2006年01月10日

◆ 明治丸リフィットボランティアレポート ◆

今回はまず、嬉しいお知らせから!
東京海洋大学がかねてから文化庁に申請していた<明治丸>に関する
補修工事の予算が、晴れて来年度(今年4月)計上されることが
決まりました***まだ具体的にいつから調査や工事を始めるかは
未定ですが、これでひとまず安心。
ただし、実際の工事が始まるのはまだ少し先になりますので、その間の
リフィットボランティア活動は今までどおり継続される予定です。

Meiji2_001.jpg

今回は、このリフィットボラに初回から参加下さっているGingaさんに
いただいた感想をご紹介しましょう。

「見学の時にも、明治丸の痛み具合を説明頂いたのですが、実際に
リフィット作業に参加してみると、想像よりもはるかにひどい痛み具合
でした。甲板上の天窓部分の防水作業では、木材部分の腐朽が全体に
及んでおり、完全に穴の空いてしまっている部分もあります。
他国では、腐朽などが原因により保存に失敗して失われてしまった船も
あるとのことで、この<明治丸>がそのような事にならぬよう、今後も
補修に参加を続けるつもりです。

<明治丸>は、帆船から蒸気船への移行過程に建造された船であり、
英国へ注文したときには外輪船であったものが、スクリュー船へ設計
変更。材料も木造から鋼鉄に変わる途中の時代で、技術的に見ても
貴重な遺物であるとのことでした。
東京近辺にお住まいの方には、是非一度<明治丸>を訪れ、この貴重
な文化財の実情を知っていただきたいものです。

また、見学会の時にまもーさんに教えて頂いた「船舶の保存と修復」
(注)という本は、他船の事例や保存船維持の課題など素人にもわか
りやすく書かれており、この問題に興味のある方には一読をお勧め
します。」

(注)「船舶の保存と修復」 監修/東京文化財研究所
   発行/エディコム 発売/青英舎 定価2,800円

*************

現在、我々が行なっているリフィットボラ活動は、「私たちの手で
《明治丸》を新船同様にすること」ではありません。あくまでこれ
以上、彼女のダメージが進まないよう阻止すること。そして文化庁
と東京海洋大によって行なわれることが決定した本格的な補修工事
が始まるまで、できるだけ貴重なオリジナルの部分を守り、残すこ
とです。

Meiji2_002.jpgMeiji2_003.jpg

最近、地元江東区のNPOなどでも、この<明治丸>を守ろうという
動きが出てきているようですが、Salty Friendsとしてもこういった
団体と連携しあってこの活動を盛り上げ、かつ継続していきたいと
思っています。

次回第3回めのリフィットボラは、2月中ごろになる予定ですが、
日程は決まり次第、またサイトの方でお知らせいたします。
皆さんのご参加お待ちしております! (文・Qたろー)

Meiji2_102.jpgMeiji2_101.jpg


posted by SaltyFriends通信 at 22:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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