2006年09月10日

★ SaltyFriends通信 9月号 ★

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  〜 帆船で 海、 行く? 〜

  SaltyFriends 通信   29号        2006.09.10

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[嗚呼、あこがれ!帆船の魅力展]開催中⇒http://saltyfriends.com
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こんにちは! SaltyFriendsのいかろーです。

歴史のある大聖堂と、石の街並みをぬって走るトラムと、
生活に入り込んだ水際空間と。

そして運河に並ぶ帆船たち。

この夏、50周年を記念するヨーロッパの帆船レースの最後の港、
ベルギーのアントワープ。
念願かなって、初めて、ヨーロッパの帆船まつりを訪れました。
そんなアントワープの様子は、たっぷりの写真とともに今月、
来月の2回にわけてレポートします!

では、9月のSaltyFriends通信、出航!
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◆ 目次 ◆

◆《スターボード & ポートカレンダー》
◆《Ch16》★<ホクレア>号、2007年春日本へ!
◆《50周年記念!アントワープ帆船まつりレポート vol.1 》
◆《今年もWYRに参加したNEVERLAND乗船記》
◆《ワークショップ第2弾「帆船のスリーディメンション(三浦流)」》
◆《Keep up!!「トマス・キッド」シリーズ続行にご協力を! 》
◆《明治丸ヒストリー 7》
◆《よろず『帆船人』突撃インタヴュー 8》 
〜木造ヨット<NEVERLAND号>オーナー&シップビルダー 府川光さん〜
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◆ スターボード&ポートカレンダー ◆

OOoo..《スターボード&ポート カレンダー》は、"生"の帆船&オカの
イベントのカレンダー。
「こんなのありますよー」というみなさんからの情報お待ちしています!
stbd@saltyfriends.comまでお寄せ下さい。..ooOO

◎ スターボード:フネのイベント ◎
≪国内&近隣≫----------------------------------------------------

9/16〜9/18 帆船<あこがれ>2泊3日航海    [大阪発着]
9/18      "初代"<日本丸>総帆展帆       [横浜]
9/24      "初代"<海王丸>総帆展帆       [富山]
9/29〜9/30 帆船<あこがれ>1泊2日航海 [大阪発/和歌山着]

10/01     "初代"<日本丸>総帆展帆        [横浜]
10/08    "初代"<海王丸>総帆展帆        [富山]
10/08〜09  慶長使節船"サン ファン バウティスタ"
         開館10周年記念総帆展帆       [宮城]
10/22    "初代"<日本丸>総帆展帆        [横浜]
10/22    "初代"<海王丸>総帆展帆        [富山]

11/01〜05  錦江湾帆船クルージング       [鹿児島]
11/03    "初代"<海王丸>総帆展帆        [富山]
11/05    "初代"<日本丸>総帆展帆        [横浜]
11/07〜11  帆船<あこがれ>航海コース [鹿児島発/大阪着]
11/18〜19  帆船<あこがれ>1泊2日航海    [大阪発着]
11/23     帆船<あこがれ>一日体験航海   [大阪発着]
11/25〜26  帆船<あこがれ>1泊2日航海    [大阪発着]
11/26    "初代"<日本丸>総帆展帆        [横浜]

クリア次項有慶長使節船<サン ファン バウティスタ>
クリア次項有帆船<あこがれ>
クリア次項有"初代"<海王丸>
クリア次項有"初代"<日本丸>

≪海外≫---------------------------------------------------------

◆カウズ・スモールシップス・レース
10/07 @英国・ワイト島 カウズ

◆グレート チェサピーク ベイ・スクーナー レース 2006
10/11〜10/15 @米国・メリーランド州:ボルチモア
→ ヴァージニア州:ポーツマス

◇米国セイルトレーニング協会2006コンファレンス
11/06〜08 @米国・サウス カロライナ州:チャールストン

◇STI コンファレンス 2006
11/17〜19 @ポーランド:シュチェチン


◎ ポート:オカのイベント ◎
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〜9/23  「嗚呼、あこがれ!帆船の魅力展」(巡回)[大阪]
9/03〜9/29  勢古宗昭さん、9月個展       [神奈川]
10/08     2006御堂筋パレード
          帆船<あこがれ>ステージカー参加     [大阪]
9/23      ハワイ文化セミナー:
              ナイノア・トンプソン講演会  [福岡]
9/30      SF主催ワークショップ第2弾(前期)  [東京]
10/14     SF主催ワークショップ第2弾(後期)  [東京]
10/21     第8回<明治丸>リフィットボランティア [東京]
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◆ Ch16 ◆

