2008年12月10日

oooOoO SaltyFriends通信 12月号 Ooo

OoOoOoOooooo  ooooOoOoOoOoooooooo  
o☆oOo           oooOoOoOooooo
Ooo                             
o   〜 帆船で海、行く? 〜
   
     ★★ SaltyFriends 通信 ★★ 56号   2008.12.10

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〜〜〜〜〜〜〜〜帆船の最新情報は ⇒ http://saltyfriends.com 〜〜
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こんにちは!Salty FriendsのQたろーです。

先日、久しぶりにSFボラチームの仲間と、神奈川県横浜市に保存
されている<初代日本丸>の見学に行きました。船内で偶然、話を
交わしたポーランドからのお客さん(男性3名)は、なんと<ダル・
モジェジィ>(3檣フルリグドシップの練習帆船)のクルー!
シーズンオフで、別の仕事のために日本にやって来たとのことですが
それにしてもビックリ☆でした。

巷では、あまりいいニュースが聞かれない今日この頃ですが
来年もSFと皆様には良い風が吹きますように!

それでは2008年最後のSalty Friends通信、いざ出航〜!
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■■スターボード&ポートカレンダー■■

OOoo.. "生"の帆船&オカのイベントのカレンダー。
「こんなのありますよー」というみなさんからの情報お待ちしています!
stbd@saltyfriends.comまでお寄せ下さい。..ooOO

--------------------------≪国内&近隣≫--------------------------

▼フネに乗る!
12/20-12/21 帆船<あこがれ>1泊2日コース [大阪南港〜大阪南港] *キャンセル待ち
3/14 - 3/15 帆船<あこがれ>1泊2日コース [大阪南港〜大阪南港] *キャンセル待ち
申し込み方法等詳しくは→ http://www.akogare.or.jp/ssnew.html

▼フネを見に行く!
12/19〜1/12 <サンファンバウティスタ>イルミネーション   [石巻]
12/19〜1/12 <初代 海王丸>イルミネーション     [富山]
12/23    帆船<あこがれ>クリスマスイベント [大阪南港]
12/21-12/24 帆船<あこがれ>クリスマスイルミネーション点灯 [大阪南港]
2009/1/6 帆船<あこがれ>消防出初式会場パレード参加 [大阪南港]

-----------------------------≪海外≫-------------------------
今月はお休み。(来月号では09年夏の帆船祭りのスケジュールを紹介します!)

◇◇◇◇◇◆◇  ポート:@オカのイベント  ◇◆◇◇◇◇◇
……………………………………………………………………………………
〜12/23 樺島勝一 生誕120年記念回顧展 〜 [東京 弥生美術館]
1/12  みおつくしフォーラム 帆船<あこがれ>と世界一周 [大阪 なにわの海の時空館]
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■■ 目次 ■■

┏┓
┗■ 12月のSaltyFriends通信 ==================

┏◆ 《 スターボード & ポートカレンダー 》
┃ 
┣◆ 《 Ch16 》

┣◆ マカオ海洋博物館レポート By 特派員あーるさん

┣◆ 帆船<あこがれ>の15歳を祝う会、大成功!!

┣◆ 浦安市郷土博物館 和船乗船会レポート By まりあさん

┣◆ 自動船舶識別装置で遊んでみた

┗◆ よろず帆船人突撃インタビュー 〔28〕
<サンタ・エウラリア>一等航海士
フランシスコ・ホセ・ブラーボ・フレイレさん
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■■Ch16■■

OOoo..帆船のイベントや話題を紹介する《Ch.16》。
帆船のニュースはstbd@saltyfriends.comまでお寄せ下さい.ooOO


★静岡国文祭 焼津市のテーマは「海の文化」
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2009年の10、11月に、静岡県内各所で行なわれる国文祭ですが、
焼津市のテーマは「海の文化フェスティバル」。
遠洋漁業の基地として有名な焼津ならではの取り組みが盛りだくさん
です。

帆船<あこがれ>の招致や、焼津ご自慢の「八丁櫓」も、もちろん
参加します。どちらも体験乗船が企画されているようです。

詳しくは焼津市HPをチェック☆


★来夏の大西洋横断帆船レースに各国が支持を表明
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2009年夏に行なわれる大西洋横断帆船レース(Tall Ships
Atlantic Challenge 2009)に、英国王室、スペイン王室、そして米
国上院・下院議会が正式に支持を表明した。さらに、バミューダ郵
便が記念切手とファーストデーカバーを発行すると発表。デザイン
は、レースに参加予定の4隻の帆船を描いたものになるそうだ。

