2009年03月10日

■□よろず帆船人突撃インタビュー 〔31〕 帆船<あこがれ>ボランティア やすおさん □■

今月のよろず帆船人は、「あこがれ」ボランティアのやすおくん!

今年の4月から、大学卒業後の進路として海技学校を選択し、
船員への道を歩むとの事。
「あこがれ」との出会いから、進路を選ぶ動機までを
突撃インタビューしてみました。
船への熱い想いが、次々とでてくる面白いインタビューでした!

yasuo.JPG
やすおくん・プロフィール
氏名:古川航平
「あこがれ」ボランティア歴:1年
小さいころの夢:船員さんになる!
出身:大阪
ニックネームのプロフィールは、高校生の時に友人につけられた
名前だそうです。由来は、やすお「ぽい」とのこと。

以下、
やすおくん:[や]
SaltyFriends:[SF]

[SF]
最初の質問ですが、大学卒業後の進路して船員になるとのことですが、
思い切った!進路だなとの印象をうけました。
こういった道を選ぶということは、船に対しての想いが強くあるの
だろうなと感じています。
まず、船との出会いという部分を含めお話いただければ、と思います。
[や]
はい。実は小さいころの夢も船員になりたい、でした。
というのは、小学生の時に初めてフェリーに乗りそのかっこよさに惹かれてしまって。
実は、国内の古い時代からのフェリーに関しては、ちょっとしたオタクでもあるんです。
日本で使われていたフェリーがどのようなその後を送っているか、、、
たとえば海外に売られて行っても現地で活用されている姿などを知ったりすると、
うれしくて仕方がないですね!
なので、小さいころの憧れとしてですが、船員になりたいなぁという夢は持っていました。

[SF]
では、「あこがれ」との出会いはいつだったのでしょうか?
[や]
「あこがれ」には中学生2年生の時に3泊4日のコースに乗ったのが初めてでした。
2000年の世界一周の航海の新聞記事で「あこがれ」に興味を持ったのがきっかけでした。
いい思い出が一杯でき、すばらしいクルーと出会えたことがずっと心に残っていました。
その後、次の乗船までにはブランクがありますが、あこがれのホームページで
情報は追い続けていました。
高校卒業後、大学に入りますが、なかなかやりたい事を見つけられない状況でした。
20歳のころ、やはり船員になりたいという小さいころの夢が復活してきて。。。
そして、「あこがれ」と再開することになりました。

IMGP7057_s.jpg
神威岬の沖を帆走するあこがれ

[SF]
ちょうど、進路を考えている時に「あこがれ」との再会があったんですね。
どんな再会だったのですか?
[や]
これは少しだけ幸せな偶然が重なっています。
ある日たまたま天保山に出かけたときに「あこがれ」が来ていたんです。
普段は、南港ですしちょっと嬉しくなって船に寄ってみました。
すると、また偶然にも、私のことを覚えてくれていたクルーと再会しまして、
メスルームでいろいろと話す機会に恵まれました。
そんな中で、ボランティアの話があり、自分でもやってみたい、
との想いが強くなりました。
で、その後に一泊の航海に参加しボランティアの推薦をいただきました。

[SF]
ボランティアで「あこがれ」に乗ってみていかがでした?
[や]
人との出会いに感動しました。
実は元々はあまり交友関係が広いわけでもなく、積極的に旅行に行ったり
するような性格ではありませんでした。
ところが、「あこがれ」であちこちに行くと、寄港地では歓迎してもらえ、
多くのボランティアの方とも深い付き合いをするようになりました。
年齢が年上の方には、とてもかわいがってもらえますし。

IMGP7023_s.jpg
北海道の江差町での停泊時に撮影
フォアマストに垂れ下がる幕府海軍旗に注目!

[SF]
では、もう少し仕事に関してのお話を伺いたいのですが、
これから海技学校で学生をする上での何か目標などがあればお願いします。
[や]
本当に基本的なことではありますけれど、船員になるための知識を
得たいという気持ちでいっぱいです。
そして、大学を経験したということで、ほかの生徒よりも年上であると思います。
その部分が少しはマイナスなのかもしれない。でもプラスである部分を
積極的に活用したいなぁと思っています。

[SF]
立ち入って伺いますが、プラスである部分というのは
どういったところでしょうか?
[や]
今の大学では経済を勉強しています。
直接は関係無いんです。でも実は深く関係してくる部分もあると思っています。
日本ではモーダルシフトという社会全体の流れが存在しています。
モーダルシフトとは、貨物や人の輸送手段を変えるということで、省エネな船舶は
変わる先として期待されているのです。
ところが、去年の原油高では一番ひどい打撃を受けたのが船会社でした。
そして、その原因は2つ考えられて、
・船が活きてくる法整備がなされていないという行政の責任
・船会社に経営体力がないという会社がもつ問題
だと思っています。
特に、経営体力については、経済の知識を活かすことができると思っています。
社会全体の大きな流れに目を向け、経済という考え方で捉えつつ、
船員をしていきたいと思っています。

[SF]
では、少し話を戻しますが、、、
セイルトレーニングについて、何か考えることがあればお願いします。
[や]
私は、トレーニーで乗った経験よりもボランティア乗船経験の方が多いです。
そのためボランティアとしての視点なのかもしれませんが、人との出会いから
「繋がり」ができるため何回でも乗ってもらいたいです。
そういった「繋がり」をドンドン違う場面でも活用してもらいたいと思います。
で、実際こう言うだけではなくて、今日も横浜まで来て、いろいろなボラ仲間と
会っています。
こういったことが、自然にできていることが一番いいことなのかな、とも思います。
結局は「あこがれ」に乗って人生の勉強をしてるんだと思います。

IMGP7711_s.jpg
成ヶ島上陸時に撮影
ゴミ集めする自分とボラ仲間

[SF]
今度は未来についての質問になりますが、海技学校を卒業してからどのような
進路に進みたいと思っていますか?
[や]
シンプルですが、船に乗ること、ですね。
先ほども話しましたが、自分の強みを活かした仕事の仕方を
していきたいと思っています。
帆船については魅力も感じますが、特別にこだわるという気持ちはありません。
でも、何か大多数の人がしないことという価値が見出せるのでしたら、帆船に
乗り続けたいですね。

[SF]
では、最後に船員という仕事への抱負をお願いします。
[や]
すこし矛盾するような言葉かもしれませんが、「あこがれ」という
ひとつの船を通して、船員という仕事の良し悪しがわかったし、
船員という仕事は単純に「夢」という言葉だけでは実現できない職種だと思います。
でも、その上で船員になろうと考えられたのも「夢」という原動力があったから、
だと思っています。
もしも陸で働いていても、港で素敵な船を見ていて、あの船で働きたかった
なぁ〜って指くわえているだけなのは、いやです。
たとえ「船員は大変な仕事だ」と誰かが言ってても、航海してから後悔したいって
いう気持ちがあるんです(笑)

IMGP7603_s.jpg
大阪湾にある成ヶ島(淡路島の離島)に上陸するためのボートから撮影

[SF]
本日は、長い時間のインタビューありがとうございました!

(SF みっきー)


posted by SaltyFriends通信 at 08:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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