OOoo..帆船のイベントや話題を紹介する《Ch16》。
帆船のニュースはstbd@saltyfriends.comまでお寄せ下さい.ooOO

★9/10「あこがれ」ステージカー制作続報
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大阪南港の「なにわの海の時空館」で制作されている2006
御堂筋パレード(10月8日開催/大阪21世紀協会主催)の帆船
「あこがれ」ステージカーですが、いよいよその全貌が
あらわになってきました。
akogare-mido06_a.JPG
トラックに艤装をとりつける

毎週日曜日に制作しているのですが、毎回、約30名の方が
手伝いに来てくれています。9月10日(今日)はなんと
宝塚歌劇団月組のタカラジェンヌが応援にかけつけてくれました!

akogare-mido06_b.JPG
ミーティング中

9月24日は大阪の毎日放送や朝日新聞の取材もあるということで、
それまでにはステージカーを仕上げる予定です。

akogare-mido06_c.JPG
制作中

御堂筋パレードまでもう1ヵ月を切りました!!
今回のパレードの記念Tシャツですが、200着作ったうち、
残りがあと30着ほどとなっています!パレードに
参加できないけどTシャツだけでもGETしたい!という方は
帆船「あこがれ」HPまで。
9月20日まで受け付けています。

akogare-mido06_d.JPG
今回の帆船あこがれ御堂筋パレードのプロデューサー タカさん)


★ ボトルシップ講座10月より開講
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よみうり文化センターにて
講師は東日本ボトルシップ愛好会会長 新明 國由氏


★★「帆船パレードよこすか2007」開催日決定!!★★
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先月のメルマガで開催決定をお知らせしました、横須賀での
帆船パレードの開催日が、ついに決定しました!「国際交流フェス
タ」の中のイベントとして計画されている帆船パレードの開催日は
来年5月12日と13日の2日間の予定です。場所は住友重機械工
業(株)浦賀工場及び横須賀港内。

今のところ参加帆船によるパレードは12日、一般公開が13日で
同時開催で「咸臨丸フェスティバル(帆船<咸臨丸>は不参加の
予定)やジャズコンサートなども企画されています。
たくさんの帆船が集まるイベントは、関東地方では久しぶり!
楽しみですね♪

参加帆船の情報などは、また追ってお知らせいたします。(Q)

Yokosuka tallship fes.jpg
2003年に行なわれた「帆船フェスタよこすか」に
参加した帆船たちによるパレード。手前は懐かしの<海星>
(写真提供:横須賀市役所企画調整部)

★ <海人丸>航海延期のお知らせ  ByQたろー★
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Uminchu sail.jpg

先月号メルマガで、9月の愛知県から東京までの航海計画をお伝え
した沖縄サバニ<海人丸>ですが、先日「今回はどうしても伴走船
およびクルーの手配がつかず、やむなく航海を来年7月に延期する
ことに決定しました」と、後援会事務局より連絡が入りました。

スターナビゲーションを使って航海する<海人丸>には、コンパス
もGPSもレーダーもありません。伴走船なしでの航海は、計り知
れない危険がつきまといます。残念ながらやむなし、です。

しかし来年に延期されたということは、逆にその分、準備にじっく
り時間がかけられる、ということ。冒険には危険がつきものですが
その危険を可能なかぎり小さくとどめるため、関係者の皆さんは
東奔西走なさっています。
Salty Friendsとしても、できるだけこの<海人丸>の冒険航海を
応援していきましょう!

Uminchu 1.JPG Uminchu sheet.jpg
左:セイルを上げる<海人丸>
右:船長の荒木汰久治さん。シートは手で持って操ります。

ところで、<海人丸>の航海は来年に延期になりましたが、船長の
荒木汰久治さんは、来年ハワイを出帆する<ホクレア>(ポリネシ
ア海域の航海型カヌー、昨年10月、11月号メルマガでご紹介)に
クルーとして乗船。日本まで3ヶ月かけて航海する予定とのこと。
<ホクレア>来日に関する情報は、カズーにバトンタッチ☆

荒木汰久治さんのHPもチェック!