この大西洋横断帆船レースは、直近では2000年にも行なわれて
おり9年振り。前回と同じ Sail Training International と米国セ
イルトレーニング協会による共同主催。ただ来年はバミューダ諸島
が島の恒久的開拓400年という節目にあたり、レースはバミューダ
経由となる。

7000海里に達するこの航海には、現在すでに12ヶ国以上の帆
船が参加を表明。春といってもまだ寒い4月の欧州をスタート、ス
ペインの美しい港町ビゴを皮切りに、バミューダ諸島を経由して米
国東海岸をカナダまで北上、再び大西洋を横断して北アイルランド
のベルファストでフィニッシュとなる。レースの寄港地、詳細スケ
ジュールは次の通り。

ビゴ・スペイン - 4月30日〜5月3日
Vigo, Spain - 30 April - 3 May
テネリフ・カナリア諸島 - 5月14〜17日
Tenerife, Las Canarias - 14 - 17 May
バミューダ諸島 - 6月12〜15日
Bermuda - 12 - 15 June
チャールストン・米国 - 6月25〜29日
Charleston, USA - 25 - 29 June
ボストン・米国 - 7月8〜13日
Boston, USA - 8 - 13 July
ハリファックス・カナダ - 7月16〜20日
Halifax, Canada - 16 - 20 July
ベルファスト・英国 - 8月13〜16日
Belfast, UK - 13 - 16 August

レースに関しては以下のサイトをご覧下さい。
セイルトレーニングインターナショナル
米国セイルトレーニング協会


★<明治丸>一般公開終了間近!!
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先月もお伝えしましたが、念のためにもう一度。

2年間、当会も応急措置のリフィットボラ活動に携わってきた重
要文化財の<明治丸>の文化庁による補修工事が、とうとう年明
けに始まることになりました!工事は、まずは木部のマスト下部
と、ヤードを撤去することから始まり、3年〜5年がかりで行わ
れることになりそうです。そのため、船内の一般公開は2008年12月25日(木)まで
となります
。以降は当分の間、船内の見学はできなく
なりますので、ご注意下さい。

期間内の一般公開日は、残すところ12月11日(木)、16日(火)、
18日(木)、20日(土)、25日(木)のみ。23日は祝日のため
お休みです。お間違えなく☆

Meijimaru, ornamental shelf.JPG
しばらくこの<明治丸>サロンともお別れです。


ひらめき重要文化財<明治丸>
◆公開時間:10:00〜15:00
◆入場無料
★引率者のいない中学生以下の方の観覧はできません

◆保存場所:国立大学法人東京大学 海洋工学部
      越中島キャンパス内
◆住所:〒135−8533東京都江東区越中島2−1−6
◆電話:03−5245−7300(代表)
◆海洋大<明治丸>HP


★平成20年度「船の博物学講座」第2回 遣唐使のふるさと
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東京海洋大学、海洋工学部公開講座の12月のテーマは、
「遣唐使船」。ゆかりの深い倉敷市について庄司邦明先生が
分りやすくレクチャーして下さいます。

◆会場:東京海洋大学海洋工学部(越中島キャンパス)1号館1階
    116教室
◆日時:2008年12月20日(土)13時〜15時
◆テーマ:「遣唐使船」のふるさと、倉橋島をめぐる遺跡
      について
◆講師:庄司 邦昭先生(東京海洋大学)
◆費用:無料
◆申し込み:メールでshoji@kaiyodai.ac.jp(←アットマーク
      を半角に直して送信下さい)まで。
      タイトルを「20年度第2回受講希望」とし、住所、
      氏名、年齢、電話番号を書き添えお送り下さい。
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■□マカオ海洋博物館レポート By 特派員あーるさん■□

9月中頃、仕事でマレーシアのマラッカを訪れたところ、偶然海
洋博物館を発見。時間を作って見学してみた。

近年、海賊事件が多発することで有名な海峡の名前がついたこの
町は、その名を裏切ることなくマラッカ海峡に面している。マ
レー半島西海岸南部に位置し、首都のKL(クアラルンプール)
から車で2時間ほど。KLに住む人たちが、週末2泊3日程度で
ふらっと遊びに来る、そんな小ぢんまりとしたリゾート地だ。

海洋博物館は、マラッカ観光の中心地でもある「オランダ広場」
から歩いて2、3分の運河沿いにあり、アクセスは◎。
入場料は、大人3RM(マレーシア・リンギット)、日本円にす
ると90円くらい?、学生は1RM。安い!

