2009年07月10日

■□ よろず帆船人突撃インタビュー 〔35〕 海王丸クラブ 代表幹事 中條弘子さん ■□

今回の「よろず」は、「海王丸クラブ」の代表幹事、中條弘子さんです。
「海王丸クラブ」は平成7年(1995年)発足。事務局は財団法人
「海技教育財団」のなかにあり、会員数は2009年現在約400名。

そんな堂々たる愛好会の運営は、どんな方達がどんな雰囲気でなさって
いるのだろう?そんな素朴な疑問を、横浜港に接岸中の<海王丸>の船
内で、代表幹事の中條さんにぶつけてみました。


中條さんプロフィール

お名前:中條弘子さん
お住まい:神奈川県横浜市
お仕事: 国立がんセンターがん対策情報センター発信の冊子、Webコンテン
ツの編集。平成7年「帆船海王丸クラブ」(以下海王丸クラブ)
発足時から携わる。代表幹事としては4年め。
ご趣味:写真

中條さん&国枝Capt.jpg
横浜港で<海王丸>の国枝キャプテンと。後ろは「Y150」で
「黒船」役の<観光丸>。


以下、中條弘子さん:〔HN〕(敬称略)
Salty Friends:〔SF〕

SF:まずは<海王丸>との馴れ初めについて教えて下さい。

HN:「大航海クラブ」という海・船同好会の仲間から<海王丸>の海洋
   教室に誘われて、参加したのがきっかけです。
   その後しばらくして、当時の(財)練習船教育後援会の呼びかけによ
   る「海王丸クラブ」の立ち上げに際し、世話人5名のうちの1人に推
   薦されました。

SF:では<海王丸>での航海のご経験は?

HN:それがまだなかったんですよ(笑)。世話人に推された時、自分でも
   「えっ!?海洋教室しか参加したことないのに、なんで?」って思い
   ました。
   幹事 になってから、函館〜加古川(兵庫)の三泊四日航海に参加し
   ました。それはもう、素晴らしい経験でしたね。

中條さん 海王1.jpg
長崎帆船まつりにて(写真提供:中條弘子さん)


SF:なるほど!では「海王丸クラブ」さんの具体的な活動内容について教
   えて下さい。

HN:クラブには現在、約400名の会員がいますが、年に2回の会報「紺青」
   と「紺青」の間に発行するニュースレターで交流をはかっています。

   もちろんホームページもありますが、うちは年配の会員も多く、ネッ
   ト環境を持たないメンバーもいるので...。公平性を欠くことのない
   よう、やはり紙ベースでの通信は必要です。

   また、会員さん達が、<海王丸>の寄港地で親団体である(財)海技
   教育財団によるオリジナルグッズ販売のボランティアをしているので
   私もよく陣中見舞いに行くんですよ。
   もちろん交通費、宿泊費などは自腹ですが、これは自分に収入がある
   からできること。でも家族には、何かと我慢してもらっている部分が
   多いかもしれませんね。

SF:それは私自身も、そっくり「右に同じ」です!(笑)
   では次に「海王丸クラブ」の活動で、ものすごく嬉しかったこと、
   あるいは大変なことなどありましたら。

HN:寄港地でグッズ販売のボランティア活動を通して、初めて会った会員
   同士でもすぐ打ち解けて交流できるのは、素晴らしいことですよね。
   これは<海王丸>という、共通の体験があるからでしょう。
   そんな各地の会員さん達と接していると嬉しくて、私はこの400人の
   人たちを守らなければ、と本当に強く思います。
   
   大変なことは、発行物の執筆、編集。仕事で編集をしているので、作
   業自体は苦にならないんですが、仕事との兼ね合いで、会報作成など
   に時間を十分にかけられないことが苦と言えば言えるでしょうか。と
   にかく時間が欲しいです!
   ほんとは「紺青」ももっと発行したいんですけど、経費の問題もあり
   ますしね。

   あと代表として考えるのは、クラブとしての在り方。自分達のやりた
   い事と、財団や航海訓練所の方針をどう折り合いをつけていくか、な
   どです。

中條さん 海王丸クラブ ショップ.jpg
<海王丸>寄港地で、グッズ販売のお手伝い(写真提供:中條弘子さん)


SF:海外では<海王丸>のように、将来船関係のお仕事を希望される学生
   さんのトレーニングに、一般の人間が混じって航海する船は珍しくあ
   りませんが、日本ではちょっと不思議な目で見られるというか・・・。
   そもそも<海王丸>が一般の人も乗れる船だということさえも、ご存
   じない方が多いような気がします。

   ところでここ数年、ひと頃と比べて日本では帆船の数が減ってしまい
   ました。日本におけるセイルトレーニングについては、どのように思
   われますか?

HN:まず「セイルトレーニング」という言葉を知らない人が多いですね。
   <海王丸>を含め、練習帆船のトレーニングは、なにも「帆船乗り」
   を育てるためのものではありません。みんなが力を合わせなければ
   できないことを体験し、思いやりやチームワークの心を育むトレー
   ニングなんです。
   今の社会にとって、なんというかとても大事なものだと思います。

中條さん 富士山.jpg
中條さんお気に入りの一枚(写真提供:中條弘子さん)


SF:本当にそうですよね。
   では最後に、SFに対しメッセージを何かいただけますでしょうか?

HN:申し訳ないのですが、今回このインタビューのお話をいただいて
   初めてSalty Friendsさんの存在を知りました。HPを拝見し、こん
   な活動をしているグループがあることにビックリ。うちももっと頑張
   らなきゃ!(笑)
   海事思想の普及のために、お互いに頑張りましょう!

   
   
   有り難うございます!そのうち何か「海王丸クラブ」さんと
   SFでコラボできることがあるといいですね。
   長時間のインタビュー、どうも有り難うございました。
   <海王丸>の国枝キャプテンも、お付き合い下さいまして、大感謝で
   す!!お二人共お忙しいところ、本当に有り難うございました。
   
   (インタビュー:Qたろー)


posted by SaltyFriends通信 at 09:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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