2008年06月10日

帆船で海の向こうへoooOoO SaltyFriends通信 6月号 Ooo

OoOoOoOooooo  ooooOoOoOoOoooooooo  
o☆oOo           oooOoOoOooooo
Ooo                             
o   〜 帆船で海、行く? 〜
   
     ★★ SaltyFriends 通信 ★★ 50号   2008.6.10

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〜〜〜〜〜〜〜〜帆船の最新情報は ⇒ http://saltyfriends.com 〜〜
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こんにちは!Salty FriendsのQたろーです。

早いもので、当SFも発足してからまる4年経ちました。この間
発行して参りましたメルマガ「Salty Friends通信」も、今回でなんと
50号を迎えます!
ここまで続けてこられたのも、ひとえに皆様からの励ましのお言葉や
御協力があったからこそ。スタッフ一同、ひたすら感謝の気持ちで
いっぱいです。

そんな気持ちを込めて、今回は「メルマガ発行50回記念号」特集!
「トマス・キッド」の訳者、大森洋子さんの特別寄稿(3回シリー
ズ)や帆船関係者の皆様からの「寿ぎメッセージ集」(2回シリーズ)
などをお届けします。

これからも末長く、Salty Friendsをよろしくお願いいたします。
それではいい風受けて、6月の Salty Friends通信、出航!
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■■ 目次 ■■

┏┓
┗■ 6月のSalty Friends通信 ==================
┏◆ 《 スターボード & ポートカレンダー 》

┣◆ 《 Ch16 》杉浦昭典先生(神戸商船大学名誉教授)講演会、
┃  勢古宗昭さん個展のお知らせetc.

┣◆ よろず帆船人 50号記念「寿ぎメッセージ集」第1弾&
┃   翻訳家大森洋子さん特別寄稿
┃    〜<日本丸U>遠洋航海体験記〜第1回 

┣◆ 榎本武揚と開陽丸 その2

┣◆ 飛行機で飛びフネに乗る 【海外版帆船の乗り方ガイド】

┣◆ ”帆船<あこがれ>の15歳を祝おう!”についてのお知らせ

┗◆ SFボラチーム活動レポート
     東京みなとまつり<打瀬船>乗船会@船館、東京海洋大学学園祭
     「海王祭」出店&明治丸クイズ

◇ メルマガ全文をサイトで読む・・・
---> http://k.d.cbz.jp/t/u2sn/70ptydx0bdkw93c34u
=================================
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■■ スターボード&ポートカレンダー ■■

OOoo.. "生"の帆船&オカのイベントのカレンダー。
「こんなのありますよー」というみなさんからの情報お待ちしています!
stbd@saltyfriends.comまでお寄せ下さい。..ooOO

◇◇◇◇◇◆◇  スターボード:@フネのイベント  ◇◆◇◇◇◇◇◇
………………………………………………………………………………………
--------------------------≪国内&近隣≫-----------------------

▼フネに乗る!

6/10-23   帆船<あこがれ>航海型13泊14日コース
   −ひと足早く夏を迎える小笠原航海−[大阪南港〜小笠原〜大阪南港]
7/5-7/6   帆船<あこがれ>1泊2日コース    [大阪南港発着]
7/13-7/16  帆船<あこがれ>3泊4日コース   [東京港〜石巻港]
7/20-7/21  帆船<あこがれ>1泊2日コース   [石巻港〜宮古港]
7/24-7/26  帆船<あこがれ>2泊3日コース   [宮古港〜函館港]
8/1-8/2  帆船<あこがれ>1泊2日コース   [函館港〜江差港]
8/4-8/6  帆船<あこがれ>2泊3日コース   [江差港〜小樽港]
NEWぴかぴか(新しい)8/15〜16   帆船<あこがれ>1泊2日コース   [横浜港発着]

8/31     帆船<あこがれ>一日体験航海      [大阪南港]
申し込み方法等詳しくは→ http://www.akogare.or.jp/ssnew.html

▼フネを見に行く!

6/15       "初代"<日本丸>総帆展帆       [横浜]
6/28 ふね・ふね大集合! in 神戸港
<日本丸><あこがれ>一般公開   [神戸]
6/29       "初代"<日本丸>総帆展帆       [横浜]
7/19-27    第6回海フェスタ      [大船渡]
<日本丸>20日:セイルドリル、21日:一般公開
7/21       "初代"<日本丸>総帆展帆       [横浜]
7/21       "初代"<海王丸>総帆展帆       [富山]
7/26−27     白山丸まつり(建造10周年!)[新潟:佐渡]
7/31 <日本丸>セイルドリル          [今治]
8/1 <日本丸>一般公開            [今治]
8/3        "初代"<日本丸>総帆展帆       [横浜]
8/3        "初代"<海王丸>総帆展帆       [富山]
8/9 <日本丸>セイルドリル          [三池]
8/10 <日本丸>一般公開            [三池]
8/23 <日本丸>セイルドリル         [直江津]
8/24 <日本丸>一般公開           [直江津]

………………………………………………………………………………………
-----------------------------≪海外≫--------------------------

2008 トール・シップス・チャレンジ(ASTA)
   《パシフィック・コースト》
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トールシップ・ヴィクトリア 2008
6/26〜29 @カナダ・ブリティッシュ コロンビア州:ヴィクトリア

トールシップス・タコマ
7/03〜7/07 @米国・ワシントン州:タコマ

トールシップス・ポート アルバーニ
7/11〜7/12 @カナダ・ブリティッシュ コロンビア州:ポート アルバー二

フェスティバル・オブ・セイル・サンフランシスコ
7/23〜7/27 @米国・カリフォルニア州:サンフランシスコ

フェスティバル・オブ・セイル・チャンネル・アイランズ・ハーバー
8/07〜8/10 @米国・カリフォルニア州:オックスナード

フェスティバル・オブ・セイル・ロサンゼルス
8/13〜8/17 @米国・カリフォルニア州:サン・ペドロ

サンディエゴ(トールシップス・チャレンジ 最終港:)
8/20〜8/24 @米国・カリフォルニア州:サンディエゴ


トール・シップス・レース 2008 (STI)
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□7/18〜21 @英国:リバプール
  【レース#1(11日間)】
□8/01〜04 @ノルウェー:モーロイ
【クルーズ・イン・カンパニー(5日間)】
□8/09〜12 @ノルウェー:ベルゲン
【レース#2(8日間)】
□8/20〜23 @オランダ:デンヘルデル