★ ホクレア号、2007年春日本へ   by カズー★
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その荒木さん以外にも、日本人としては過去に冒険家の石川直樹さ
んらも乗船しているハワイの外洋航海カヌー<Hokule'a(ホク
レア)>号は、今年で建造から30年。
そして来年、ミクロネシア経由で日本を目指すという航海プロジェ
クトが先月正式に発表されました。

<ホクレア>号とは、双胴カヌーをベースとする航海型カヌー。
GPSやレーダー等の近代航海機器はもとより磁石やコンパスも使用
せず、星の位置や波、海流、海洋生物などの自然現象を経験的に読
み取る「スターナビゲーション」と呼ばれる古代航海術によって航
海します。

Hoklea 2.jpg
ハワイ、オアフ島に係留中の<ホクレア>号(手前)

この航海プロジェクトでは、1881年にカラカウア王が明治天皇を
表敬訪問して以来、125年に渡るハワイ〜日本間の交流を祝って、
<ホクレア号>は1月にハワイを出航後3月まではミクロネシアの
島々を周り、4月〜5月にかけて沖縄を皮切りに、熊本、長崎、
福岡、山口、広島、愛媛、そして横浜を訪れる予定とのことです。

この発表に前後したメディア報道が相次ぎ、先月行われた日本最大
のハワイアンフェスト「横浜ハワイフェスティバル」でも、この
プロジェクトを応援しているハワイ州観光局によるチャリティーT
シャツの販売があるなど、地元ハワイはもとより最終目的地である
ここ日本でも、この壮大なプロジェクトを成功させよう!という機
運が高まりつつあります。

もちろん、Salty Friends としてもこれから<ホクレア>号の動向
追っていきますので、新たな動きがあり次第当メルマガ及びサイト
の方で紹介していきたいと思います。

Hoklea 1.jpg
<ホクレア>号のデッキ。案内してくれたのはクルーのMr.ビル

この<ホクレア>号について、SFスタッフQたろーによる詳しい
レポートは、SF通信2004年10月号そしてSF通信2004年11月号
に掲載の《〜ホクレア号を訪ねて〜 前編・後編》でチェックでき
ます!

また、このプロジェクトを応援しているハワイ州観光局による
<ホクレア>号に関する日本語サイトでもその歴史から詳しく
紹介されており、「ホクレア号応援Tシャツ」の販売もあるので、
興味のある方は覗いてみてはいかがでしょう?

さらに、首都圏のFM放送局「J-Wave」平日昼の人気15分番組、
「Colors of Hawaii」でも《ホクレア号のイベント》というテーマで
先月放送があり、ナビゲーターであり<ホクレア>船長、
ナイノア・トンプソン氏のインタビューも載っています。

そしてなんと!トンプソン氏本人の生のインタビューを聞けるチャ
ンスが今月23日、福岡市であります。

(財)福岡国際交流センター主催で行われる「ハワイ文化セミナー」
において、『風と星に導かれて 〜ハワイ伝統の航海術から学ぶ
夢の叶え方〜』と題して、ナイノア・トンプソン氏による講演会
が予定されています。

入場は無料、ただし事前申し込みが必要で定員になり次第締め切り
とのこと。詳しくは、福岡県国際交流センターのこちらのページ
ご覧ください。

最後に、2007年来日航海の航路や日程については、<ホクレア>
号の運営母体であるポリネシア航海協会(PVS)のサイトで詳しく
チェックできます。


★ 読者プレゼント!帆船模型 ★
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今月の「よろず帆船人」突撃インタヴューにご登場いただいた
横浜ベイサイドマリーナの木製ヨット<ネバーランド>オーナー
府川さんより、当メルマガ読者の皆様にプレゼントをいただき
ました!!

models.JPG

懐かしいセイルトレーニングシップ<海星>のボトルシップ
(旧今井科学製)と、1851年、イギリスで行なわれた
ヨットレースに圧勝した伝説の名艇<アメリカ>(京商製)の
ソリッドモデルです。
写真でおわかりのように、両方とも箱入りのキット。年代モノ
ゆえ少々汚れてはいますが、中身は問題なしとのことです。

上記の模型を、抽選で各一名の方に差し上げます。ご希望の方は
2006年9月25日までに、お名前、ご住所、お電話番号を
明記し、stbd@saltyfriends.comまで。

メルマガのご感想、今後取り上げてほしいことなどをお書き添え
のうえ、ご応募下さい。当選は発送をもって代えさせていただき
ます。
なお、発送は府川さんから、料金受取人負担の★着払い★
宅配便でお送りします。その旨ご了承下さいませ。






