2006年06月10日

◆ よろず「帆船人」突撃インタヴュー【4】 by ジュン ◆

今回の「よろず帆船人」インタヴューは、長崎帆船まつり
副実行委員長そして社団法人長崎ヨットクラブ会長でもある
佐々木康夫さんです。
佐々木さんの帆船との出会い、そして帆船まつりに関わる様々
なお話を伺いたいと思います。
以下、佐々木さんにお答えいただいた一問一答です。
[SF]SaltyFriends [佐]佐々木康夫さん


[SF]帆船との出会いはどのようなものだったのですか?

[佐]35年程前の学生時代、21ftの外洋ヨットで壱岐・対馬や
五島・天草などをクルージングしていた頃、航海記などあらゆる
船や海、山に関する本を手当たり次第に読みました。
 ヨットに共通する部分がたくさんありますので、帆船
の歴史や艤装などに自然と興味が広がって行きました。

[SF]帆船まつりに関わるようになった経緯を教えて下さい。

[佐]長崎港は日本の港としては歴史が古く世界的に有名です
から、外国のヨットが日本をクルージングする際必ずといって
いいほど長崎に寄港します。多くは前港地である鹿児島や福岡
のヨット関係者から連絡が入るのですが、15年程前までは
長崎港周辺にはマリーナがありませんでしたから、長崎港内
の空いている場所探しによく走り回ったり、CIQ手続きの
お手伝いをしていました。
旧STAJの「海星」が初めて長崎に寄港した際も同じような
状況でした。友人を介して「海星」の入港を打診され気軽に
引き受けたものの、ヨットの係留とは勝手が違い、
公共岸壁探しや歓迎のセレモニーを行うのに関係機関に
あちこち掛け合いました。この時、航海訓練所の帆船以外の
帆船が一般には全く理解されていないことを痛感しました。
そんな時、1997年にセイル大阪が開催され、終了後帆船を長崎
に招致して帆船のイベントを行おうと長崎市が計画したのです。
その運営母体となる実行委員会に参画したのが始まりで、
それ以来ずっと実行委員会に関わっています。

[SF]帆船まつりを運営する側としてのご苦労は何ですか?

[佐]帆船まつりのイメージは、例えば「セイルアムステルダム」
が雑誌で紹介される時の写真をご覧になった方も多いと思いますが、
帆船とそれを歓迎する地元のヨットやボートが周辺を取り囲み
ながら、帆船は整然と入港・着岸するという印象があります。
しかし、長崎港は港が狭いことや、港内での航行の規制が多い
ことなどでなかなかアムステルダムのような演出ができません。
一般の来場者に帆船まつりの本当の楽しさを伝えきれていない
のは残念でなりません。
また、港湾施設は様々な用途に使用されるため、今年の
「パラダ」、「ナジェジュダ」のように、入港後岸壁から
一時的にシフトしなければならないような不便をかけること
があるのは辛いですね。

[SF]今までで忘れられない!帆船まつりの出来事は?

[佐]1997年、最初に日本丸・オーステルスヘルデ、
オルサマジョーレ・海星・観光丸に寄港していただいた時ですね。
まだ整備が完了していない長崎港の松ヶ枝埠頭周辺で行いました。
特に印象に残っているのが、オーステルスヘルデと海星がセールを
揚げたまま入港し、その周りを私たちのヨットが取り囲んで入港
パレードをしました。出港の時には、ヨットがセーリングで
見送るなど、小規模ながらも海外の帆船まつり風に行いました。
関係者がだれも知らなかったからできました。
今では考えられませんね。また、2001年には、今はヨット用
ポンツーンがありますが、出島ワーフの目の前の岸壁に、
ロシアの「ナジェジュダ」に接岸していただきました。
出島ワーフ前の狭い通路に人が溢れ、ナジェジュダのクルーが
出島ワーフのお店のテラスを占領してビールやお茶を飲む光景は、
さながら外国の港街でした。いや、外国にもこのように街並みと
至近距離に大型帆船が接岸できる港はないのではないでしょうか。
しかしながら、2002年4月、その場所にヨット用ポンツーンが
できて、その様子を再現することは二度とできなくなりました。
ヨット乗りとしては複雑ですが、残念です・・・・・・・・

[SF]運営してきて感じることは?

[佐]帆船まつり開催の目的は、長崎港の活性化、観光資源の発掘、
海事思想の普及など様々です。
長崎帆船まつりでは、帆船の一般公開だけでなく体験クルーズを
できるだけ多く行っています。なるべく多くの人に帆船やヨットに
乗って船に触れて、どのようにして走るのかと想像を膨らませて、
そういう夢と期待を持って一度セイリングへの門を叩いて欲しいと
思っています。毎回、「海星」、「あこがれ」、「コリアナ」など
セイルトレーニング参加の募集をしてきましたが、なかなか
集まりません。ヨット体験クルーズに参加してもクルーになりたい
という人はほとんどいません。まだまだ力不足です。

[SF]最後にSF読者に一言お願いします。

[佐]長崎帆船まつり、既に来年に向けて準備を始めました。
セイルアムステルダムのようになるのにはまだまだ時間がかかると
思いますが、それまで続けて行きます。
全国の帆船ファン、ヨットマンの皆様、毎年4月下旬はぜひ長崎へ
お越しください。


ありがとうございました。佐々木さんの「帆船まつり」ぜひ実現
させてほしいですね。私も長崎でマストの森を見たいです。
来年も「長崎帆船まつり」楽しみにしております。
インタヴュー:Ju
posted by SaltyFriends通信 at 22:58| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
頑張ってブログ書いてるんで見てくれると嬉しいです♪
Posted by まどか at 2006年06月10日 23:18
ニアーユ、ヌ、ケ。」
Posted by フセフオ、キ at 2006年06月10日 23:20
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