2008年10月08日

■□<あこがれ>親子環境観察コース参加レポート Byかおちゃん□■

こんにちは!「あこがれ」ボランティアスタッフのかおちゃん
です。
9/13〜15「あこがれ」の親子環境観察コースに乗って来ま
した。環境観察コースって難しそうな名前がついてますが、とて
も楽しく、3日間があっという間に過ぎてしまいました。

乗船したてのみんなの顔は、少し緊張気味?乗船式では船長の
タツさんが、昭和60年と平成19年度(現在使用中)の大阪湾
のチャートを比較しながら、関空の2期空港島や神戸空港、埋め
立て中の夢州(ゆめしま)などがなかったこと、人工島の埋め立
てにゴミが使われていることをレクチャー。お話しを聞いて、改
めてゴミについて考えました。

今回は環境を考えるコースで、出航前に海の透明度を測定。
<あこがれ>が停泊している大阪のオズ岸壁の海水は、なんとも
表現しにくい茶色で、すぐに白い円盤(円盤が見えなくなった深
さが透明度なんです!)は見えなくなってしまいます。
透明度はなんと3m!めっちゃ汚い!透明度が計れたところで
<あこがれ>は成ヶ島に向けてGO!

透明度チェック!.JPG
<白い円盤を海中に沈める>

お昼ご飯を食べた後、エンジンを止め、帆走にして関空沖(?)
で再度透明度を測定。結果は8m。海水も透明で、円盤も青い中
に見えなくなっていきました。
この場所から講師の細田龍介(ニックネーム・ドラゴン)先生が
漂流調査用のペットボトルを海に投下し、追跡開始!このペット
ボトルには、今流行のGPSが付いた携帯電話が入っています。一
定時間ごとにその位置が発信されるようになっていて、大阪湾内
でゴミがどのように流れているか、調査が出来るようになってい
ます。

TELしてね〜!!.JPG ペットボトルを流す.JPG ペットボトルの中身.JPG

夕方には、成ヶ島が見える由良港でアンカー。夜の自己紹介で
<あこがれ>からの宿題になっていた、自分の住んでいる近くの
川の調査について発表。
みんなの近くの川にもゴミが落ちていたようですね。この宿題で
今まで気にして見ていなかった川が違って見えたそうです。
その後ドラゴン先生による講義で、明日の成ヶ島の事を教えて頂
きました。どんな島か楽しみです☆

2日目の朝6時過ぎに降っていた雨は、上陸前の9時には止んで
雲の間に青空まで見えるいいお天気に!みんな嬉しそうに朝のブ
リーフィングに参加。前日流したドラゴン先生のペットボトルは
朝の8時の時点で写真のように移動しました。

20080913-15 あこがれ環境観察コース ペットボトル3のコピー_1_1.jpg

思ったより早い〜。
そして透明度の測定、ここ由良湾の透明度は9m。

2班に分かれて、ボートで成ヶ島に上陸。<あこがれ>から成ヶ
島へ移動するボートから見える海岸線には、ゴミがいっぱい目立
ちます。
『成ヶ島を美しくする会』の花野会長さんの話では、成ヶ島の漂
流ゴミがマスコミなどで取上げられ、遠くからゴミ拾いに来てく
れる人がいるとのこと。ですが、ゴミ回収後のゴミ処理に困って
いること、正直なところ成ヶ島に来てくれるのはありがたいが、
成ヶ島に来て清掃してくれるより(淀川水系などの)元をきれい
にしてほしいというのが本音です!と話しておられ、島のゴミを
キレイにすることがホントの解決じゃないんやって気づきました。

海岸線のゴミ.JPG 成ケ島についたゴミ.JPG 成ケ島についたゴミ2.JPG
<たくさんのゴミが打ち揚げられる>

成ヶ島に漂着するゴミの中にはゴルフ場からのボールがあり、遠
くは岡山の山奥から瀬戸内海に流れ、明石海峡か鳴門海峡を通り
成ヶ島に打ち上げられた物もあります。さらに大阪湾以外からの
ゴミも含まれていて、海だけでなく川や田んぼの用水路も海に繋
がっていることを再確認。

上陸してまずは島の探検。展望台までの道にはアカテガニがいっ
ぱい。はさみを振り上げて抵抗するカニと格闘する子供たち、爪
に挟まれながらもカニを捕まえていましたv(^^)v 島に生えてい
る珍しい植物を教えてもらいながら、山頂に到着〜!