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◆ 50周年記念! アントワープ帆船まつりレポート@ by いかろー ◆

 SailAntwerpen_03(c)SaltyFriends.jpg

ヨーロッパの帆船たちは夏の間、大忙し。
大小さまざまな帆船まつりやレースに参加します。

毎年開催されているTall Ships' Race は中でも最も大きな
レースと帆船祭りのシリーズで、年毎に違う港を訪れます。

今年のレースは、スペインのカディスやポルトガルのリスボンなど、
帆船や船に馴染み深い港があり、Tall Ships' Raceのスポンサー
でもある、アントワープが最後の港となりました。

僕がパリ経由でアントワープに入ったのは8月18日。
真夏・・・と思いきや、なぜだか長袖の手放せない状態でした。
昼間は暑いのだけれど、朝夕はぐっと気温が低いのです。

だからみんなこぞって、南仏やモナコ、コルシカやエーゲ海へと
バケーションにでかけるんですね。納得。

  SailAntwerpen_04(c)SaltyFriends.jpg  SailAntwerpen_06(c)SaltyFriends.jpg

夕方、下見を兼ねて運河の方にぶらぶらと歩いてみると、
街は中央駅から徒歩で半径2、30分という感じで、
非常にこぢんまりとしています。

中央駅から東側には移民たちの生活空間が広がり、
西側に進んで行くと大聖堂がある観光エリア、
その1ブロックむこうが運河になっています。
石畳特有の音をたてながら車が走る後ろから、
トラムが静かに近づいてきて、駅にとまると人を乗せて、
また石造りの街に消えていきます。

帆船たちが集まるのは、この運河と、運河沿いに北にあがった
ところにある、ウォーターフロント地区。
この地区は、コの字型にマンションに囲まれていますが、
北側に跳ね橋があり、運河につながっています。

  SailAntwerpen_04(c)SaltyFriends.jpg  SailAntwerpen_02(c)SaltyFriends.jpg

そんなアントワープの港に集まってきたのは10隻以上の
大型帆船と数々の小型帆船やヨットたち。
僕が覗いてきたアメリカの帆船レースと違うのは、
船が全てヨーロッパから集まっていること。
アメリカの場合は中南米の練習帆船や、アジアの帆船が必ず数隻は
混じっているのです。

それでも国の数だけ数えれば、相当な数。
ポーランド、ロシア、イタリア、オランダ、ドイツ、ベルギー・・・・
中には、2隻、セイル大阪に参加した船がいました。

  SailAntwerpen_01(c)SaltyFriends.jpg  SailAntwerpen_07(c)SaltyFriends.jpg

次号では、そんな中からアメリゴ・ベスプッチを紹介します。

クリア次項有Tall Ships' Races 2006
クリア次項有Tall Ships' Races 2006 Antwerpen
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◆ 今年もWYRに参加したNEVERLAND乗船記 byばーさん ◆

NEVERLANDは、37年前に岡本造船で建造された24フィートの
ディープキール、1本マストの木造ヨット:Wooden Yachtです。木
造ヨットの定義は船体が全て木造であること、必ずしもマストも
木造であるとは限りません。
現在、府川さんがキャプテンをして、横浜ベイサイドマリーナ
(以下YBM)を本拠としています。そんなわけで、十年ほど前に関
東近辺の木造ヨットオーナー十数名によって結成された木造ヨット
クラブ:WYC(Wooden Yacht Club)主催で、年1回開催される木造ヨ
ットレース:WYR(Wooden Yacht Race)に初回から参加しています。

WYR with the  Jolly Roger.jpg
海賊旗をあげる<ネバーランド>

始めはWYCで独自にレースを開催していました。しかし、数年前か
らスポンサーがつき、開催されている相模湾ヨットレースのクラ
シック部門と一緒にレースを行っています。
今回は、2年ほど前からシーボニアの経営母体の京急がスポンサー
となり開かれている「リヴィエラカップレース」のクラシック部門
への参加となりました。

2006年のクラシック部門は15艇が参加、そのうちWYC所属のヨット
はその半分程度でした。結果を先に話しますが、NEVERLANDはレー
ティングを計算しても、残念ながら17出廷中17位でした。ちなみに
16位との時間差は51分。ただし、16位は2本マストの木造ヨット・
ヨールの「タキ」でした。ヨールなので、セイルはジブ、メイン、
ミズンとステイスルの4枚もセット出来ます。
彼女とはWYRで常に着順を争っている好敵手ですが、今年は大差を
付けられました。来年に期待したいところです。