fachada del museo.jpg Flor de la mar y el museo.jpg
左 ちょっとドッキリ★!?なデザインの博物館玄関
右 分館のレプリカ船<フロール・デ・ラ・マル>外観


博物館は、ひときわ目を引く、船首が壁をつき破ったような大胆
なデザインの外観の建物が本館で、ポルトガルの交易船のレプリ
カ<フロール・デ・ラ・マル>(以下<フロール号>)の方が分
館という二部構成になっている。
本館の方は、マレーシアの海や海洋生物、海運、海軍の歴史を中
心に構成されており、<フロール号>の方はもっぱらポルトガル
との交易の歴史が中心になっているようだ。若い頃のマゼランが
何度か寄港したことがある関係で、マゼランに関する展示も多い。

los barcos.jpg Diolama de Magallanes.jpg
左 手前、東南アジア式の船体+ジャンクの帆装=「合いの子船」
(Hybrid ship)に注目!
右 <フロール号>船内にあるマゼラン渡航のジオラマ

Alfonso de Alburquerque.jpg cubierta de Flor.jpg
右 東南アジアにおける、ポルトガルの覇権を確立した征服者
アフォンソ・デ・アルブケルケの立像
左 <フロール号>のデッキ 青いロープは見た目重視?


一通り見学したあと、何か記念になるものを・・・とミュージア
ムショップを探したが、見あたらない。聞くとこの博物館に
ショップはない、とのこと。近所のみやげ物屋に、若干船関係の
グッズを売っているところがある程度だった。残念。

コロニアル様式の建物が多く残るマラッカは、世界遺産にも登録
されており、治安も良く、英語も通じる。マレー料理も旨い。華
僑が多いマレーシアの中華料理は、台湾の味に近く、日本人の口
にも合うと思う。

ただし、注意しなければならないのは、ラマダン(断食)の時期だ。
イスラム系の店はことごとくクローズしてしまい、観光船なども
間引き運行になったりする。
イスラムの人々と一緒に断食する必要はないが、日にちが限られた
観光では、日程が狂う可能性があるので、気をつけたい。

           レポート&写真 By特派員あーるさん
estrecho de Malaca.jpg
日が沈むマラッカ海峡。日本で消費される石油の80%がここを
通過する。まさに「日本の生命線」だ。

〔オマケ〕
日本丸&サンタマリア2008,12,2.jpg
12月初旬、今度は仕事で神戸へ。
<サンタ・マリア>と<日本丸>のツーショットに遭遇。


〔追記〕ByQたろー

マレーシア海軍も<トゥナス・サムデラ>という練習帆船を所有
しています。1989年、イギリス建造のブリガンティン。
去年の3月に本国を出航した本船は、この春、通算410日、32,690
マイルにおよぶ世界一周の旅を終えて、無事に帰港しました。

日本ではあまり馴染みのない<トゥナス>ですが、2007年のバル
ト海帆船レースでは「ベストニューカマー賞」を受賞しています。
同じアジアということで、いつか日本にも来てくれるといいですね!
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■□帆船<あこがれ>の15歳を祝う会、大成功!!■□

2008年12月7日(日)、大阪市立海洋博物館 なにわの海の時空館にて『帆船「あこがれ」15周年を祝う会』が開催されました。

時空館.JPG

時空館のエントランスホールで海の男たちの歌である「シーシャンティ」のコーラスグループ「OSAKA MEN'S CHORUS」の威勢のいいテーマソング「 Sailing! Sailing! 」(←クリックすると歌声が聴けます) がオープニングを盛り上げてくれました。

OMC.JPG
<ジオラマ前で歌の披露>

その後、今回の15周年の目玉である『帆船「あこがれ」1/20ジオラマ』の制作発表会が制作プロデューサーの帆船「あこがれ」ボランティアスタッフ、長さんより行われました。

長さん.JPG
<ジオラマ制作の経緯・内容説明などが行われる>

再び「OSAKA MEN'S CHORUS」の美しい歌声を聴かせていただいた後、会場は時空館のエントランスホールから会議室へと移りました。

15時からの第一部「あこがれ誕生フォーラム」では、神戸商船大学名誉教授 松木哲先生、同 杉浦昭典先生、帆船「あこがれ」初代船長 奥田忠道氏、元セイル大阪 主査 山岡真澄 女史による「帆船あこがれ誕生秘話」を語っていただきました。

