2011年12月10日

大森洋子さんの訳本あらかると   ByQたろー

当Salty Friendsでも、「キッド」のシリーズ続行キャンペーンで
応援中、大森洋子さんの最近の訳本を、何冊かまとめてご紹介します。
寒さ本番のこれから、お部屋で海を想いながら読書もオツなものですね♪

「図説 スペイン無敵艦隊 エリザベス海軍とアルマダの戦い」
アンガス・コンスタム著
2011年10月28日第1刷刊行 発行:原書房 定価3,800円(税別)

大森さん 無敵艦隊 表紙.jpg
 

過去に同じ原書房からも出版されている、1588年から5回(+α)
に渡って行われた、ご存知、スペイン・フランス連合艦隊による
イギリス本土遠征。この「アルマダ」(スペイン語で艦隊、海軍という
意味)の戦いでの敗北以降、スペインは海上覇権をイギリスに譲ってい
くことになります。

ただこの戦い、よく「イギリスがスペインを海戦でコテンパンに叩きの
めした」と思われがちですが、作者のアンガス・コンスタムは引き上げ
られた当時の大砲の分析など、水中考古学的見地から、その解釈に疑問
を投げかけます。日本人である我々、読んでいて「元寇」(文永の役・
弘安の役)がチラチラと頭をかすめた、なんて方もいらっしゃるのでは
ないでしょうか?

今回の「図説 無敵艦隊」はタイトルの通り、とてもビジュアルが豊富
で読みやすい作りになっています。巻末の索引、艦隊の一覧表なども
とてもユースフル!この年代の船に興味のある方なら、ぜひともお手元
に置いていただきたい資料本です。


「死の航海」(上・下巻)
ポール・ギャリソン著
2011年8月10日第1刷刊行 発行:扶桑社 定価:各914円(税別)

大森さん 死の航海 上.jpg 大森さん 死の航海 下.jpg


主人公ジムは、トレーニングジムのインストラクターで、海や船のこと
はまるで素人。大金持ちのウィルに請われて、スループ型のヨットでマ
シントレーニングしながら大西洋を優雅にセイリングする・・・予定で
した。ところが、間もなく自分がとんでもなく危険な陰謀に巻きこまれ
たことに気付き…。

まったくのオカ者であるジムは、追手から逃れるため、必要にかられて
セイリングを学んでいくことになるのですが、同時に詠み手も、ジムと
一緒に海や船のことを学んでいくことになります。
何度も船酔いにかかりながらも、途中で合流した恋人と一緒に、追手の
ハイテク・カタマラン(双胴船)と南氷洋で繰り広げるカーチェイスな
らぬ、シップチェイス?は圧巻!
読み出したら止まらない!ので、ぜひお時間のある時に(笑)。


あと船モノではありませんが、大森さんはこんな本も翻訳なさってい
ます。おまけでご紹介るんるん
「アイザック・スターン すばらしきかな、わがヴァイオリン人生」
アイザック・スターン著、ハイム・ポトク共著
発行:清流出版 定価:3,800円(税別)

大森さん アイザック・スターン 表紙.jpg

アイザック・スターン氏の名前は、例えばカラヤンやバーンスタインな
どクラシックに縁のない方でも、耳にしたことはあるのではないでしょうか?
1920年、ポーランド生まれのユダヤ人である彼の人生は、激動の20世紀
という時代そのもの。読者は読みながら、スターン氏とともに歴史を体
験し、世界中を旅することになります。

音楽家としてはもちろん、不世出の天才である彼も、その素顔はお茶目
でユーモア溢れる元気なおじちゃん!惜しまれながら2001年に世を去っ
たスターン氏の人間的魅力全開のこの本は、クラシック音楽ファンでな
くとも読み応え充分です。そして読後はぜったいに、彼の演奏が聞きた
くなるはず。

ヴァイオリンというと、「マスターアンドコマンダー」のオーブリー&
マチュリンの艦長室での二重奏シーンを思い出す方も多いのでは?
航海中、夕陽の沈む海を見ながら、当直の終わりにヴァイオリンなんて
いつか聴いてみたいものです***

                かわいい

そしてそして!やはり大森さんと言えば「トマス・キッドシリーズ」ぴかぴか(新しい)
ついにこの春、待ちに待った最新刊8巻にお目にかかれそうですよ!
詳細は分かり次第、お知らせ予定です。お楽しみに♪♪



posted by SaltyFriends通信 at 09:42| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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