バルティック・セイル 2008
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《セイル・グダニスク》
7/10〜13 @ポーランド:グダニスク

《バルティック・セイル・ハルムスタッド》

7/17〜20 @スウェーデン:ハルムスタッド

《シー・フェスティバル・クライペダ》

7/25〜27 @リトアニア:クライペダ

《セイル・カールスクローナ》
7/31〜8/03 @スウェーデン:カールスクローナ

《セイル・トラベミュンデ》
8/22〜8/24 @ドイツ:トラベミュンデ

アルマダ ルーアン 2008
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7/05〜14 @フランス:ルーアン

ブレスト 2008
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7/11〜17 @フランス:ブレスト

リュッテ セイル ブレーマーハーフェン
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8/27〜28 @ドイツ:ブレーマーハーフェン


◇◇◇◇◇◇◇◆◇  ポート:@オカのイベント  ◇◆◇◇◇◇◇◇◇
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--------------------------≪国内&近隣≫-----------------------
6/22    和船乗船会@浦安郷土博物館          [千葉]
4/11-6/25  特別展『小さな切手の大きな“海”』〜松平コレクション〜 [鳥羽]
4/26-6/22   特別展「ペリー&ハリス 〜泰平の眠りを覚ました男たち〜」 [東京]
4/26-6/29   日本の船のおもちゃ展 [横浜]
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■■ CH.16 ■■

OOoo..帆船のイベントや話題を紹介する《Ch.16》。
帆船のニュースはstbd@saltyfriends.comまでお寄せ下さい.ooOO

★2009年「海フェスタ」は横浜市で開催!````````````````````````````````````````````

「海の日」を記念して毎年開催されている「海フェスタ」ですが、
神奈川県横浜市は、2009年のこのイベントを横浜で行うこと
を5月14日、正式に発表しました。
横浜での開催は、20年ぶり(前身は『海の祭典』というタイトル
で開催されました)。2009年は横浜開港150周年にもあたり
船舶の一般公開や、シンポジウムなどのイベントが予定されている
とのことです。

詳しくはこちらで。http://www.hamakei.com/headline/3212/

そしてこのメルマガを読んでいらっしゃる方なら、もちろん!「海
の日」の由来は御存知ですよね!?

明治丸 ジブブーム折れる前.jpg
「海の日」は明治天皇が東北、北海道の視察時<明治丸>に座乗され、
横浜港に帰着された日に由来しています。


★杉浦昭典先生(神戸商船大学名誉教授)講演会`````````````````````````````````````````````

幕末に活躍した<開陽丸>の航跡をたどる講演会の案内です。
講師は今月号の「よろず帆船人 寿ぎメッセージ集」にもメッセー
ジをお寄せ下さった杉浦昭典先生。ぜひ皆様奮ってご参加下さい。

講師:杉浦昭典先生(神戸商船大学名誉教授)
講演テーマ:「開陽丸の航跡」

日 時:2008年6月29日(日)
    15:00〜16:30(30分質疑応答)17:00まで
場 所:大阪市住之江区南港北2-5-20 なにわの海の時空館会議室
参加費:無料
定 員:80名

主 催:帆船あこがれウィンズラブ
        (帆船「あこがれ」の15歳を祝おう!実行委員会)
協 力:なにわの海の時空館 セイル大阪

申 込:事前申込要、先着順
申込先:電話・往復はがき・FAX・E-mailでお申し込みください。

        なにわの海の時空館
        大阪市住之江区南港北2-5-20
        TEL06-4703-2900
        FAX06-4703-2901
        E-mail:wasen@jikukan.or.jp (←スパムメール防止
のため@を大文字で入力しています。お手数ですが実際に送信される
時は半角の@マークを入力して送信してください)
        
帆船「あこがれ」が、榎本武揚没後百年記念事業に参加!
幕末の志士たちの熱い想いを乗せた<開陽丸>の生い立ち。
そして2008年夏!航跡をたどる。
帆船<あこがれ>は北を目指す航海にでます!

1993あこがれ.jpg


★海洋画家 勢古宗昭さん個展のお知らせ`````````````````````````````````````````````

当会のメルマガやサイトではお馴染みの海洋画家、勢古宗昭さん
の個展が近々2か所で開催されます!

「海と帆船に魅せられて 勢古宗昭 新作洋画展」

会 期:2008年7月4日(金)〜7月15日(火)
会 場:画廊 やまなか
住 所:岐阜市金園町1−2−3
電 話:058−267−7753
定休日:水曜日

会 期:2008年7月17日(木)〜7月23日(水)
★メルマガ配信時は会期が「26日(土)まで」となっておりました。
お詫びとともに訂正させていただきます。

会 場:東急百貨店本店 8階美術画廊
住 所:東京都渋谷区道玄坂2-24-1
電 話:03−3477−3111(代表)
営業時間:11:00〜19:00(最終日は17:00終了)
定休日:期間中休みなし

岐阜の画廊「やまなか」では日本の練習船やティクリッパー、
海景などを出品。渋谷の東急百貨店では捕鯨船や幕末の船も
展示予定とのことです。
ぜひお時間のある方は、足をお運び下さい!!

勢古宗昭さん個展.jpg
「洋々万里」(初代日本丸)15号


★<海人(うみんちゅ)丸U>建造中!`````````````````````````````````````````````

以前当メルマガでもご紹介した、沖縄の「サバニ」を二艘繋げて
作った<海人(うみんちゅ)丸>の二世が建造されることになりま
した!