長さん.JPG
<あこがれ誕生を知る中枢部の方々>

話をかいつまんで書くと、1983年に大阪築城400年まつりの記念イベントとして、港湾局ができるイベントを探していた時に、写真誌にセイルアムステルダムの写真が載っており、これだと思った当時の担当課長が、いろんな人に相談する中、ほとんどの人が無理だという回答をする。ただ、海洋写真家の中村庸夫氏が「日本には日本丸と海王丸という2隻の帆船がある。あと一隻、帆船の誘致に成功すれば、帆船のイベントは成り立つ」と聞いてヤル気になった話や、当時「帆船パレードのために大阪湾の船舶の航行を止めるなんてもってのほか」という海上保安庁などからの意見などもあったが、海洋文化の振興という点などから「やっていいんじゃないか」という声があがり開催に向けて進んだことなど数々の苦難・試練を乗り越え、7カ国1地域から計10隻の帆船を集める事に成功し、イベント自体も何万人もの観客を集め、「'83大阪世界帆船まつり」は大成功を収める。

そこに香港の「ジ・フン」という帆船が参加していて、そこの人が「大阪市もこのような帆船を持ってみてはいかがでしょうか」という話があった。大阪市は帆船まつりのような大イベントの他にも継続的にできる海のイベントとして1987年から「メルボルン/大阪 ダブルハンドヨットレース」という4年に1度の国際ヨットレースを開催。そしてもっと一般の人でも誰でも乗れるセイル・トレーニングシップを造るという機運も高まり、帆船「あこがれ」を建造することになった、という話を聞かせていただく。


その後、第2部として、今年の5月23日〜26日に北海道苫小牧市で開催された「子ども宇宙サミット〜美しい星・地球をめざして〜」に帆船「あこがれ」で学んだ内容を書いた作文で参加者の代表に選ばれた小学6年生のニックネームゆう君の子どもサミット発表会を開催。「あこがれ」から地球環境を考える作文などが披露されました。

ゆうくん.JPG
<ゆうくんの発表>


そして、あこがれボランティアスタッフやっさんによる今年9月に行われた「親子環境観察コース(財団法人 大阪コミュニティ財団助成航海)」 の報告会も行われました。

やっさん.JPG

ソルティーフレンズ2008年10月号 にも掲載させていただきましたが、ゴミを拾うまででなく、処理する事まで考える事が大切で、最終的には「ゴミを減らす」事を考えることがいかに大切かという事を教えてもらいました。(あこがれ公式HP 1日目 2日目 3日目

その後、今年の夏にかけて行われた「榎本武揚没後百周年記念事業」やエコキャップの現状報告会などが終了後、懇親茶話会を開催。100名を超える人が集まり、大成功の中、時空館での『帆船「あこがれ」15周年を祝う会』は終了しました。

昔のクルーや新規採用になったクルー、最近見かけなかったボランティアさんなど、たくさんの顔が集まりました。

今回の15周年をきっかけに、本船がどのような生い立ちで、どのようなことを求められて建造するに至ったのかを整理することができたと思います。この船を次世代にいかに受け継いでいくか、という事を考える良い機会となりました。
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■□浦安市郷土博物館 和船乗船会レポート By まりあさん■□

SFボラチーム活動レポート


4月号でもレポートをご紹介した、千葉県浦安市郷土博物館。
5月の「東京みなとまつり」では、乗船会のためにはるばる浦安
から海路、「船館」まで「打瀬船」を運んできて下さいました。
その後、ぜひ地元境川(さかいがわ)で和船に乗ってみたい!と
SFボラチームメンバーは、今年最後の乗船会に参加してきまし
た。

今回のレポートは、ボラチームの「まりあさん」です。(Q)

         **********
         
11月23日に浦安市郷土博物館に出かけました。
博物館の屋外展示は昭和27年ごろの浦安の町を再現していて、
建物の中に入ったり2階へ上がったりすることもできます。これ
らの建物は、実際に使われていたものが移築されているそうで、
中には浦安市指定や千葉県指定の文化財になっているものもあり
ます。

Urayasu paisaje.jpg
「タバコ屋さん」の2階から。中央奥に見えるのが、日本で唯一
の動く「焼き玉エンジン」。


この日のメインイベントは、博物館のボランティアによる境川で
の乗船体験。手漕ぎの船とエンジン付きの船の、両方に交代で
乗って川を遊覧。
この境川の周りも風情があってなかなか素晴らしいです。天気も
良く風も無く、境川も私たちが乗る船が起こす波がない時には、
まるで鏡のように周りの風景や空を映していました。時々はぜが
船に驚いて飛び上がったりはしますが、それ以外は本当に静か。
秋の一日を堪能できました。

RIMG0015-艪で進む.jpg Urayasu cinglando Micky.jpg

左 和船独特の櫓(ろ)は、欧米のオールなどに比べても推進効
率が良いのだとか。「打瀬船」にはマストも立てられます。
 写真提供 Gingaさん
右 櫓こぎ体験中☆ふらふらしながらも前進してます。エライ!