成ケ島淡路橋立.JPG ゴミフェンス.JPG

眼下に淡路橋立(あわじのはしだて)と言われる、成ヶ島のきれ
いな光景を眺めていると、干潟に不自然な人工物の線が見えたの
で訪ねると、これは干潟の貴重な生き物を守るために、漂流ゴミ
を止める防護フェンスなのだとか。
このフェンスだけで250万円かかること、注射器などの危険な
ゴミが混ざっているため、清掃活動にもリスクがあることなど、
実際に現地で活動している人に聞かなければ知らないことがいっ
ぱいでした。

お昼のお弁当は、地元の方が作ってくれたタコ飯と、地元で取れ
た魚のフライ。どれもとても美味しい(^0^)

タコ飯とフライ.JPG

午後から行った干潟には、シオマネキなどのカニや、いろんな種
類の貝がたくさん居ます。その中でも子供たち(大人も?)の興
味はマテガイ取り。
干潟で小指くらいの穴を探しては案内人の人が持ってきてくれた
塩を入れてマテガイが出てくるのを待ち、マテガイの頭がニョキ
って出てきたところを捕まえる!!引っこ抜く!!

マテガイの穴だと思って塩を入れても出てこない?!あちこちで
『出た〜!』とか、『外れか〜?』って盛り上がってました(^^)
普段は磯に触れる機会が少ない都会っ子が、イキイキと貝やカニ
を捕まえて喜んでいる姿は、とても楽しそう☆
波打ち際では、ズボンやくつが濡れてもお構いなしに海に入り、
親が嫌がるのも知らんぷり、無邪気にはしゃいでいます(笑)

シオマネキ.JPG マテガイ.JPG

その後は砂浜でゴミ拾い。わずか15分くらいで、袋一杯のゴミ
が集まりました。中には今まで見たこともない物体が?!20c
m大の丸いプリン色をしていて、ぷにょぷにょ・ベタベタした物
なんですが、結局ナニだったのか???

物体X.JPG

夜のドラゴン先生による講義は『どうすればゴミが減るか?』。
先生の質問に対し『デポジット(ペットボトル飲料に預かり金を
上乗せして販売し、回収を促すシステム)を取り入れては!』と
か『買ったお店で食品トレイは外す』、中には『豆腐を買うのに
ボールを持って行く!』などトレーニーさんの環境への関心の高
さが伺える答えがいっぱい返ってきました。

この日は中秋の名月だったので、<あこがれ>のデッキで満月を
眺めながら、『成ヶ島を美しくする会』の人から頂いた黒糖味の
ところてんを、とっても美味しく頂きました(^人^)

中秋の名月.JPG

最終日の朝のブリーフィングで、船長タツさんが『ドラゴン先生
のペットボトルが明石沖で回遊しているので、帰りのコースで見
に行こう!』と提案。そこで帰りのコースが決まりました。
しかし残念ながら、明石に着いた頃にはペットボトルは神戸沖へ、
神戸に来た頃には明石に回ってしまったようで、ペットボトルを
確認することは出来ませんでした。

9月15日のペットボトルの移動.JPG

3日目はいつものセイルトレーニングをして、無事大阪まで帰り
ました。下船前に、みんなで拾ったたくさんのゴミをバケツリ
レーで陸揚げし、業者さんのトラックに積み込みました。みんな
にも業者さんに支払った金額を聞いてもらい、ゴミの処理にもお
金がかかる事を知ってもらいました。

バケツリレー.JPG

今回の航海を体験して、ニュースで聞いた、韓国から対馬に流れ
着いたゴミ問題など、大変やな!って、どこか遠くの出来事のよ
うに、自分には関係ないと思い込んでいた気がします。
ドラゴン先生が航海の最後に、カナダのバンクーバーにある海洋
博物館の入り口には、ゴミの山が置いてあり、日本からのゴミが
2/3を占めていること。成ヶ島は日本国内のことだけれど、外
国にも日本のゴミがある。ゴミ問題(=水問題も同じだとか)を
自分たちが出来るところから、船を降りたところから始めてくだ
さいとおっしゃっていました。

みんなが身近なゴミをなくす事を意識することで、遠くのゴミが
なくなっていく(かもしれない…)。ドラゴン先生や『成ヶ島を
美しくする会』の皆さんの活動は、そんな願いが込められている
と、今回の航海で知りました。
“ゴミを減らす”。難しいことは続かないけど、自分が出来る
簡単なことから始める。なにが私に出来るか考えながら、
<あこがれ>を降りました。

ペットボトルの航跡(2008年度分).jpg
<ペットボトルの航跡(2008年度分 au) 資料提供/細田龍介 大阪府立大学名誉教授>


posted by SaltyFriends通信 at 01:47| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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