「たき」の雄姿.jpg
ライバル?<タキ>の雄姿

レース結果が先になってしまいましたが、以下にレース前後の話を
しましょう。NEVERLANDがWYRに参加するためには、ヨットを東京湾
側にあるYBMから、相模湾側にある三浦・小網代湾のシーボニアま
でもって来なければならず、レース終了後は逆に、相模湾側から東
京湾側のYBMへもって帰らなければなりません。
すなわち、YBMからシーボニアで1日、レースで1日、シーボニアか
らYBMで1日の、3日必要となります。今回は祝日の「海の日」が7月
17日月曜で、レースが7月16日となりましたので、その3日間を連休
として取れた私は、その全航程に関与することが出来ました。

その3日間を簡単に話します。7月15日土曜、天気は曇りでしたが
今にも雨が降り出しそうな天気でした。府川さんもYBMへ来るのは
現在、千葉のヨット工房での仕事がメインの日常では、久しぶり
の事。
下の写真はそのような、ちょっと整備が必要なNEVERLANDです。

NEVERLAND雄姿.jpg

レース参加回航クルーは5名、10時半出航、途中城ヶ島のハーバー
に立ち寄り、シーボニアに着いたのは午後3時過ぎでした。2日目
レース本番、クルーは昨日の5名に1名増え6名でした。レース前に
WYCの木造ヨットが小網代湾内をパレード、当然NEVERLANDも参加し
ましたが、レース委員長のK先生から「難民船」とお褒めの言葉?
を掛けられたのには驚きました。
レーススタートの11時ごろになると、レース海域は霧で視界が500
m以下となり、スタートが1時間以上も遅れると言うハプニングが
起きます。

リビエラカップスタート前.jpg
「リビエラカップ」スタート海域に集まる参加艇

レース結果は先に話をしたようなものでした。3日目、相模湾から
東京湾のYBMへの帰りの回航のクルーは4名で、昨日まで乗船してい
たクルーは3名でした。出発は10時前、昨日のレース直前を思わせ
る霧が三崎港辺りから発生。特に、定置網があり、常に航路を注意
しなければならない三浦半島先端の毘沙門、松輪沖では、いつ何時
網に引っかかるかとハラハラものでした。

府川さん&笹原さん.jpg
スタートを前に乾杯をする「ネバさん」こと府川さんと
延べ5時間ティラーを握った「けんぼー」の雄姿

そんな海域も無事通過、YBMの府川さんのバースへ着いたのは午後
3時前と予想通りでした。
NEVERLANDは来年もWYRに参加する予定です。往き帰りの回航、レー
スには常に参加者を募っています。ご興味ある方は、来年の予定に
入れてください。日取りは「海の日」が目安です。

(文中写真提供:ばーさん 感謝多謝***)
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◆ ワークショップ第2弾 「帆船のスリーディメンション(三浦流)」 by Jun ◆

スリーディメンションとははて?聞きなれない
とは思いますが、奥行き感のある紙工芸と言えば
少しわかり易いでしょうか。まずは講師の作品を
ご覧下さい。
JensKrogh.jpg

(今回の作品には額縁は含まれておりません)
これを目指します!目標は高いです

作品の題材となったのは
<イェンス・クロー>JENS KROGH
今年107歳!の<イェンス・クロー>は、1997年に開催
された「セイル大阪」に参加し、その古さから「オールデスト
シップ賞」を受賞した、デンマークの2檣ガフケッチです。
もともとは海洋画家の勢古宗昭氏が描かれた作品でした。
その中から、講師の三浦氏が今回のワークショップの為に
選び、スリーディメンションとして作成していただいたものです。
(三浦流)と、いうのはそこに三浦氏の数々の工夫やアイデアが
詰まっていて、他の「デコパージュ」と称されているものとは
まったく違うからなのです。

イェンスクロー 横.JPG
横から見ると、こんな感じ。デコパージュよりも緻密です


下絵として作品を提供してくださった勢古宗昭氏は、
「イメージを損ねていない、これなら良い!」と太鼓判。
お二人とも「海や船に親しんでくれる人が増えるならば」と
今回のワークショップに協力して下さいました。
他では実現できない二人の作家のコラボレーションです。
作品の完成度を考えるとやはり2回に分けての作業が
必要となります。芸術の秋、海に想いを馳せながらご一緒に
作品制作いががでしょうか?
みなさまのご参加お待ちいたしております。 担当Jun

