2008年07月10日

■□ 飛行機で飛びフネに乗る □■

 ちょっと冒険心のある人なら誰でも乗ることのできる帆船。先月号では旅先・出張先で、思い立ったときに乗ることのできる船を紹介した。初めての時は、一日でも海に出るのはとても楽しい。でも一度乗ってしまうと、この船でどこか遠くの港まで航海したら、そんな風に考えてしまう。そんな冒険旅行を提供する帆船は、実は世界には数多あって、その主だったところはやはり、アメリカやヨーロッパを本拠にしている。

 アメリカでは、東海岸、西海岸、五大湖、の順番で、毎年大規模な帆船レース&帆船祭りが行われている。例年20〜40隻の帆船が参加していて、港でそのフネたちが並んでいる様は壮観だ。
 今年は、日本からも行きやすい西海岸。6月25日〜29日の日程で行われたカナダのヴィクトリア帆船祭りを皮切りに南下し、サン・フランシスコ、ロスアンジェルスなどのお馴染みの街に立ち寄りながら、9月6〜7日に行われるダナポイントまで南下する。
 8つの港での帆船祭りの途中、港と港の間は、レースもしくはクルーズ・イン・カンパニー(競わずに帆走を楽しむ)が行われる。海軍などのフネを別とすれば、基本的には、一般の参加者が乗船できるようになっている。

 その一つの楽しみ方は、港での帆船まつりの際に行われる、フネの一般公開や体験クルージング。サンセットクルーズもあれば、帆船同士で大砲を打ち合う“海戦”のようなものもある。歴史的なフネを復元したレプリカ帆船は、大砲を何門も積んでいて、もちろん弾をうつわけではないが、大砲に火をつけ空砲を撃つことができる。港への出入港の際は、これでもかというぐらい、どのフネも腹にずしんと響く音を轟かせながら大砲を撃つ。
 港でのこうした、体験クルージングはネットで注文できる場合もあるし、当日の朝から会場で売り出す場合もある。ぜひ、お目当ての帆船祭りのホームページをチェックして、乗れる帆船をさがして欲しい。
 ちなみに既に終わってしまったが、ヴィクトリア帆船まつりでは、↓のフネたちに乗ることができた。
 http://www.princeofwhales.com/tallship/index.html

 今回の帆船レース&帆船まつりに参加する帆船は、全部でなんと33隻!フネによっては、一部の帆船まつりだけに参加、ということもあるが、どんな小さな港でも10隻以上の帆船が岸壁に横付けされる。船内の探索にでかけなくても、芝生に腰を落ち着けて、眺めているだけで、冒険心というか旅心というかが駆り立てられる。港の不思議な魅力は、目の前に見えないどこかに確実につながっているのだというはっきりとした意思が感じられるところにある。
 ASTA(アメリカセイルトレーニング協会のサイトでは、今年の帆船レース&帆船まつりに参加する全ての帆船を見ることができる。
http://208.113.252.52/tallships/2008pacific/vessels.php
 この中で、黄色い☆でBERTHS AVAILABLEと書いてある船が、乗ることのできる船だ。帆船レース全体で、一括して乗船受付をしているわけではないので、お気に入りのフネが決まったら、フネのサイトに行って見よう。ここで確認しなければならないのは、船が誰を対象にしているかということ。フネによっては、中学生のための航海プログラムしかなかったり、逆に年齢不問!という形のプログラムが準備されていたりする。
 フネのサイトには航海スケジュールが乗っているので、それぞれのフネの航海スケジュール、立ち寄る港を見ながら、参加できそうな航海を探してみる。出航は大体朝、港に着くのは夕方が多いから、飛行機のスケジュールは当日はできるだけ避けた方がよいかもしれない。

 先ほどの表の中で、目にとまったのは。2003年まで横浜を母港に活躍した、セイルトレーニングシップ<海星>は、この夏のレース&帆船祭りのほとんど全てに参加するようだ。プログラムは短い区間でサンディエゴからメキシコのエンセナーダまでの3泊4日の航海。1泊あたり200ドル程度というのは若干割高ではあるが、きっとどの区間をとってみても心に残る航海になるだろう。
 申し込み方法は、<海星>を運行するオーシャン・ボヤッジズ・インスティテュートにメールか電話で連絡。その後、申し込みに必要な書類の提出や申込金400ドルをクレジットカードか銀行送金で支払う。
http://www.oceanvoyages.com/Kaisei_schedule2008.pdf
 申し込みが完了したら、後は、荷造りをし、指定された港まで飛行機とタクシーを乗りついで行く。といった感じだ。

 さすがにもう今年の夏は・・・。そんな方には、来年の計画をおすすめしたい。帆船レースは一年以上前から、スケジュールが発表されているので、寄航する港と日本からの交通とを考えながら、参加帆船を探してみると乗ってみたいフネが見つかるかもしれない。
 ちなみに来年2009年の帆船レースは、大西洋横断レース!を含む一大イベントとなる。スペインを出向し、カナリア諸島経由でバミューダへ。バミューダの400周年記念イベントを経てアメリカを北上、再び大西洋を跨いで英国のベルファーストまでレースは続く。

4/30-5/03 ビーゴ(スペイン)
5/14-5/17 テネリフェ(カナリア諸島)
6/12-6/15 バミューダ(バミューダ)
6/25-6/28 チャールストン(米国)
7/08-7/13 ボストン(米国)
7/16-7/20 ハリファックス(カナダ・ノバスコーシャ州)
8/13-8/16 ベルファースト(英国)


[SF い]
posted by SaltyFriends通信 at 00:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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