この浦安市郷土博物館の入場料は無料。もちろん船の遊覧も無料。
こんなに楽しめる施設が無料だなんて凄いですよね。

お昼は博物館内のカフェで「あさり重」を食べました。「あさり
飯」が食べたかったのですが、そちらは人気のメニューらしくて
売り切れ。このメニューが食べたい場合は早めにカフェに行くの
がお勧めです。


             By SFボラチーム まりあさん
             
Urayasu Beka.jpg RIMG0020-お昼のあさり定食.jpg
左 こちらは「ベカ舟」。これにも乗せていただきました。
「ベカ」は櫓でなく、櫂(かい)で進みます。
右 わ〜い♪あさり重***写真提供 Gingaさん
             

         **********

2008年2月から始めた東京都品川区の「船の科学館(船館)」
でのボランティア活動も、もうすぐ1年になろうとしています。
最近では、当初お当番日としていた「第2、第4の土日」だけでな
く、ほとんど毎週土日(可能なメンバーは平日も)ガイドボラン
ティアとして活動中。内容は、館内の案内や「もの知りシート」
補充、ミュージアムツアー、乗船会、辻講釈(講談師 室井梅干
さんによる<宗谷>の講談)などイベントセッティングのお手伝
いなど。

さらに活動の一環としてSFボラチームでは、自分たちのスキル
アップのために、不定期にミーティングや研修会も行っています。
上記のまりあさんのレポートのように、他の博物館を見学するの
も大切なワークショップ。
ささやかではありますが「できる時にできることを」モットーに、
頑張ってます!

     ★SFボラチーム メンバー募集中!★

あなたもSFボラチームで一緒に活動しませんか?
関東近郊にお住まいで、海や船にご興味のある方。とくに資格などは
必要ありません。
やってみたいorもう少し詳細を聞いてみたい、という方はお名前、
ご住所、ご連絡先、ご生年月日、性別を記載の上、タイトルを
「SFボラチーム」としてstbd@saltyfriends.comまで。
メールお待ちしております!
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■□自動船舶識別装置で遊んでみた□■

receive01.jpg
<自動船舶識別装置 受信イメージ>

自動船舶識別装置(以下、AIS)というシステムについて、ご存知でしょうか?
上図のようなイメージで、船舶がどういう船で、どの方向に走っているか、などの
情報が簡単に確認できるシステムです。

元々は、大型船の衝突予防などの目的で考えられたシステムであり、
一般ユーザが手にすることは少ない機械なのですが、今回は
市販されている機材で試してみたいと思います。

まずは、システムについて知識を得たいと思います。
このシステムを使っている船舶は、自分の位置情報を船舶用のVHF帯の
電波を用い送信しています。
送信された多数の船の情報を受信すれば、最初のイメージのような
表示が可能となるわけです。

送信するデータは、デジタル化された情報であり、位置情報のみならず、
識別コード、船名、目的地、搭載物などのデータ領域もあります。

下のAIS概略を確認ください。

img.png
<AIS概略>

船舶Aがレーダのレンジ外にいても電波が届く範囲であれば、
船舶Bは運航を確認することができます。
また、船舶Aの正しい船名、目的地、積載物などの情報も登録(※)されていれば
確認することができます。
(※船舶A側にて正しい情報をインプットしておく必要がある)
AISを搭載することにより、もう一つの目を持つことが可能となり
衝突事故の可能性を減らすことができます。
また、レーダで捉えられない「情報」を取得できるシステムともいえます。
陸上側でも、AISからの情報を利用し、接岸時の運用などに利用しているようです。
多くのタグボートが搭載し、連携のとれた運航をサポートしているようです。

AISの搭載義務の発生する船は以下の通りです。
・300トン以上の外航船
・500トン以上の内航船
(残念ながら、帆船「あこがれ」には搭載されていないようです)