−−− 詳細 −−−−−−−−−−
日時 1回目9月30日(土)
9時15分〜12時
2回目10月14日(土)
13時15分〜17時
場所 青山生涯学習館
港区南青山4-18-17 電話03-3470-4584

持ち物 ・ピンセット(できれば先が"くの字"になったもの)
・カッター、デザインカッター
・定規(金属がベター、なければ普通のでOK)
・はさみ
・スティックのり
参加費 2、500円(2回分)飲み物付き
定員   10名様、先着順、定員になり次第締め切ります。
お申し込みはこちら⇒stbd@saltyfriends.com
件名にワークショップ申し込みと書いて下さい。


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◆ Keep up!!「トマス・キッド」シリーズ続行にご協力下さい! byQたろー ◆

《トマス・キッドシリーズとは?》

みなさま、早川書房から出版されているイギリス海軍水兵の物語、
「トマス・キッド」シリーズ(ジュリアン・ストックウィン著・
大森洋子訳)をご存知でしょうか?
イギリス海軍が舞台となった小説といえば、有名な「ホーンブロ
ワー」「ボライソー」シリーズなどは、愛読なさってる方も多いと
思います。

Kydd series, brown.jpg

フランス革命後の、激動の西ヨーロッパ。イギリスと革命フランス
そしてスペインが三つどもえとなり争っていた、しかし帆船の黄金
期ともいえるこの時代の、イギリス海軍が舞台となっています。
主人公の、カツラ職人だったトマス・ペイン・キッドは、ある日
海軍の強制徴募隊(プレスギャング)に捕まり、無理やり戦列艦へ
と連れていかれます。
現代であれば「誘拐」という立派な?犯罪になるわけですが、戦時
のイギリスでは常時不足していた水兵の確保に、こういった手段が
認められていました。

canons, Victory.jpg
キッドの時代の英国戦列艦<HMS ヴィクトリー>の砲列

一介の水兵だったキッドは、やがて自らの運命を受けいれ、誰もが
認める素晴らしい海の男へと変貌を遂げます。そして天性の資質の
良さと幸運に恵まれて、一つずつ昇進の階段を登り始めるのです。
現在発行されているシリーズ5巻目では「海尉」。最終的には「提
督」にまで登りつめる予定とのこと。

実際にイギリス海軍では、水兵から昇進して最終的に提督にまで
なった人が3人実在したそうですが、厳しい階級社会のこの時代、
彼らの人生は、並たいていのものではなかったことでしょう。
キッドの海軍での活躍を描いたこの小説も、山あり谷あり。海での
生活がとても緻密に描かれていて興味は尽きません。

《キッドシリーズ、ピンチ!》

しかしこの「トマス・キッド」シリーズが、今大ピンチ!
出版元の早川書房が、シリーズなかばで発行を打ち切る可能性が
高いというのです。
日本では帆船を扱った冒険小説がイマイチ売れない、など色々と
ビジネス上の問題も推測されますが、我々帆船ファンとしては
そこを押して!是が非でもシリーズが続行されるのを期待したい
ところです。

Grand Turk, messroom.jpg
キッドの時代、水兵たちは大砲のあるデッキで食事をしたり
睡眠をとったりしていました。写真はBBC制作テレビドラマ
「ホーンブロワー」に出演した<グランド・ターク>の砲列甲板

そこで上記の紹介を読んでご興味を持って下さった皆様に、SFか
らお願いがあります。
皆様から出版元の早川書房に「トマス・キッドシリーズの続行を
希望します」と、メールでリクエストしていただきたいのです。
もちろん、すでに本をお持ちの方は、まわりのお友達にすすめる
など、積極的な「広報活動」もお願いできれば、と思います。

私達の愛する海洋冒険小説の火が絶やされないよう、みんなで
「トマス・キッド」を応援しましょう!!
メールは⇒こちらへ。
クリックするとハヤカワ書房へのメールフォームが開きます。
早川書房のサイトで「キッドシリーズ」もチェック☆

Kydd no.5.jpg
最新刊の5巻「新任海尉、出港せよ」。シリーズを飾る表紙絵は
イギリス海洋画協会会長、ジェフ・ハントによる素晴らしい
イラスト***
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◆ 明治丸ヒストリー 《7》 byQたろー ◆

