<AISイメージ>


以前にも海外製のソフトウェアにて、一般的なパソコンで実現できる
AISについて取り上げました。

過去記事(http://saltyfriendstsushin.seesaa.net/article/109293417.html

今回は、2009年12月に発表された国内のAISソフトウェアについて取り上げたいと思います。
上の図のようなイメージをPCで簡単に実現することが可能です。

KG-AIS
http://www2.plala.or.jp/hikokibiyori/soft/kgais/index.html

1.KG-AIS動作要件
パソコンについて:
OS  : WindowsVista/XP
CPU  : Celeron 1GHz 以上
メモリ: 1GByte 以上
表示 : 1024x768pxcel以上

一般的なWindows PCなら動作可能です。
画面は少し小さいですが、ネットブックなどの非力なPCでも動作しました。

無線用の機器など:
・広帯域受信機
ICOM IC-PCR2500やALINCO DJ-X11などがお勧めです。
(この記事はIC-PCR2500を利用しました)

・アンテナ

・USBサウンドI/F(PCによって必要でない場合もあります。)

・接続するケーブル類
 サウンドケーブル

機器の配線で気をつけることは、無線からの信号を
USBサウンドI/Fなどのラインインにて入力すること、です。
マイクからの入力では信号がカットされる場合があるようです。


2.インストールと初期設定
ソフトウェアのインストール作業は簡単です。
下記アドレスから、圧縮ファイルをダウンロードして、解凍します。
http://www2.plala.or.jp/hikokibiyori/soft/kgais/index.html
(ページ一番下にダウンロードがあります)

ライセンス登録は2500円。まずは試用の上、動作が問題なければ購入手続きは
以下から行ないます。
http://cgi43.plala.or.jp/hikokibi/kgais_form/postmail.html

ユーザ登録のライセンス解除は、起動後、地図画面内で右クリックし、
「バージョン情報」を選択します。
「ライセンスキー設定」からライセンス入力を行ないます。


<バージョン情報>

最初に行なう設定として、マップの設定を行ないます。

起動状態では、日本の全体図が表示されていますが、解像度が低い地図のため、
ターゲット(電波が受信できる)となる港が詳細に表示された地図に切り替える
必要があります。

地図の切り替えは、画面を右クリックし、「地図切り替え」を選択します。
最初は、2つの地図しか登録されていませんので、その他地域用の地図はネットから
ダウンロードします。
http://binmei.jp/lib/kg-ais/map/

ダウンロードした地図ファイルは、kgaisのlinesフォルダに格納します。
フォルダ格納後には、KG-AISを一度終了し、再度立ち上げます。
これで、右クリックで選べる地図が増えました。

目標とする地域を表示させ、セット完了です。


<目標地図>



3.利用イメージ
設定が終わり、受信機のスイッチをオンします。
受信機の周波数は、以下のどちらかにセットしてください。
・161.975MHz
・162.025MHz

右クリックをし、「入力デバイス&デコーダ動作の選択」
をクリックします。


<サウンド設定>

表示された画面で、サウンドの入力先を選べば、電波のデコードがはじまり、
画面に船舶が表示され始めます。


<船舶表示>


上記手順で、基本的な操作は終わりですが、表示されない場合には、
以下の方法で確認します。

信号の受信確認は右クリックメニューの「データ受信確認」にて
行ないます。
信号を受信していれば、画面の数値がアップしていきます。
Position~が増えていくのでしたら、画面上に表示されているはずです。
(表示されない場合、地図の表示範囲を間違えていませんか?)
Errorが増えていくようでしたら、信号がよくない状態です。
PCへのサウンドの取り込み方が問題となる場合もありますし、受信そのものが
よくない場合もあります。
ひとつずつ問題をクリアにすることで、よりよい受信環境を構築してください。


<イメージ>(図ではErrorが多く、あまり電波状態はよくありません)


4.その他の利用方法
KG-AISは実際の船舶に乗っている時に使えるシステムも構築できます。
(ただし、あくまで参考情報として利用し航行には利用しないこと)
追加の機材として、本船の位置をソフトに教えるためにGPSが必要です。
GPSはNMEAセンテンスのGPRMCデータ出力が行なえるものを利用します。

機材構成は下記のようになります。
アンテナ - 受信機 -(サウンドケーブル)- PC -(シリアル接続)- GPS

PCを中心に、受信機側のシステムの接続とGPSの接続を行ないます。
画面表示も船舶のレーダ画面の用に表示をすることが可能です。

混雑した港湾内の航行時などに便利そうです。


<レーダ風表示画面>


その他機能については、ソフトウェアのReadme.txtにも記載があります。


簡単にですが、KG-AISの使い方についてまとめてみました。
受信機も意外とお安く入手できる昨今、ぜひぜひ皆さんも
試してみてください。

(みっきー)