〜〜〜〜
では、実際に受信してみましょう。

受信に必要な機器は、多少専門的な機械も多いですが
秋葉原などに行けば買える機器です。

まず、下の機器構成図を確認ください。

kiki.gif
<機器構成図>

船舶から送信されているVHF電波を受信するために、
アンテナと受信機(広帯域受信機)を用います。
また、パケット情報をデコードするために、パソコン
には専用のソフトウェアをインストールします。

今回、揃えた機械やソフトウェアは以下の通り。
・広帯域受信機 ICOM IC-PCR2500
http://www.icom.co.jp/products/amateur/products/receiver/ic-r2500_pcr2500/index.html
・アンテナ COMET DS-3000
http://www.comet-ant.co.jp/products/mobile/05.html
・パソコン WindowsXP搭載ノートパソコン
・ShipPlotter(21日間の体験が可能なシェアウェアです。パーソナル版25ユーロ)
http://www.coaa.co.uk/shipplotter.htm
・接続ケーブルはミニジャック(3.5)のオーディオケーブル

受信した場所は横浜です。
港からも近いため、電波を受信するロケーションとしては
問題ありませんでした。
また、ShipPlotterについては、体験版ではなく、ユーザ登録を行なった
状態で確認を行ないました。

AISで利用されている電波は、大きく2種類に分かれます。

1.東京湾で利用される周波数(その他地域でも利用されている)
・161.575MHz
・161.875MHz

2.公海上で利用される周波数
・161.975MHz
・162.025MHz

東京湾近郊では、1.を受信すれば問題ないと思います。

今回は、東京湾で利用されている161.575MHzにて確認を行ないました。
以下に受信イメージを示します。

receive02.JPG
<受信イメージ>

このように地図上に船のマークが表示され、どのような船が運航しているかを
リアルタイムに確認することができます。

受信画面をみていると、思わず港まで船を見にいきたくなりますね。

〜〜〜〜
受信に際しての注意点やテクニックを紹介します。

この記事を書くために参考にしたのは「ラジオライフ」という雑誌。
2008年11月号に詳しいやり方が載っており参考にしました。
http://www.radiolife.com/RL-Online/articles/RLlist2008/rl0811.html

・アンテナの性能について
今回、用いたアンテナは広帯域の受信を行なう万能型のものです。
そのため、VHF帯の電波に特化したものよりは、性能が劣っています。
あまり遠くの船舶の受信は行なえませんでした。
VHF帯専用のアンテナというものも多く販売されていますので、
そちらを選択するほうがよいでしょう。

・広帯域受信機の機能について
パケット出力できる機械でないと、実施不可です。
あまり多くの機種は市販されてはいないようです。

・受信が行なえているか確認する方法
電波で出力されているAISの情報ですが、データ通信のため、受信機からの音は
ノイズとしてしか聞こえてきません。
該当周波数にセッティングし、スピーカからの音を聞いていると、ガッと短いノイズが
入ります。
音声の受信と異なり、明らかに受信できたという確証は、パソコンでデコードしてみるまで
わからないところが難点です。
現ロケーションで受信できるのか、このアンテナでOKなのか?を簡単に確認するには
船舶が用いているVHF帯の音声の電波を受信してみるとわかりやすいです。
CH16というと、ピンと来る方も多いと思いますが、周波数156.8MHz(音声による通信FMモード)を
受信可能かである程度の判別が可能です。

・パケット情報をパソコンに入力する方法
パソコンと受信機の接続も問題が起こる場合があるようです。
パケット出力された信号をマイク端子に接続した場合、PC内でオーディオとして処理されます。
そのため、出力情報に一部変化が発生し、ShipPlotterへと入力されてしまうわけです。
ただ、この部分は、パソコンのハードウェアの設計によります。
なかには問題なく接続が行なえるマイク端子もあります。
また、ライン入力端子が搭載されているパソコンの場合、そちらに接続することで、
音質の変化を防ぐことが可能です。

〜〜〜〜
ここからは、ShipPlotterの登録ユーザのみの機能紹介になりますが。。。
どうやら、体験版では使えない機能のようです。
(ユーザ登録してしまったため、体験版での確認はとれていません。すみません。)

ShipPlotterには、「Share」というボタンがツールバーにありますが、
他の方が受信した情報がサーバにアップロードされており、ネット経由で
AIS情報を共有できる機能です。
この機能を用いると、受信機なしでAISの情報を表示することも可能です。
ただし、現在のところ東京湾の情報(東京湾で利用されている方が多い?)が中心のようです。