今回建造される二世は、初代より大型になる予定で、材料は宮崎県
日南市で見つかった、樹齢110年の飫肥杉(オビスギ)が使われ
るとのことです。
日南では市をあげて<海人丸2世>を応援!建造は沖縄で行われ、
3年後の「中国万博」に向けて航海が計画されています。

荒木船長 測定中.jpg Uminchu 1.JPG
写真左:飫肥杉を測定中の<海人丸>船長、荒木汰久治さん
写真右:セイルをあげる<海人丸>


★千葉県境川 和船乗船会@浦安郷土博物館`````````````````````````````````````````````

先日の「東京みなと祭」の乗船会でも大好評だった、浦安の「打瀬
船」。西洋式帆船とはひと味違った、乗り心地、建造方法に興味
深々です。

この「浦安郷土博物館」が所有する和船のひとつ、「投網船」など
の乗船会が定期的に行われていますので、ご紹介。

打瀬船.jpg
博物館内の池に浮かぶ「打瀬船」。乗船会は、博物館の外を流れる
境川で行われます。


「境川乗船体験」

日  時:6月22日(日)10:00〜11:00(雨天中止)
場  所:浦安市境川
集合場所:浦安郷土博物館に朝9:45集合
対  象:小学生5年生以上(4年生以下は保護者の付添があれば
     乗船OK)
定  員:25名

定員に達し次第締め切り。お申込みはお早めに!
浦安郷土博物館HP↓
http://kyoiku.city.urayasu.chiba.jp/hakubutukan/
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よろず帆船人 50号記念「寿ぎメッセージ集」第1弾& ┃   翻訳家大森洋子さん特別寄稿 ┃    〜<日本丸U>遠洋航海体験記〜第1回 

50回を数える「Salty Friends通信」の、中ほどから始まった「よ
ろず帆船人 突撃インタビュー」(今から思うとベタなタイトルです
ね〜(^^;)は、開始から先月までに24人の方にご登場いただき
ました。いずれも皆さん、帆船に対して熱い想いをお持ちの方ばか
り。

そんな「帆船人」の皆さんから、50号を迎える「Salty Friends通
信」にお祝いのメッセージを頂戴しました。
メッセージ集に続いては、早川書房発行「トマス・キッド」シリー
ズの訳者、大森洋子さんから今回、特別に御寄稿いただいた体験記
を掲載。大森さんご自身が<日本丸U>で太平洋を渡った、遠洋航
海のお話です。
皆様、本当に本当にありがとうございます!!!

「寿ぎメッセージ集」は来月に第2弾、そして大森さんの遠洋航海
体験記も来月第2回めを掲載予定です。お楽しみに♪

今までの「よろず」は、下記に一覧のURLがありますので、そち
らをクリックしてご覧下さい。

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★神戸商船大学名誉教授 杉浦昭典先生より

 「第50号の発行おめでとうございます。
 これからもますます有意義な内容の配信を期待しています」      

★大阪市練習帆船<あこがれ>船長 久下剛也さんより

 「50号発行おめでとうございます。帆船と海の情報を楽しく、
 詳しく紹介していただいている貴サイトに感謝しています。
 これからも楽しみにしています」

★ボランティアヨット<Red Shark>キャプテン正木より

 「Salty Friends通信」が発刊50号を迎えられたとのこと、おめで
 とうございます。私は2006年の4月 24号で突撃インタビューの被
 害(笑)を受けたキャプテン正木です。

 思えば、発刊当時は白黒のガリ版刷り、学級新聞のような「Salty
 Friends通信」でしたが、皆さんの努力が熱を帯び、色を発し、
 今では高級デパートの商品パンフレットのように美しくなりました。
 内容も岸辺から遥か大海原にまで及んできました。
 帆船は何処までも走ります。
 「Salty Friends通信」も Forever !!」

★スペイン・バルセロナ海洋博物館保存帆船
<サンタ・エウラリア>副長 フランシスコ・ホセ・ブラーボさん
 *ブラーボさんのインタビュー記事は、近日中に掲載予定です
 
 「Salty Friendsの皆さん、こんにちは!そして50号、おめでとう
 ございます。
 <サンタ・エウラリア>の全乗組員より愛をこめて。
 良い風に恵まれますように!"BON VENT"」

★チリ海軍<エスメラルダ>機関副長 
 アンドレス・ディアス・モンサルベさん
 
 「Salty Friendsの活動に参加なさっている皆さん、こんにちは。
 メルマガで、皆さんに再びご挨拶する機会を得られて嬉しく思っ
 ています。
 これからも是非、今までのような素晴らしい活動を続けていって
 下さいね。世界遺産の町バルパライソにて。
 
 SFにずっと良い風が吹き続けますように!」
 
★大阪市練習帆船<あこがれ>クルー 大谷彩恵(ヤエ)さん

 「ソルティフレンズ50号おめでとうございますー!毎回読んでい
 るんじゃないから気の利いたコメントはできないけど、とりあえ
 ずおめでとうございますー。
 これからも海のいろいろを皆さんに伝えて下さいね」

★海洋画家 勢古宗昭さん
 *勢古さんのインタビュー記事は、近日中に掲載予定です。

 「ソルティ・フレンズ通信の発行が50回を迎えられたことを
 心より喜んでいます。ひと口に50回といっても、継続して発行
 していくのは大変なことで、メンバーの皆さんの帆船にかける
 情熱に心から敬意を表します。
 
 いまの日本、海の文化が後退していく感がある中で、ソルティ・
 フレンズの活動は非常に貴重です。
 今後共、末長いご安航を祈っています」

★翻訳家 大森洋子さん

 「Salty Friends 50号発行、おめでとうございます!
 ほんとにすごいですね。雑誌の発行はなかなか続かないものです
 が、みなさまが帆船大好き人間で、楽しんで作っておられること
 が継続できた原動力だと思います。その情熱が画面から伝わって
 きます。
 作っている方々も、読んでおられる方々も帆船が自分の生活のな
 かに入っていて、そういう方々が日本の帆船の命脈を支えている
 のだと思います。わたしも、帆船小説の世界でがんばって、日本
 の帆船小説の火が消えないようにしていこうと、改めて思ってい
 ます。
 
 帆船小説の火を灯していくために、みなさまが早川書房にメール
 作戦してくださって、KYDDシリーズも座礁せずにすみました。
 ほんとうにありがとうございます。おかげさまで『ナポレオン艦
 隊追撃』は順調に売れているようです。7巻目につながるように
 これからも応援よろしく! 
 
