明治丸>船長、中尾昌清氏のお孫さん(左から2人め)


Qたろーの拙いスピーチを、我々の「棟梁」日本航海学会の岡村
さんや庄司(和)先生、そしてリフィット仲間の「カントク」さんが
「援護射撃」して下さいました。資料の制作を手伝って下さった
Gingaさん含め、みなさんに大感謝☆です。

しかしそれにしても圧巻だったのは、庄司(和)先生による「明治
丸に船長を!」のご発言です。参加者による大きな拍手は、きっと
同席なさった海洋工学部長のお気持ちも動かしたに違いありません!
ぜひ実現させていただきたいアイデアですね。
posted by SaltyFriends通信 at 19:08| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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