ここからは、ShipPlotterの受信機なしでの表示方法を説明します。
インストールは完了している状態としてください。
ShipPlotterを立ち上げます。
「File」より「Open new chart」を選択し、「grobe.jpg」を選択します。
次に、ツールバーの「Share」ボタンをクリックします。
(青地に白い斜めの矢印が上下に2本のもの)
すると、世界地図上に赤い点が表示されました。
見たい地域の部分を拡大(ツールバーのプラスアイコン)し、
ある程度、目的の範囲が選べたら、ツールバー「Satellite」(地球のアイコン)
をクリックします。
衛星写真が取得され、船舶の位置情報が表示されるようになります。

〜〜〜〜
最後に注意点。
システムの仕組みとしていえることですが、AISとは他の船の機器が計測した情報を
受信して、表示しているシステムです。
もしも、他の船のGPSが異常であった場合には、位置情報も間違いとなります。
また、全ての船がAISの電波を出力してはいません。軍艦などはまず搭載しないと思います。
たとえ、搭載義務のある船でも船長判断で電波を切っていても問題は無いようです。

複雑なシステムですので、実際の利用においても欠点を把握して用いてください。

なお、AISの不正な情報については、海上保安庁などでも調査を行なっているようです。
http://www6.kaiho.mlit.go.jp/kanmon/toukei/AIS.htm

ヨットでの活用例はこちらのサイトが詳しいです。
http://plusd.itmedia.co.jp/pcuser/articles/0607/05/news095.html

いつもに増して、マニアックな記事となってしまいました。
ぜひ皆さんもチャレンジしてみてください。

(みっきー)
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■□よろず帆船人突撃インタビュー 〔28〕<サンタ・エウラリア>一等航海士 フランシスコ・ホセ・ブラーボ・フレイレさん■□  

今月の「よろず帆船人」は、スペインの「バルセロナ海洋博物館」
が所有する保存船、3本マストのスクーナー<サンタ・エウラリア>
の一等航海士、フランシスコさんです。

<エウラリア>の建造は1918年。つまり御年80歳。
水先案内船などの様々な職歴を経たのち、1997年に現在の博物館
所有の保存船となりました。保存船とはいっても<エウラリア>
はちゃんと帆走もし、博物館の「看板船」?として様々なイベント
にも参加しています。昨年の地中海帆船レース「Med2007」でも、
ちゃんとイタリアまでセイリング。頑張ってます!

フランシスコさんは、この<サンタ・エウラリア>の一等航海士、
副長として、船のメンテナンスや一般公開(乗船して見学するには
博物館の入場券が必要)のガイドをしていらっしゃいます。

Cisco.jpg Sta Eularia.jpg
左 学生のような雰囲気?のフランシスコさん
右 係留展示中の<エウラリア>。博物館のチケットを見せると
  「どうぞ」と乗船させてくれます。


お名前:フランシスコ・ホセ・ブラボ・フェレイラさん
ご出身地:スペイン バルセロナ
ご年齢:31歳


以下、
フランシスコさん:〔FB〕敬称略
Salty Friends:〔SF〕


SF:子供の頃の夢は何でしたか?

FB:変に思われるかもしれないけど、子供の頃はあまり夢らし
   い夢って持ってなかったんです。海や山で、自由にのび
   のび、ずっと好きなことばかりしてたからかな?


SF:どうして船乗りになろうと思われたんですか?

FB:C.O.Uを終える頃(日本の高校3年にあたる)今まで
   勉強してきた課程を振り返ってみたんです。自分がやりた
   くないことは・・・って考えた時に、オフィスワークは嫌
   だなぁって。
   で、「好きなこと、やりたいこと」として残ったのが、
今の仕事。小さい頃からずっと海に関わってきたことも
あったしね。
   
proa de Eularia.jpg Eularia foque.jpg
左 <エウラリア>船首部分。アンカーに時代を感じます。
右 帆船レースのためにヘッドスルを点検するクルー
   

<サンタ・エウラリア>での仕事について

   
SF:一番大変な、もしくは辛い仕事は?

FB:そりゃあもう、港に係留していて航海に出られない時が一番
大変ですよ。こういう古い船を仕事場とするのは楽しいけど、
   メンテだけでなく色んなお客さんが出入りするので、係留中は
   気が抜けません。
      
SF:では一番楽しい仕事は?
   