 今回はもう20年も前に日本丸の遠洋航海に参加させていただい
 たときのことを、筆のむくまま、気軽に書かせていただきます。

      〜〜〜〜 〜〜〜〜 〜〜〜〜

1.すべての始まり

 1985年12月のある日、航海訓練所から電話がかかってきた。
「明日、伊東沖で日本丸が展帆訓練をする。お偉いさんの視察だが、
便乗しませんか」という。
 「もちろん、もちろん行きます!」二つ返事でわたしは翌朝、伊
東へ向かった。車窓から伊東沖合いに日本丸U世が見えた。ああ、
15年間この胸にいだいていた夢がかなうのだ、わたしは電車のな
かで駆けだしたい気持ちだった。

000006.JPG
車窓から発見!伊東沖の<日本丸>。展帆前。


 ホーンブロワー・シリーズに魅せられて帆船小説の翻訳を勉強し
始めたとき、練習帆船日本丸・海王丸はまだ知る人ぞ知る、という
船だった。わたしは日本丸や海王丸が横浜や東京に帰ってくると聞
いては出迎えにいき、出航すると聞いては見送りにいった。両船の、
いまで言う”追っかけ”だ。

 1976年、アメリカ建国200年記念の世界帆船パレードで日
本丸1世がニューヨーク・ハドソン川を世界の帆船たちと隊列を組
んでさかのぼっていった。その姿がちょうど初の衛星生中継で日本
国中のお茶の間に映しだされるや、日本中に帆船ブームが沸き起こ
った。ホーンブロワーが出版界に引き起こした帆船ブームが一般の
世界にも広がったのだ。

000041.JPG
帆船はすべてが美しい。

 日本丸・海王丸は国民の”アイドル”になった。おかげさまでわ
たしも帆船小説を訳して出版できるようになっていた。わからない
ことがあると、おっかけで知り合った船の人たちに訊く。船で出会
った人たちにわたしはかならずお礼の手紙を出し、本が出版される
と送っていた。これはわたしが昔も今もやっている翻訳や執筆をし
ていくうえでの”知恵袋獲得大作戦”、なのだ。もちろん、お礼状
を出したくなるような、ナイスハートの男たちばかりだったが!

 その作戦が奏功してか、伊東へのお誘いがかかったのだ。洋上で
帆を広げて走る帆船を船上で見てみたい、それが長い夢だった。当
時は岸壁でのセールドリルが始まったぐらいで、体験航海などなか
った。一般の人間には洋上で日本丸・海王丸に乗ることなど、夢の
また夢だった・・・・・。

000007.JPG
<日本丸>ボートがお迎え。本船までひと走り。

2.この船で太平洋を走りたい!

 甲板に「ワッセ、ワッセ!」の掛け声が響いて、青空に白い帆が
次々と広がっていく。すると、舷側から「サワサワ、サワサワ」と
音が聞こえた。海面をのぞきこんでみると、舷側沿いに白い波が立
っている。「ああ! 風だけで走っている!こんな大きな船が!」

 わたしはいい知れない感動に襲われた。沖合いからの風は強く、
船は伊東の町へ突っこんでいくかと思うほどものすごいスピードで
バウスプリットを突きつけていく。
「この船で太平洋を渡りたい!」夢の夢のまた夢、だった思いがわ
たしのなかではじけた。「そうだ、乗ろう!」

000008.JPG
一路、洋上の<日本丸>へ。

 国家の船である日本丸に乗るには、テレビか新聞など、マスメデ
ィアの取材であることが条件で、航海訓練所の会議で承認を得なけ
ればならない。わたしは以前に仕事をしたことのある読売新聞の文
芸部編集者氏に、レポーターとして派遣してくれるように頼みこん
だ。しかし、外部の者が記事を書くことには制約があって、それは
できないという。なんとかなるさ、とわたしは申請書を出してもら
った。許可された。

 さあ、大変、国家の船に乗って記事が書けないというのでは、大
詐欺だ。編集者氏や編集長にまでお出まし願って、婦人部に掛け合
った。ちょうど、東京商船大学の3期目の女子学生4人が卒業航海
で乗っている。彼女たちの取材を、と婦人部長が大乗り気になって
くれ、「女たちの日本丸」というタイトルで5日間の連載獲得! 
さらには、新聞は原稿料が安いので、週刊誌にも、と『週間読売』
編集長にも紹介してくださった。3週の連載獲得!

「あなた、写真は?」と、編集長。
「もちろん、できます」
「失礼、プロでしたね。では、グラビアと、そうだな、表紙もあな
たの写真でいこうか」
 さあ、またまた大変。写真付き記事を書いてはいたが、1眼レフ
を練習しだしてまだ1年。それから友人のプロカメラマン2人、セ
ミプロ1人に特訓してもらって、「下手な鉄砲も数打ちゃ当たる」
とばかり、1日3本として36枚撮りカラーリバーサルを320本、
モノクロを20本、買いこんだ。一眼レフ2台、ポケットカメラ1
台、水中カメラ1台に運命を託して、翌年5月15日、太平洋往復・
104日間の帆船大航海に乗りだした。まだデジカメも携帯もない
時代だった。

 太平洋の端から端、また端から端まで帆走ること104日。
 航路は、横浜〜〜ハワイ・マウイ島カフルイ〜〜バンクーバー
 〜〜アストリア〜〜ポートランド〜〜USAバンクーバー〜〜東京

000010.JPG
学生さんと一緒にロープ引き。これが太平洋へとつながるロープ
となる。

3.恐怖の初ロイヤル登り

 トップ台を越えて、ゲルン台へのぼり、いよいよロイヤルをめざ
して登りだす。ゲルン台の下では斜めだったシュラウドがここから
は垂直に立ち、幅は一人分しかない。右、左と手を上へ送り、片足
ずつ上げるにつれて、ぐらぐらシュラウドが揺れる。裸足の土踏ま
ずにラットリンが食いこんでくる。その痛さが神経を鋭くさせる。
甲板ははるか下の下。人は頭の乗った肩しか見えない。目の前の編
み目の向こうは青い空。

 ぐぐうっと船が揺れる。シュラウドにつかまったわたしの体が前
へ倒れていく。ふわっと揺れもどすと、こんどは背中が後ろへ落ち
ていく。「この手を離さなければ落ちない」わたしは心の中でおま
じないを繰りかえした。

000043.JPG
見えているのは、わたしの足です!