《キャバレーになった明治丸》

船は時代や国の違いなどによって、昔から色々な用途に使われてき
ました。囚人を収監しておく牢獄として使われた船もあれば、レス
トランやホテルになった船、水族館になった船もあり、とさまざま
です。

日本が「文明開化」の波に洗われていた頃、やんごとなき明治天皇
をお乗せした<明治丸>が、やっとのことで度重なる災害や戦火を
かいくぐって対峙した次なる運命。それは米軍の「キャバレー」に
なることでした。

maindeck Meijimaru.JPG
米軍管理下時代、ダンスホールとして使われていた主甲板

ご存知のように昭和20(1945)年、第二次世界大戦が集結。
日本は9月2日、降伏文書に調印しますが、その直後の9月20日
には東京商船大学(現東京海洋大)は、全校舎、施設が米軍によっ
て接収されてしまいます。もちろん<明治丸>も同様です。

駐屯したのは海軍ではなく、進駐軍をおもに構成していた米陸軍の
「第七騎兵師団」。この時<明治丸>は、長引く戦争のあおりで
メンテナンスが行きとどかなかったこともあり、船底部分から浸水
が始まっていました。
接収されるまでは毎日、大学関係者の方々がハンドポンプで排水し
ていたのですが、米軍の管理下におかれるようになってからは、
排水どころか、ろくに手入れもされていなかったようです。

《源氏名は"ミセス・ジーン"》

さらに米軍は、明治天皇が乗船されたときの御座所をはじめ、船内
のいたるところをペンキで塗りたくり、なんと<明治丸>をキャバ
レーに改造!船名(店名)も「ミセス・ジーン」(マッカサー元帥
夫人の名)と変えられて、米兵のたまり場に…。当時の大学関係者
の皆さんがどれだけ憤慨されたか、心中察してあまりあります。

cuadros Meijimaru.jpg
ペンキを塗られ、消されていた御座所の日本画。現在はペンキを
撤去し、オリジナルの絵がふたたび展示されています。

さらに、いわゆる戦後のドサクサに紛れてか、船の内部の備品を
盗む輩も横行。この頃には浸水もさらにひどくなり、内部の改造
のために出入りしていた作業員の方の話によると、水はすでにメイ
ンデッキの下、1〜2メートル付近に達していたとのことです。

建造されてこの方、経験したことのない「辱め」に、ついに
<明治丸>が「もうイヤー!」とキレたのか、昭和26(1951)
年7月24日、係留されていたポンド(校池)のなかで、大音響
とともに沈座(沈没とは違い、完全に水没せずに船体が水底に着座
した状態)してしまいます。

wrecked again Meijimaru.jpg
大学のポンド内で沈座した<明治丸>
資料提供:東京海洋大学

沈んでしまったボロ船などに用はない、と思われたのでしょう。校
舎の方は依然として米軍の管理下にあったものの、<明治丸>の接
収のみ、10月18日に解除されます。そしてこの管理の名目で
ようやく船内に関係者の出入りが許可されることになりました。
あぁ、良かった***

次回は<明治丸>を引き上げろ!!浮揚工事のアレコレ、です。
posted by SaltyFriends通信 at 21:35| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

◆ よろず「帆船人」突撃インタヴュー【8】 by Qたろー ◆

神奈川県、横浜市の金沢区にある「ベイサイドマリーナ」で
海賊旗をあげているヨットといえば、<ネバーランド>!!
1969年建造の木製ヨットで、ヨットながらちゃんと可愛い
ビレイピン(索留め栓:大型の帆船などで、セイルやヤード
(帆桁)を動かすロープを固縛する棒状のもの)がついています。

かつて日本で航海していたセイルトレーニングシップ<海星>とは
何度も「戦火」を交えた仲。(戦火と言っても、水風船やうどん
爆弾をぶつけあったり、ロケット花火を打ち上げたり…ですが)
<海星>で、東京湾や相模湾を航海なさったことのある方なら、
この<ネバ号>との「海戦」に参加された経験をお持ちの方も
たくさんいらっしゃることでしょう。