FB:一番楽しい仕事ですか・・・。沢山あるなぁ。一番はもちろん
   こういう歴史的な帆船で働けることそのもの。
   <エウラリア>の時代の水先案内船は、もうこれしか残って
   いないんです。メンテの仕事も試行錯誤しながら、新しい
   ことも試したりしています。
   
   次に、今の仲間たちと働けること。ぼくは運良く、人間的にも
   職業的にもとても良い仲間に恵まれました。船の雰囲気が
   とってもいいんですよ。
   でもやっぱり、なんと言っても一番楽しい仕事は<エウラリア>
   で航海することですね!
   
jarcias Eularia.jpg
あまりピカピカ*になり過ぎないよう、時代考証もしながらの
メンテはけっこう大変。

   
SF:<エウラリア>の中で、お気に入りの場所はありますか?
   
FB:マストの上。一人で上って、街のすばらしい景色を眺める
   のが好きです。
   
SF:今までの航海経験のなかで、特に印象に残っていることは
   ありますか?

FB:一番強烈だったのは、遭難者を拾い上げたこと。レオン湾で
   遭難したディンギーの男性でした。
   フランスの沿岸パトロールが何度か上空を飛ぼうとしたん
   だけど、天候が悪くて断念。われわれに救助に向かってくれ
   ないかと、無線で連絡してきたんですよ。

   前の晩、大きな波がぶち当たったショックで、彼の2メー
   トルのディンギーは転覆。10分で沈んだそうです。海上
   で出会った時には、すでに17時間も漂流していたらしい。

   ジブラルタルから来たイギリス人で、とても物静かな男性
   でしたね。たぶん、起きたことに対するショックもあった
   と思うけど・・・。沈んでしまった自分の船のことを思い出
   しては泣いてたなぁ。
   
camara de Eularia.jpg
<エウラリア>のキャビンとボンク(寝台)。係留展示中、航海
中とも、クルーはここで寝起きします。


SF:帆船を使ったセイルトレーニングについて、お考えがあり
   ましたら、お聞かせ下さい。

FB:帆船での航海は、いろんなことを教えてくれます。
   急がずに我慢すること。細かすぎる予定をたてずに、変更
   があった時にもフレキシブルになること。あるがままを受
   け入れ、冷静になり、そして自分を信じること。
   
   これらは毎日の生活にも応用できますよね?つまりセイル
   トレーニングは、人を鍛える一つの方法でもある、と言え
   るのではないでしょうか。
   
SF:最後にSalty Friendsに一言メッセージをお願いします。

MS:どうか今の帆船に対する情熱を失わないでいて下さい!
   いかなる時も海に敬意を払い、なおかつ決して恐れずに。
   
   
      **どうも有り難うございました!!**
   
estatua de Colon.jpg
海洋博物館と<エウラリア>の間に位置するコロンブスの像。
指さしているのは、はるか南米大陸。

   
船は古くなっても、水の上で動かせる状態で保存、つまり「動態
保存」が理想である、というイギリスの海事専門家のレポートを
読んだことがありますが、まさにそれを地でいく<サンタ・エウ
ラリア>。
船の保存においては後進国である日本から見ると、まったく羨ま
しい限りです。

フランシスコさんとは、昨年の地中海帆船レースの時に知り合い、
以降、連絡を取り合っていますが、今回の<明治丸>の修復工事
開始の報告を、とても喜んでくれました。
皆さんもバルセロナに行かれる際は、ぜひポルト・ベル港に係留
展示されている<エウラリア>を訪問してみて下さいね!

(インタビュー&翻訳:Qたろー)
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◆◇◆編集後記◆◇◆

浦安市郷土博物館、私は今回が2回目でしたが、本当にボランティアの
皆さんのホスピタリティには学ぶところが大きいと感じます。SFボラ
チームも、もっと勉強せねば☆
和船の乗船会は4月から11月までで、しばらくお休みになりますが、
来年は乗船会のお知らせを当メルマガにも掲載しますので、ご興味あ
る方はぜひ、体験なさってみて下さいね♪

ところで、冒頭の<初代日本丸>見学の後「クイーンズスクエア」の
クリスマスツリーを観に行きました。1日6回、10分間のショーは、音
楽にあわせて光が様々に変化。すごい迫力です。中には帆船をかた
どったイルミネーションもあり、思わず口をあけて見とれてしまいま
した(^^;
arbol de Navidad.jpg
この後、バックの波が青くなって超キレイ***
写真提供 あーちゃん

来年も、Salty Friendsをよろしくお願いいたします。
それでは良いお年を〜!!


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 ★編集:Qたろー(SaltyFriends http://saltyfriends.com
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