 帆船に乗ったら、マストのてっぺんまで登る、それがわたしの第
一の目的だった。ホーンブロワーで読んでいたマスト登りをぜった
いに体験したい。しかし、高所恐怖症のわたしだ。出航前に何日か
かけて、横浜の旧日本丸でマスト登りの特訓を受けた。ロイヤルま
で登って、白ペンにタッチする。口から心臓が飛びだしそうだった。

 降りてきて甲板に立ったら、へなへなと腰がくだけた。そのとき
につかんのがこのおまじない。友だちに言ったら、そんなの当たり
前でしょ、という。
「当たり前じゃないのよーー」海の上では船が揺れる。風も吹きつ
けてくる。いつこの手が離れてしまうか、風にもぎとられてしまう
か、わからないのだ。肩はガチガチ、シュラウドをぎっちりと握り
しめる手は石のよう。

 特訓のおかげでトップ台まではたいして怖くなくてすぐに登れた
のだが、初ロイヤルとなると、体調を考え、精神状態を計り、やっ
と決意した。なにしろ国家のお船だ。一般人が落ちたなんてことに
なったら、どんなに船の人たちに迷惑をかけることか・・・・。

000034.JPG
ヤードの先端は海の上。

 やっとロイヤル・マストのてっぺんにたどりついた。ほっとした
のも束の間、アームからヤードに渡る。「うわ!」アームに乗ると、
目の前はなにもない空! 空中にわたしは立っているのだ。よいし
ょッとヤードに渡って、安全ベルトをバックロープに掛けた。
 わたしはヤードにお腹を押しつけて、にっこりと笑った。初ロイ
ヤル登頂成功! わたしのカメラをかついでアテンドしてくれた学
生さんが記念写真をパシャ。

 降りてゆくと、甲板にいた人たちが、みんな拍手で迎えてくれた。
目の中が痛くなった。しかし、上で大森さんの悲鳴が聞こえたとい
う。そんなはずはない、余裕クシャクシャだったよと否定。
 しかし、このとき撮ってくれた写真をあとで見たら、わたしの顔
は引きつっていた。
 だが、この初登頂のおかげで以後はカメラを自分でかついで写真
を撮りまくった。レンズをのぞくと、不思議と怖くなくなるのだか
ら、わたしもたいしたプロになったもんだ!

000035.JPG
ヤードの上でにっこり!だいぶ慣れました。

4.ええっ! 日本へ戻っているの?

 マストのてっぺんから見ると、自分の船は笹舟のよう。まわりは
360度、丸い水平線。どこまで、どこまで行ってもそれは変わら
ない。青と緑と白だけの世界。そこに朝日と夕陽がまっ赤な色をつ
けてくれる。もしも太陽が青かったら、不気味だろうなあ。赤くし
てくれた神さまに感謝。

 方向を教えてくれる山も建物もないので、わたしたちは甲板にあ
がると、自然と太陽と時計を見るようになる。180度の日付変更
線をいつ越えるか、いつ越えるか、と思って東へ進んでいたある日、
甲板にあがって、太陽を見た。「ええっ?」まだ午前10時だとい
うのに、太陽が船尾にあるではないか。
 「風が変わってな、いま西へ走っている。日本へ戻りよるんだ。
うれしいだろうが」コーターマスターがにんまりと笑った。

000029.JPG
太平洋上のわれらが<日本丸>にうっとり。ボート総練のとき。

 帆船は風次第、とわかってはいたが、実際にそれを味わうと、
なーるほど、ととても不思議な気分だった。船は目的地へ向かって
できるだけ最短距離を最速のスピードで行こうとするものだ。しか
し、帆船は風が行かしてくれる方向しか行けない。われらが大杉勇
船長は航海予定時間が許すかぎりぎりぎりまで、いや、許さなくて
も、エンジンを使わずに帆で走った。おかげでわたしたちはダイヤ
モンドヘッド沖でもバンクーバー・イングリッシュ湾でも、帆をあ
げたまま進んでいって、ドーンとアンカーを降ろした。その誇らし
かったこと。われらはみな、帆の子供、って感じだった。

 それを芯から味わわせてくれたのは、ハワイからバンクーバーへ
向かっている途中、中緯度高気圧帯のなかに入ったときだ。びった
りと船は止まって、少しも動かなくなったのだ。

つづきは次回に・・・・・。
 
000027.JPG
中緯度高気圧帯にはまってしまった。これぞデッドカーム。

文中写真提供:大森洋子さん


*************************

◆「よろず帆船人 突撃インタビュー!」一覧◆

24(2008/5) 大阪市帆船「あこがれ」四代目船長 久下剛也(タツ)さん http://saltyfriendstsushin.seesaa.net/article/96260646.html

23(2008/3,4) 翻訳家 大森洋子さん  http://saltyfriendstsushin.seesaa.net/article/88724004.html http://saltyfriendstsushin.seesaa.net/article/91341374.html

22(2008/2)  チリ海軍練習帆船<エスメラルダ> 司厨長&機関科副長 編  http://saltyfriendstsushin.seesaa.net/article/82530636.html

21(2008/1) ニュージーランドの練習帆船<ソーレンラーセン>クルー真帆さん http://saltyfriendstsushin.seesaa.net/article/77327639.html

