2009年09月10日

■□ よろず帆船人突撃インタビュー〔38〕メキシコ海軍練習帆船<クァウテモック>乗組員 ホセ・クルース・サンチェスさん ■□

今年5月末から6月にかけて来日した、メキシコ海軍の練習帆船<クァウテ
モック>。今回の「よろず」は、この<クァウテモック>から、司厨員(調
理員)の訓練生として乗艦中のホセさんです。

昨年海軍に入ったばかりで、初々しい一年生のホセさん。難しい顔をした
艦長秘書が付き添う(←ヘンなこと口走らないか、見張り?)横で、緊張し
ながら一生懸命インタビューに答えてくれました。


ホセ・クルース・サンチェスさんプロフィール

ご出身:メキシコ合衆国 アカプルコ
御生年:1984年(25歳)
ご専門:調理(船舶)

25歳で訓練生というのはちょっと珍しいな、と思ったら、海軍に入る前は
アカプルコのホテルで修行していた、とのこと。どうやら、そちらでのキャ
リアが買われ、今回の<クァウテモック>乗艦となったようです。(練習帆
船での遠洋航海は、選抜制)

Cuauhtemoc Josue 1.jpg
同僚に冷やかされながらも、ばっちりポーズ!


以下、ホセ・クルース・サンチェスさん:〔JC〕(敬称略)
Salty Friends:〔SF〕

SF:お仕事は司厨員ということで、つまり乗組員全員のご飯を作る、もの
   すごーーく重要なセクションで働いていらっしゃるんですね。
   なぜアカプルコのホテルを辞めて、海軍に入られたのですか?

JC:叔父が海軍で、司厨長(調理員長)をやっているんです。外国に行っ
   た色々な体験話を聞くうちに、自分も海でやってみたくなって。
   ホテルは動きませんけど、船だと仕事しながら外国に行けるから、
   毎日すごく刺激的で楽しいです。


SF:お得意な料理は、やはりメキシコ料理ですか?

JC:そうですね。中でも「コチニータ・ピビル」という料理は、ちょっと
   自信があります。
   あまり日本では知られていないかもしれませんが、これはユカタン半
   島の郷土料理で、豚肉をオレンジや酢、唐辛子、アチョーテ(スパイ
   ス)などで煮込んでから、さらに蒸し焼きにし、トマトのサルサをか
   けたものです。
   
   本当は、煮込んだ豚肉はバナナの葉で包んでから、穴を掘った地面に
   埋めて石蒸しにするんですけど・・・。船では穴を掘るわけにもいき
   ませんから(笑)大きな鍋を使って作ります。
   
pinchos Cuauhtemoc.jpg
夜のレセプション用おつまみの「ピンチョス」


SF:ずいぶん手の込んだ料理ですね!あぁ、お腹が空いてきました(笑)。
   今回の航海はホセさんにとっても、初めての長期航海になる訳ですね?
   今までのところ、<クァウテモック>での航海はいかがですか?
   とくに印象の強かった出来事などありましたら。
   
JC:<クァウテモック>は素晴らしい船!僕は長期航海も初めてなら、帆
   船に乗るのも初めてで、もう毎日が強烈な印象の連続です。
   
   カリキュラムに関しては、航海中、他の訓練生たちに操船や航海術の
   試験があるように、僕たちにもメニュー、調理法などの試験があるんですよ。
   揺れる艦内での調理は、ときどき思いがけないケガをすることもあり、
   けっこう大変なんですよね。
   
Cuauhtemoc Josue 2.jpg
これをトルティーヤにくるんで食べたら、美味しいでしょうね!
いい匂いに、思わずヨダレが・・・;;


SF:なるほど。では今回の来日について、大阪はキャンセルになってしま
   い残念でしたが、横浜・東京の印象はどうでしょう?どこか観光に行
   かれましたか?
   
JC:そうですね、横浜はなんでも周りにあって、歩きやすい。ゴミが落ち
   てない綺麗な町。
   東京の印象は、やっぱり「テクノロジー」かなぁ。電車に乗って皇居
   や秋葉原にも行きましたよ♪ でもどうして秋葉原には「召使い」の格
   好をした女の子がいっぱいいるんですか?(Q:爆笑&説明)
   
   
SF:では、メキシコ海軍における練習帆船<クァウテモック>の役割、
   帆船を使ってトレーニングすることに対して、ホセさんのお考えを
   聞かせて下さい。
   
JC:僕はまだ4ヶ月ほど乗っているだけですが、でも行く先々での交流
   行事を通して、<クァウテモック>が本当に素晴らしい親善大使だと
   実感しています。
   
   そして乗組員たちにとって帆船での航海は、将来灰色の軍艦に乗る
   乗らないに関わらず、とても良い経験になるのではないでしょうか。
   同じ船に長期間乗ることで、友人もたくさんできますし。
   
Cuauhtemoc Josue 3.jpg
刻むの、超早っ!!!!さすがのひと言です。


SF:ホセさんは、お友達も多そうですね!
   最後に、将来の夢などお持ちでしたら聞かせて下さい。
   
JC:そうですね、今回の航海では色々な国の料理に接し、すごく刺激を
   受けました。将来は、いろんな料理を作れる、世界水準の料理人にな
   りたいです。



東京港の晴海埠頭に接岸している間、一度艦内で食事をご馳走していただき
ましたが、大変美味でした。研究熱心なホセさんなら、きっと海軍界の「料
理の鉄人」になれるでしょう。
大きな船の厨房は、航海中、接岸中に関わらず、本当に目が回る忙しさです。
そんな中お時間をとって下さり、大感謝。どうも有り難うございました!

(インタビュー、翻訳:Qたろー)


posted by SaltyFriends通信 at 09:15| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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