=====<ネバーランド>と府川さんのご紹介=====

<ネバーランド>要目

船名:NEVERLAND
建造:1969年 
帆装形式:マストヘッドスループ
構造:木造ダブルプランキング
全長:24.11フィート(約7メートル半)
補機:ボルボMD1
排水量:3トン

wody241.JPG
駿河湾をクルージングする<ネバーランド>

お名前:府川光さん(通称『ネバさん』)
ご職業:シップビルダー 
千葉県夷隅郡にディンギー、カナディアンカヌーの造船工房
「新世代木艇工房」をかまえ、日々船造りに励む毎日。
ヨット歴は25年以上。好きなものはチューハイ。

ネバさん&シルヴィ.jpg
ネバさんと工房の「看板娘」ネコのシルヴィちゃん


以下、ネバさんにお答えいただいた、一問一答です。
 Salty Friends:【SF】ネバさん:【NE】

【SF】工房を始めようと思ったきっかけは何ですか?

【NE】「S&G工房の故藤田純雄さんのディンギーに出会い
    魅せられたのが始まりです。
    藤田さんの指導で、会社員だった頃から船を自作して
    いましたが、本格的に始めようと昨年の夏、ここ
    (千葉県夷隅郡)に工房を開きました」

ネバ工房 1.jpgネバ工房 2.jpg
緑深い夷隅郡にある「新世代木艇工房」
左:手前左が新製品、カナディアンカヌーの美しいハル(船殻)
右:オールは丈夫で良くしなるツゲの木で作ります
    
   
【SF】25年以上海に親しまれていて、とくに印象に残って
    いる出来ごと(感動したこと、恐かったこと)は?
         
【NE】「平成5年にはじめて<海星>での航海を体験しましたが
    その<海星>で初めて韓国に行ったとき、風のない
    玄界灘で見た夜光虫の光は本当にきれいだったなぁ」
    
   「海でとくに恐いのは『霧』。<ネバ号>はレーダーも
    ないし、積んでるのはハンディタイプのGPSのみ。
    視覚、聴覚に頼るしかないんですよね。霧のときは本
    当に緊張します」

リビエラカップスタート前.jpg
今年も7月、神奈川県の三崎で行なわれた「リビエラカップ」。
霧のためスタートが1時間遅延(写真提供:ばーさん)


【SF】海に出ていて、一番幸せだなぁと感じる時はどんな時
    ですか?

【NE】「お酒、それもチューハイを飲んでる時!(キッパリ)」

【SF】これからのセイルトレーニング(帆船を使った体験教育)
    についてどう思われますか?
    
【NE】「近年、日本から帆船が減りつつあるのは大変残念。
    セイルトレーニングは、協調性、社会性を養うのに
    とても良いと思います。せっかく根付きかけたこの文化が
    途絶えることのないよう、民間のセイルトレーニング
    シップが、ぜひもう一隻欲しいですね」
     
【SF】最後にSalty Friendsにメッセージをお願いします。

【NE】「帆船をとりまく環境の底辺は徐々に広がりつつあると
    思いますが、欧米などにくらべ、まだまだマイナーな
    趣味という感じが強い。
    個々の帆船運営団体とは違う、ユニークな情報発信源
    として、これからもがんばって下さい」    

Primarycadet.JPG     
「新世代木艇工房」主力商品「プライマリカデット」
扱いやすいラグセールは初心者にもおススメ☆     
     
日本ではまだあまり馴染みのない、帆船を「自分で作って乗る」
という趣味。「新世代木艇工房」では、作ってみたいという方を
応援します!ディンギー、カヌーともキットあり。特注、改造
なんでもあり。
自分だけのオリジナルの船を作る楽しみを、ぜひ味わって下さい
とのことでした。

詳しくはクリア次項有「新世代木艇工房」のHPで!

posted by SaltyFriends通信 at 02:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

◆編集後記◆ ByJun

9月に入り残暑もしのぎやすくなりました。
今年の夏、どのように過ごされましたか?
みなさんの海・船の楽しい思い出があったら教えて下さい。
私のこの夏の思い出は、ぷかり桟橋で久々に
「水風船」ぶつけられた(?)事が一番の思い出です。
あ〜楽しかった。
今月はいかろー&Junの二人で担当してみました。
「なんだか違う」と感じた方、通ですね。
メッセージの宛先は全てコチラ ⇒ stbd@saltyfriends.com。
みなさまからのお便りお待ちしています!
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帆船で 海、 行く?『Salty Friends通信』毎月10日配信
 ★編集:Jun(SaltyFriends http://saltyfriends.com
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