20(2007/12) チリ海軍練習帆船<エスメラルダ>ラミレス艦長 http://saltyfriendstsushin.seesaa.net/article/72042520.html

19(2007/11) パイロット(水先案内人)歴20年の超ベテラン、大河原明徳さん http://saltyfriendstsushin.seesaa.net/article/65581070.html

18(2007/10) ブルガリア練習帆船<カリアクラ> Able Seaman イリヤン・イリエヴさん http://saltyfriendstsushin.seesaa.net/article/59606392.html

17(2007/9) 船乗りを目指すブルガリア人のキュー
トな女の子、ヴィオレタ・チャブダローヴァさん http://saltyfriendstsushin.seesaa.net/article/53960822.html

16(2007/8) ブルガリア練習帆船<カリアクラ>トーマ・トモフ船長 http://saltyfriendstsushin.seesaa.net/article/50760760.html

(2007/7) お休み

15(2007/6) Dawn Treaderチーフオフィサー 森 功雄さん http://saltyfriendstsushin.seesaa.net/article/44316039.html

14(2007/5) 航海士 大谷彩恵さん http://saltyfriendstsushin.seesaa.net/article/41388269.html

(2007/4) お休み 

13(2007/3) 海王丸・日本丸実習生 原田貴幸さん http://saltyfriendstsushin.seesaa.net/article/35531507.html

12(2007/2) 元<日本丸>船長、橋本進先生 http://saltyfriendstsushin.seesaa.net/article/32946675.html

(2007/1) お休み

11(2006/12) 財団法人船員教育振興協会 (SEDA)の勝田直孝さん http://saltyfriendstsushin.seesaa.net/article/29317434.html

9(2006/10,11)大阪市帆船<あこがれ>を運営するセイル大阪のマスミンこと山岡真澄さん http://saltyfriendstsushin.seesaa.net/article/25231992.html http://saltyfriendstsushin.seesaa.net/article/27077424.html

8(2006/9) 横浜市の「ベイサイドマリーナ」で海賊旗をあげているヨット<ネバーランド>の府川光さん http://saltyfriendstsushin.seesaa.net/article/23469428.html

7(2006/8) 神戸商船大学名誉教授 杉浦昭典先生 http://saltyfriendstsushin.seesaa.net/article/22190341.html

6(2006/7) スペインの復元帆船<ビクトリア>の船大工、インドラさん http://saltyfriendstsushin.seesaa.net/article/20590772.html

5(2006/6) 長崎帆船まつり副実行委員長・社団法人長崎ヨットクラブ会長 佐々木康夫さん http://saltyfriendstsushin.seesaa.net/article/19099241.html

4(2006/5) 長崎市所有の帆船<飛帆>FEIFANの中野道一船長 http://saltyfriendstsushin.seesaa.net/article/17640297.html

3(2006/4) 帆船歴49年の超ベテランヨット乗り正木成虎さん http://saltyfriendstsushin.seesaa.net/article/16283960.html

2(2006/3) 大阪市の帆船「あこがれ」三代目船長 瀬川彰彦(あき)さん http://saltyfriendstsushin.seesaa.net/article/14480585.html

1(2006/2) ブラジル海軍の練習帆船<シズネ・ブランコ>艦長 パウロ・ヴィニシウス・コレイラ・ロドリゲス・ジュニアさん http://saltyfriendstsushin.seesaa.net/article/13098480.html
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榎本武揚と開陽丸 その2

■□ 榎本武揚と開陽丸 その2 □■ By あすかさん

先月号に引き続き、この夏帆船「あこがれ」が参加する「榎本武揚没後
百周年記念事業」の一環として、榎本さんと<開陽丸>に詳しい北海道
在住のあすかさんに、榎本武揚と<開陽丸>について案内していただき
ます。(全3回)


榎本武揚と<開陽丸>

U 開陽丸《フォールリヒター》〜彼等を導く光〜

幕府がオランダに留学生を派遣した理由は、オランダで西洋の最新技術
を学ばせるだけではなかった。学んだ知識で留学生自ら、幕府がオラン
ダに発注していた船を日本に回航させる目的も有った。

留学生が学ぶオランダのドルトレヒト市で、その船は生まれた。
船の名は《フォールリヒター》。オランダ語で『前方を照らす人』。誰
がつけたかわからないが、その名の如くまさしく彼を導く運命の船だっ
た。
日本名は・・・・<開陽丸>。3本マスト・フルリグドシップの帆装で
400馬力蒸気機関一基の補助エンジンを持つ軍艦。この船は、残ってい
る絵などを見ても本当に美しい船だった。

オランダで(軍艦)運用・砲術・機関学を学んだ釜次郎は、そのあとに
デンマークとプロイセン・オーストリアの戦争を視察しクルップ砲の威
力を知った。クルップ砲の認識を深めた彼等は、<開陽>につけるクル
ップ砲の予定を6門から18門に変えた。
軍艦として完成した<開陽丸>。留学生としてやってきた彼等は、この
船の仕官として乗船することとなる。

<開陽丸>で帰国した留学生は15名のうち9名。

内田恒次郎(成章)・留学生団長。帰国後開成所に勤め、維新後は学校
          取締御用係・大学内博士となる。
榎本釜次郎(武揚)・箱館政府総裁
澤太郎左衛門(貞説)・砲術・火薬を学び、後に榎本らと<開陽丸>で
           蝦夷地に。箱館戦争時は開拓奉行となる。
田口俊平(良直)・造船学と測量学を学ぶ。<開陽>で帰国後、まもな
         く死亡。
中島兼吉・大砲の鋳造術を学ぶ。維新後、大阪砲兵工廠技師となり新政
     府に出仕。
古川庄八・<開陽>で帰国後まもなく起こった戊辰戦争で、榎本と共に
     官軍と戦うため再び<開陽>に乗った。維新後、横須賀造船
     所に勤務。
大野弥三郎・維新後造幣権允となり、17年間造幣寮で技師として勤め
      た。
上田寅吉・戊辰戦争で榎本軍に身を投じた。維新後、横須賀造船所勤務。
山下岩吉・維新後は横須賀造船所に技師として勤務。


話は前後するが、<開陽>の誕生、進水式、幕府への引渡しは記録を見
ても華やかだ。
進水式の記念パーティの晩餐会のメニューは今も残っているが、23もの
内容が書かれている非常に豪華な物だった。
留学生団長・赤松主催の慰労パーティでは『開陽丸進水祝賀の歌』が歌
われ、引渡し式では21発の礼砲が鳴り響く。

軍艦として華々しく出航した<開陽丸>。
しかし、日本に向かった<開陽丸>を待ちうけていた運命は・・・・・・
あまりにも悲しいものだった。 (つづく)
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■□ 飛行機で飛びフネに乗る □■

帆船ってどうやって乗るの?先月号では、大阪市の帆船<あこがれ>を中心に帆船で冒険旅行に出る方法を紹介しました。でも、どうせなら海の向こうでフネに乗りたい!そんな方もいるはず。そこで50号記念の今回から数号にわたって、海外で乗ることのできる帆船を紹介していきます。

一口に帆船と言っても、実に様々なプログラムを実施しているフネがある。日本で言えば<日本丸><海王丸>のようなよく知られた大型帆船は、海員学校や海軍の士官候補生学校の学生を対象にしているものがほとんどである。他方、10〜50人乗りぐらいの中・小型帆船は、サンセットクルーズやランチクルーズを実施する観光船的なものから、数日の航海を体験できるもの、はたまた、1年間の間各地を回りながら船上で授業を実施し、1年分の高校の単位をとることができるフネまである。

さて、そんなわけでまずは入門編ということで、旅行に行った際に、ふらっと気楽に乗れる船を紹介しよう。

旅の目的地がニューヨークであれば、サウス・ストリート・シーポート・ミュージアム(South Street Seaport Museum)に行って見よう。マンハッタンの南東端に近い、ブルックリン橋の袂にショッピングセンターと一体となった、横浜の赤レンガ倉庫界隈のような場所がある、巨大な船が何隻か係留されているが、その脇から<パイオニアー(Pioneer)>というフネに乗ることができる。料金は大人25ドル子供15ドル。月曜日を除く毎日3〜4便出ている。
http://www.southstreetseaportmuseum.org/index1.aspx?BD=9465

アメリカの西海岸では、なんとあの『パイレーツ・オブ・カリビアン〜呪われた海賊たち〜』に出演(!)した、『レディー・ワシントン(Lady Washington)』に乗ることができる。フネは西海岸の港を転々としているため、どこの街で乗れるかについては、スケジュールを確認してみてほしい。金額は大人50ドルだが、十分価値あり☆チケットはオンラインでも買うことができる。
実は現在のフネは復元帆船で、オリジナルの<レディー・ワシントン>は、1853年のペリー来航から遡ること半世紀、1791年にアメリカの商船として初めて日本を訪れた船である。船が寄港した、和歌山県串本町南紀大島にある日米修好記念館には、同船の模型が展示されている。

話がそれてしまったが、続きを見ていこう。

日本を離れ今度は進路を南へ。シドニーには、<ジェームス・クレイグ(James Craig)>が待っている。こちらも予約はオンラインでできるので、旅の予定が決まったら、早速予約してみよう。フネ&博物館への道のりはコチラ⇒ http://www.shf.org.au/Where/Where2.html

今まで紹介したフネもこのフネも、体験クルージングだから、何も装備は必要ない。旅行の延長戦で参加できるのが嬉しい。


このほかにも、最近旅行先として人気上昇中のドバイでは、アラビアの帆船ダウに乗ることができるし、エジプトではファルーカ香港ではジャンクに乗ることができる。

次号では本格的に冒険旅行に出たいあなたに、航海型の旅に出られる船を紹介する。
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”帆船「あこがれ」の15歳を祝おう!”についてのお知らせ

帆船<あこがれ>の竣工15周年を祝う記念行事がいよいよ具体に
進みます。

どんなことをするかというと・・・
なにわの海の時空館(大阪市立海洋博物館)のエントランスに帆船<あこ
がれ>の1/20モデル(長さ2.6m×高さ1.5m)を運び込み、みんなの力を借
りて海のジオラマを作成・展示したり「帆船<あこがれ>の15歳を祝お
う!」という横断幕を作ったり。榎本武揚没後百周年記念事業の記念講
演会や壮行会を開催したり、記念Tシャツを販売したり、と、いろんな
行事が目白押し!!

11月まで続く15周年記念事業の、まずは7月までのスケジュールをご案
内します!!

帆船が好きな人、初めてだけど興味がある人、どんな方でも構いま
せん!下記の日程で打合せや作業を行います。少しの時間でもいいの
で、ぜひご参加ください!!

@6月15日(日)13:00集合 〜17:00 場所:なにわの海の時空館
  
 目的:横断幕作成開始&仮称「海のジオラマ」製作の打合せ
   ア)横断幕用の生地10mが6/4に時空館に届きます。
  イ)仮称「海のジオラマ」は1/20スケール帆船<あこがれ>
      模型を利用。
      ジオラマ用、身長約8pの人形(トレーニーさん)1〜2名
      試作予定。

 6月22日(日)13:00〜集合〜6/15作業の続き。
 
 同:なにわの海の時空館 

A 6月29日(日)15:00講演会「開陽丸の航跡」 杉浦昭典先生
   時空館にて

   詳細はあこがれホームページで、参加申込先は時空館です。
   皆さん、この機会にぜひご参加ください。 
   (午後一から1/20スケール帆船あこがれ模型の回航を予定。)

  7月から仮称「海のジオラマ」製作開始予定。
   
B 7月6日(日)午後から北海道に向けての壮行会(内容未定)
   
C 記念Tシャツが完成(生地と色は海上保安庁採用分と同じ)
  ★販売予定日:6/15、6/22、6/29の3日間
   今回はMサイズ 100枚 販売価格\2,000-
  (尚、収益金は帆船あこがれへの記念品を目的としています。)

あこがれ15周年Tシャツ.bmp
<あこがれ>15周年記念Tシャツ。はっぱのモチーフが可愛い!


参加メッセージ/お問合せ akogare_winds@yahoo.co.jp  
                 
主催: 帆船「あこがれ」の15歳を祝おう!実行委員会
協力: なにわの海の時空館、 セイル大阪
posted by SaltyFriends通信 at 09:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

SFボラチーム活動レポート 東京みなとまつり<打瀬船>乗船会@船館、東京海洋大学学園祭「海王祭」出店&明治丸クイズ

◆東京みなと祭「打瀬船」乗船会

先月の24、25日は「東京港みなと祭」。いつもの晴海埠頭では
<日本丸>が一般公開、総帆展帆を行い、フリーマーケット、ドラ
ゴンボートレースなど賑やかなイベントが開催されました。
そして今年から会場が、お台場エリアまで拡大。SFボラチームが
2月より活動している「船の科学館」もその会場に!!

今回「船館」でも様々なイベントが行われましたが、とくに我々が
お手伝いさせていただいたのは、浦安郷土博物館からやって来た和船
「打瀬船(うたせぶね)」の乗船会です。

utase 1.jpg utase 2 大漁旗.jpg
写真左:浦安から海路、到着した「打瀬船」。クルーは全員もと漁師
の方で、浦安郷土博物館のボランティア。
写真右:ひるがえる大漁旗。全部オーダーメイドで1枚2万4千円也!


「打瀬船」は底引き網漁用の漁船です。「打瀬」といえば、茨城、
熊本などが有名ですが、浦安でも昭和20年代までは、実際に漁で
使用されていたそうです。
定員は8名。エンジン付きですが、マストを立てて帆走も可能。
この帆は魚を捕るときに揚げるのですが、より底引き網の口が大き
く広がるよう、船自体が「横にスライドしながら」走ります。

うたせ船切手.jpg
熊本県のきれいな「打瀬船」切手。


4月の当「SF通信」でもお世話になった浦安から「打瀬」が来ると
あっては、ぜひとも熱烈歓迎せねば!とSFボラチームも、いつもより
大勢でお手伝いさせていただくことにしました。

「船館」としても、和船の乗船会は初めて、とのこと。お天気は梅
雨の時期ということもあり、快晴とはいきませんでしたが、二日間
で140名のお客様が体験乗船されました。
こういった和船の乗船会は、ぜひ定期的に行って欲しいものですね♪

utase 3 あかとり.jpg utase 4 fender.jpg
写真左:「打瀬」の「あかとり」。船底にたまった海水を汲み出すのに
     使います。
写真右:ほとんど役に立たないけど(笑)かわいい「打瀬」の
    フェンダー(防舷材)


◆東京海洋大学学園祭「海王祭」出店&明治丸クイズ

先週の土日、6月7、8日は恒例の東京海洋大学、越中島キャンパ
スの学園祭「海王祭」が開催されました。SFとしては、今年で3
年連続の出店となります。

海王祭 1.jpg
<明治丸>をバックに、いつもの場所で「塩友商会」オープン*

今年は例年の、Tシャツなどのオリジナルグッズ販売と並行して
「海洋会」「海王祭実行委員会」のご支援のもと、ボラチームメン
バーGingaさんの発案による「明治丸クイズ」も実施しました。
一般公開で乗船されるお客様に、少しでも<明治丸>という船を
記憶にとどめていただきたい、というのが企画の趣旨です。

内容は、A4の用紙に<明治丸>の概要と、簡単なクイズ3問。
船のことはさっぱり「???」な方でも、船内でガイドをしてい
らっしゃる「海洋会」の皆さんに質問するか、展示をよく見て
いただければ分かる内容としました。

それを埋めて、SFのブースにお持ちいただき「黒ヒゲ危機一髪」
を使った抽選にチャレンジ☆
当選された皆さんには、SFオリジナルグッズ(しおり、グリー
ティングカード、ロープブレスレット)などを、クイズ用紙ととも
にお持ち帰りいただきました。2日めは「海洋会」の中澤様より
ロープワークのミニチュアセットを御寄附いただき、ありがたく
そちらも賞品として使わせていただきました。

海王祭 2.jpg 明治丸クイズ.jpg
写真左:オリジナルグッズもだいぶバリエーションが増えました。
写真右:盛り上がる「明治丸クイズ抽選会。「黒ヒゲ危機一髪」も大活
    躍!(…しすぎて1日目で故障。急きょ2代目と交代)

2日間で配布したクイズ用紙は1000枚。SFのテントに抽選に
訪れた方は、トータル151名。とくに「黒ヒゲ」を使った抽選会
は大変な盛り上がりようで、もっと遊んでいたい〜、とダダをこ
ねるお子さんも・・・(^^;
お客様からは「勉強になった」「おもしろかった」などと、嬉しい
コメントを沢山いただきました♪

皆さんに少しでも<明治丸>を御理解いただくお手伝いができたと
したら幸いです!
posted by SaltyFriends通信 at 09:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

■■ 編集後記 ■■

今月号は「海王祭」の直後ということで、記事の準備に手間取り
発行が1日遅れてしまいました。楽しみに待っていて下さった方、
ごめんなさい!!!
毎年この時期はどうしてもイベントが重なり、SFスタッフはフル
回転。当然みんな仕事を持っていますので、両立は正直言ってかな
り大変だったりします。

でも「は〜##疲れたぁ」とへこたれていても、今月皆さんから
いただいた「寿ぎメッセージ」を読んでいたら、ガゼン☆元気が
出てきましたっ!!!

SFはこれからも「総帆を揚げて」いきます!みんなでロープ引いて
一緒に走りましょう! (Qたろー)


メッセージの宛先は全てコチラ ⇒ stbd@saltyfriends.com。
みなさまからのお便りお待ちしています!
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帆船で 海、 行く?『Salty Friends通信』毎月10日配信
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